会社では教えてくれない営業術 153 犯人探しはあきまへん!

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ビジネス・マーケティング
今日もご覧いただきありがとうございます。
営業トレーナー&アンガーマネジメントコンサルタント
Office M & Rの坂山一哉です。

今日は、「それ!犯人探しちゃうの?」ってことを書きたいと思います。

前回、人のせいにするな!ってことを書きましたが
それにプラスして、もう一つ事例を思い出しました。

こんな上司がいたらどう思いますか?

上司
「Aくん、最近Bくんのことなんやけど、君からみて彼の仕事ぶりはどう思う?」

A君
「結構頑張ってるんと違いますか?」

上司
「そうかな!俺は提出物とか遅いと思うんやけど!」

A君
「確かにそういうところありますよね!」

上司
「やっぱり君もそう思うか!そやろあかやろ。そこな、C君も同じ意見やってん。」

A君
「でも確かに遅いけど、結構頑張って営業しているし成績も悪く無いと思いますけど」

上司
「そうか〜〜!でも、あんまりみんなと一緒にいたく無いタイプと違うか?
 先日の飲み会も断ってきたし!」

A君
「そう言えば先日は断ってきましたね。」

上司
「やっぱり君もそう思っていたか。そのこともC君は言ってたな。
 俺の見た目は間違っていないよな」

そして上司はB君に告げるのです。
上司
「B君、提出物が遅いってみんな言っているよ!それに飲み会とかも参加したがらないのって協調性がないってみんな言っている。私もそう思うんだよね」

如何でしょうか?
こういう経験された方いらっしゃいませんか?
この話、さらに続きますが
何が気にくわないのか、上司はB君の粗探しをしています。

でもそれを裏付けることをするのに別のメンバーに意見を聞き、自分と同意見を求める。

B君を悪い者に仕立てていますよね。
これ言い換えると犯人探しだと思うのです。

仕事をしていると様々な意見の食い違いや考え方の食い違いが生じます。

上司としたら面白く無いこともあるかもしれません。
でもメンバーからすると・・・

なかなか上司に反抗的な態度をすることもできないのです。
それなのに、犯人探しのように同意を求めるような質問を繰り返す。

それもたくさんのメンバーに同じことをする。
多分自分の意思では決められない方なのでしょうね。

でもこういう行為は絶対にメンバーからは
信頼されないことですからやってはいけないことです。

上司
時には本当に迷うこと多々あると思います。
いろいろな意見を聞きたいこともありますし、参考にしたいとも思います。

でも最後の決断は上司です。
絶対に誰かが言っていたとか、そういう意見があるなどと言ってはダメなのです。

一気に信頼関係が崩れますよ。
そうなると元に戻すのにはかなりの労力が必要ですが私の経験では、戻った記憶はほぼありません。

上司として、絶対にやってはいけないこと。
他にもありますよね。

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