会社では教えてくれない営業術 152 俺のせいではない!

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ビジネス・マーケティング
今日もご覧いただきありがとうございます。
営業トレーナー&アンガーマネジメントコンサルタント
Office M & Rの坂山一哉です。

今日は、「俺のせいでは無い」ってことを書きたいと思います。

先日、昔の元メンバーと今後の仕事に関しての打ち合わせをした時のことです。
そのメンバーは前職を辞め、別の会社に就職しているのですが
今の上司がパワハラ気味で困るとのこと。

この話を聞いた時ある話を思い出しました。
もう随分前の話、入社二年目くらいだったと思います。
一つ上の先輩からある告白をされました。

「仕事しんどいねん。色々と言われるしほんまにしんどいねん!」って。

何がしんどいのか尋ねると
「上司や先輩にかなり言われているやろ。
 俺どんくさいのはわかっている。
 でもあそこまで言われると・・・
 お前はええよな!何にも言われへんから!」
って告げられたのです。

その後、会社も休みがちになり、
二ヶ月後には会社を辞めていかれました。

私は相談されたけど、何にも出来ず、
「先輩頑張りましょや!」って言ったのですが
そこは先輩としてのプライドもあったのか、
「わかっているわ!」って言われたのです。

でもそれが最後の先輩としての意地だったのかもしれません。


そして先輩が辞めた後のある飲み会での席で・・・
「やっぱりあいつはあかんかったよな。」
「この仕事に向いてへんかってんで!」
「営業センス無しやったもんな!」など、
上司や先輩が散々辞めた先輩の悪口を言ったのです。
そして最後には、
「俺らのせいではないよね!」って言い放たれたのです。

言い返したかった!でも言えなかった。
当時は言い返すと何が待っているかわからない。
一番下の私には何もできず、悔しさだけが残りました。
それとともに、私にだけ打ち明けてくれた先輩に、
本当に申し訳なく思ったのです。

先輩はどうしているのだろうか?
今ならほぼ間違いなくパワハラと言われるでしょう。

そういう時代を懐かしいと思う反面、
そうなってはあかんと思ってやってきました。

なんでも話ができる、言い合える組織を作ろうと思い
やってきたと思います。

でも、でもです。
やはり上司とメンバー。

そこには絶対的に上下関係というものが付き纏います。
なので、いくらこっちが「なんでも言ってや!」って
言っても、言うはずがありません。


だからこそ、こちら側の言動に注意すべきではないでしょうか?


「俺のせいでは無い!」
この言葉を思い出した先日、
打ち合わせをしたメンバーとは、
もう上下関係はないので、
私を使えるところはうまく使って
お互いのプラスにしようね!って伝えました。


そう感じてくれると本当に良いんですけどね。



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