会社では教えてくれない営業術 122 メンバーのちょっとした変化に気づいてあげて!

記事
ビジネス・マーケティング
今日もご覧いただきありがとうございます。
営業トレーナー&アンガーマネジメントコンサルタント
Office M & Rの坂山一哉です。

管理職でメンバーがいるあなた!
メンバーのちょっとした変化に気付いていますか?

数年前の話、
あるメンバーが関東から転勤してきました。
陽気で明るい彼と、よく飲みにも行きました。

数ヶ月経ったお盆明けのある日、
ふとあれおかしいな?って思ったことがです。

お盆には家族と共に関東に戻ったのですが、お盆も終わり彼だけが大阪に戻ってきました。
まあ夏休み中ということもあり、ご家族は関東で夏休みを過ごされるのだろう、なんて思っていたのです。

しかし数日後、また彼が関東へ。
家族を迎えに行くと私には言うのですが、週末の金曜日に休みを取り関東に向かったのです。

その時です。
あっ!なんかあるな!って感じたんです。

そしてその次の月曜日。
私は有給休暇を取得していたのですが、夕方彼から電話が鳴り「会っていただけないでしょうか?」と。

近所のファミレスで待ち合わせをし、彼と会った瞬間に私が「会社辞めるんか?」と言ったのです。
彼は、「えっ、何で分かるんですか?」って。

皆さんも上司が休みの日に呼び出してまで会おうとしているなら、何かあったな!って気付きますよね。

でも彼が驚いた理由は、いきなり会社を辞めることを言われたから驚いたとのこと。普通上司は何かあったんか?って聞くのが普通では?って彼は言うのです。

普通はそうなのか?
何が普通かわかりませんが・・・

ここで皆さんにお聞きしたいのがメンバーからの相談事がある場合、
どういう身構えで聞かれますか?

私は最低・最悪のシナリオで聞きます。この場合も、最悪は会社を辞めるです。

では何故こういう聴き方をするか?
今まで相談事も色々受けましたが
何かあった?って聞くと
実は・・・
いや・・・
言いにくいんですが・・・
ってなることが多かった。

しかし最悪な想定をして聞いて上げるとメンバーも喋りやすくなるんです。

この場合も「辞めるんか?」って聞くと
「なんで分かるんですか?」との返答になり事情をちゃんと話してくれます。

またこちらも想定しているので受け止めやすいのです。

これが「辞めませんよ!」ってなれば
メンバーから「なんでそう思ったのですか?」って聞かれても
「いや〜、嫌な予感がしてさ!」的に話が出来ますし、
メンバーも悩み事を打ち明けやすいですよね。

ではここに至るまでに彼が関東に帰ったことで
何故「何かあるな?」って思ったかです。

彼は関東出身ですが、関西は初めてです。奥様とお子さんは男の子が一人。

でも大阪に来て結構本人も、また奥さんや子供さんも気に入って生活されていました。

しかし何度か飲んでいるうちにご実家のこと、奥さんのこと、子供さんのこと
など、色々と教えてくれたのです。

彼との話の中で、出来るだけ早めに関東に戻れるようにするのも私の仕事だと思っていました。

その中でのこの退職の話でしたので本人・家族が納得しているのならと
それだけを伝えました。

やはり大事なのは
常日頃からコミュニケーションをとっておくのは当たり前であり、そして出来るなら仕事上の話だけではなく、本人そして家族などの事情も知っておくことが本当に大事であると思います。

彼が最後に辞める時に言ってくれた言葉
「坂山さんは本当に見てくれている人でした。嬉しかったです」と。

私が東京にいた頃に、何度か飲みましたが頑張っているようです。

今はすぐには会えないのですが、今度オンライ飲み会でも
せえへんか?って声をかけてみようかな?

メンバーとのコミュニケーション!
大事にしてくださいね。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す