行動経済「プロスペクト理論」

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マネー・副業
おはようございます。
HIROです。

今日からまた月曜日ですね。

まだまだ東京ではコロナ渦ですが、
地方の方では緊急事態宣言も解除され、
だいぶ緩和されつつあるようです。

確実に余波はあるでしょうが、、、

さて突然ですが、皆さんに質問です。

1万円を手に入れる喜び
1万円を失うショック。

どちらが大きな出来事に感じますか?

多くの人は、失う1万円のほうが
遥かに大きな出来事に感じると言います。

このような心理傾向を
プロスペクト理論といいます。

人がお金を扱うときには、
誰もが確実に得をしたいと感じ、
損をするリスクはできるだけ
避けたいと感じます。

それなのに、
宝くじはしっかり買いますね笑

一見、矛盾しているように見える
この人間の心理は、
プロスペクト理論を学べば
理解できるようになります。

もちろんFXなどの投資でも損をしない心理を
手に入れることに役立ちますし、

マーケティングに応用すれば、
お客さんの購買意欲を2倍以上に
高めることも可能です。

プロスペクト理論の概要です。

人は利益を得る場面では、

「確実に手に入れること」を優先し、
反対に損失を被る場面では、
「最大限に回避すること」を優先する
傾向があります。

ざっとまとめると、

人は得するよりも
損したくない気持ちのほうが強い
という結論ですね。

プロスペクトは、

「期待・予想・見通し」

といった意味があります。

今日はこの理論をよく分かる例を出しましょう。

次のような宝くじがあったら、
あなたはどちらを買いますか?

A:90万円もらえる(確率は100%)
B:100万円もらえる(確率は90%)

このくじの場合、ほとんどの人がAを選びます。
確実に90万円もらえるなら
そんな楽なことはないでしょう。

一方でたとえ100万円もらえるとしても
まったくもらえない10%のリスクは
背負いたくありません。

ですが、期待値はどちらも90%なのです。
ここに注目しておいてください。

期待値とは、手に入る見込みの金額を平均で
表したものです。

Bの条件では、
100万円が90%の確率で手に入るので
期待値は90万円となります。

では次のような場合はどうでしょうか?

確実に損をするくじを引かなければなりません。
あなたはどちらを選びますか?

A:90万円を失う(確率は100%)
B:100万円を失う(確率は90%)

この条件の場合、多くの人がBを選びます。
こちらの期待値もどちらも-90万円です。

期待値は先程同じく同額なのに、
損失を目の前にすると、
確実に90万円失うよりも
全く損をしない10%の確率に
望みをかけたいと感じるのです。


これらのことから、
利益を得られる場面では
利益を逃すリスクを回避して
損失を被る場面では
リスクを負ってでも損失を最大限に回避する
傾向があることがわかります。

このような行動は損失回避バイアスや
損失回避性と呼ばれています。

今日はここまでにしましょう!

これから数日に渡ってわかりやすく
解説していきますね!

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

明日もまたよろしくお願いします。

HIRO
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