人の行動を仕組み化してタダで仕事をやってもらった話

記事
コラム
私は普段就労移行支援で働いているのですが、思っているよりも事務作業がなかなか多くて毎日チェックすることが多く大変です。

ですから常に余計な事務作業が一つでも減らないかということを意識して仕事をしています。

幸い私のような下々の者にもある程度裁量が与えられている職場ですので、やり方を仕組み化することでいくつかの無駄を省くことができました。

まず一つ目はケース記録の入力。エクセルで利用者ごとにファイルを作って管理しています。とても大事なことですが毎日入力しなければいけないので面倒です。

さらに面倒だったのが利用者ごとにフォルダが分かれていたのでそれぞれの Excel のファイルにアクセスするのに何度もクリックが必要で面倒でした。

そこで私はエクセルのファイルのショートカットを作って全て一つのフォルダにまとめてデスクトップにファイルを置くことしました。

こうすることでファイルを探し出してクリックするというちょっとした手間が減って職場の皆が自分で記録を記入してくれるようになりました。

あとは効率化ではないですがウォーターサーバーの前に張り紙を設置したりもしました。

水を飲んで健康になりましょうというようなたわいもない内容ですが、その張り紙をすることで水を飲む人が増えました。(水を飲むことは不定愁訴の改善になります)

こんな風に強制的にやらせるのではなくより良い選択肢を提示することで自然と相手に良い行動を取らせることナッジと言います。

コストコの大きなカートを見るとつい商品を詰めたくなりますが、それも購買行動を加速させるための仕組みのひとつです。

このような仕組みを準備しておくことは相手の抵抗感を和らげ行動をしてもらうのに有効です。

ロボット掃除機を使ったり洗濯乾燥機を使ったりといった道具による自動化というのはよく聞く話ですが、人の行動を自動化するという考えを持つことでより自分が集中したい仕事に集中することができます。

ココナラではこのような様々な心理学に発する話など相談をお受けしていますのでぜひ一度ご利用ください。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す