『週1de学ぶ音楽の話』「鳥と音楽」

記事
音声・音楽
みなさん、こんにちは!
MOE音楽教室の小松萌です。

4回目となりました、「週1de学ぶ音楽」シリーズ!
前回の内容は「オペラ」でしたが、思い切ってクラシックもいいな〜!なんて思った方はぜひ声かけてくださいね。レッスンできます!!

さて、今回も身近に感じる音楽の話を書いていくのでぜひ最後まで読んでくださいね!

第4回目のテーマは・・・
【鳥と音楽】
よく、鳥が楽しそうに歌っていたり、話している動画を見かけますよね。
実際にインコなどをペットとして飼っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、なんでインコって歌うの!?というよく考えてみるとなんだか不思議な、鳥の声についてご紹介!

今回は「ペットとして飼われているインコが歌える不思議」をお届けしたいと思います。

まず、私たち人がどうやって歌ったり話したりしているのか説明しますね!
人は、喉の奥にある「声帯」という薄ーい筋肉を震わせることで「声」を作っています。
その「声帯」を脳でコントロールし、口を開けて、舌を動かして「言葉」を話しいるのです!そしてコミュニケーションをとっているというわけなんです。
そう考えると、私たちは「話す」という行為をするだけでもしっかり「脳」を使っているんですね〜。

この「声帯」がない動物はいくつかいるそうですが、身近な哺乳類の中では「うさぎ」だそうです。
確かに、うさぎって鳴いているの聞いたことないですよね・・・・
理由は「天敵から逃げるときに声を出して見つからないようにするため」。
か、賢い。
うさぎは声帯ではなく、鼻を鳴らして音を出しているそうです。
ですからペットでうさぎさんを飼うことがあったら、鳴く時はよっぽどの時ですから気づいてあげましょうね!

さてここでインコをみてみましょう。
実は・・・・インコにも「声帯」はありません!!
・・・・え?・・・って感じですよね。笑

インコなどの鳥類には声帯ではなく、「鳴管」(めいかん)と呼ばれる器官があり、この器官にある2つの膜を震わせることで発声をしているんです。
鳴管があることで「音」を鳴らすことができているというわけ。

・・・でも、「音」は鳴らせていても言葉喋るの不思議!って思いませんか?
実はインコにある「鳴管」の周りには筋肉がとても発達しており、その筋肉を動かして人間の「言葉」を真似ているそうです。
なかなかやりよる。

そもそもインコなどの鳥は、声を出すことで仲間とのコミュニケーションをとっています。
ペットとして飼われている鳥は、人間のことを「仲間」と思い、その仲間の発した言葉を真似してコミュニケーションをとっているそうなんです。
そう考えると、よく喋るインコを飼われている方はきっとものすごい絆で結ばれているのでしょう・・・いいなぁ・・・・

また、インコのもっとすごいのは「脳」の働き。
音を聞いて、その言葉を脳で理解して真似することができる!ということです。
例えば、ペットとして飼われている猫や犬は発声することはできても同じ言葉を真似して言葉にすることはできないですよね。
インコはその点、聞いた音を脳で学習し、鳴管で調節して出すことができるんです。
賢いですよね〜。

ただ、真似して声が出せたとしても、意味はわかっていないそう。笑
ただただ、真似っこができるだけなんだそうです。
なんだか意味が分かっててお喋りしてくれてそう・・・と思っちゃいますが、飼い主さんが話しかけた言葉を覚えて口に出しているだけだから、コミュニケーションはとっているけど、インコからよくわからない回答が返ってきちゃうみたいです。
それでも一生懸命コミュニケーションとろうとしてくれてるんだな・・・って思うと可愛い生き物ですよね。

歌っている鳥さんもいますが、「鳴管」という器官で操作して歌っていると考えると結構すごいことしてますよね!

また、歌う鳥さんと歌わない鳥さんがいるのは、「異性へのアピール方法の違い」があるからだそうです。
見た目がとても綺麗な鳥は、色彩や大きさなどでアピールするため、「残念な歌」だそう。笑
一方、色彩などは特徴はあまりない鳥は、とても「綺麗な歌」を歌うそうです!
人間は声帯を使って、鳥は鳴管を使って声を調節する、それぞれ使うものは違うけど、とても繊細な道具を操っているなんて不思議ですよね。
ましてやそれを使って、私たちは歌っている、、と思ったら丁寧に、傷つけないように壊さないように歌えるようにしていきたいものですね。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す