執着のはなし

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学び
人は生きていれば
無意識に何かしらに
"執着"し、依存してしまう生き物です。

"執着"とは、"怖れや不安"から発生し
私達を生きにくくする
厄介な感情です。

怖れや不安は私達が最も嫌う
感情の1つです。

だからこそ、執着してでも
恐れや不安を回避しようとします。
しかし、
"執着"は私たちの心から幸福感を奪い
私たちの幸せをジャマしている
と言っても過言ではありません。

本日は
そんな"執着"の話をしていこうと思います。

"こだわり"と"執着"の違い
こだわりには希望も夢もあって
とてもポジティブな状態をさします。

一方、執着とは、
例えば、あなたがある人物(もの)が
気になってたまらない、
心のほとんどがそれを占めており
「絶対手に入れたい」
「絶対手放したくない」
と思い、色々な努力を重ねるが、
そこには希望も夢も喜びもない状態。
その心を占めるのは怖れ、不安、悲しみ、無価値感
などの感情ばかり。

つまりこだわりと執着の違いとは
そこに「喜び」があるか「苦しみ」
ばかりを伴うかにあります。

「感情」を手放すと「執着」も消える
執着はあらゆる人やものを対象とします。
じゃあそれらを手放せば執着はなくなるかと
言えばそうではありません。

なぜなら本当に執着している対象は
人やものではなく
それに映し出されている感情だからです。

過去の恋愛に執着している人も
お金に執着している人も
その背後には必ず、「強い感情」が存在しており
多くの場合がネガティブな感情になります。

執着の対象となっている人やものには
処理できなかった感情をどうにかしようと
あがいている心の様が映し出されています。

何かに執着している事に気付いたら
まずはその対象に映し出される感情を
見つめることが大切になります。

本当に欲しいのは正解でなく納得
執着で悩んでいる人の多くが執着の原因やその
解決策を分かっている場合が多いです。

しかし

「こうすればいい」というアドバイスを示されても
頭ではなく心が納得しないと人は
執着を解こうとしません。

つまり
”自分に都合よく、心地のよいアドバイス”
しか聞き入れたくない
という感情が潜んでいます。

そんな人は
”今あるものごとは必然であり
自分に起きていることは全て正しい”
そう思うようにして下さい。

正解はあなたの中にしかありません。

他人から与えられたものではなく自分で見出した
答えだからあなたは歩き出す事ができます。

執着を手放して新しい自分へ
人が抱える悩み、
その多くは「執着」という
歪みが原因になっています。

”安心したい”
という欲求を普通よりずっと強く持つ人もいて
安心感を得られるもの、
つまり、怖れや不安を回避できるものに
"執着"するようになり、
結果として幸せを感じづらくなります。

私達人間は"執着"するものが、
少なければ少ないほど、
"楽に、そして自由に"生きることができます。

あなたを生きづらくしている
"人"または"もの"
は何ですか?

それは"執着"するほど大事なものですか?

それに"執着"する事で
心が疲弊したり、
ストレスになるようなら
思い切って手放してみてはいかがでしょうか?

今あなたが必死で掴んでいるものを
手放す事が出来れば
きっと新たな幸せは舞い込みます。


ではまた!
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