行動経済学のはなし

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学び
当たり前ですが私たちは日々
多くの意思決定を
繰り返して生きています。

ただ、今日の話を聞く事で
実は、私たちは無意識のうちに何らかの
情報や意図のもとに
"選択している"
つもりが
"選択させれている"
という事に気付く事が出来るでしょう。

知っている物や見た事がある物を買ってしまう
「TVで見た事ある」
「最近よくみかける」
「友人が使っている」
こうした商品は私たちの記憶に残り
思い出しやすくなります。

なので、値段や品質を細かく調べもせずに
直感的にその商品を選んでしまう傾向にある。
このようになじみのあるものを選択する
意思決定プロセスを
「利用可能ヒュースティック」
と呼びます。
たまに街中で見かける宣伝カーもこの
心理効果を利用したマーケティングですね。
同じ音楽を何度も聞く事で親しみやすくなり
好印象を与えて、即売を促しています。

損をすると分かっていてもやめられない
投資したお金や労力、時間に対して
回収できないと分かっていても
「もったいない」
という心理が働き途中で
中断する事が困難になることを
「サンクコスト効果」
といいます。
パチンコにハマる人が良い例ですね
今やめれば損失は少なく済む事は分かって
いるが、投入した金額を取り戻したい、
損したくないという気持から継続してしまい、
損失は更に大きく膨れ上がります。

表現方法で印象は大きく変わる
栄養ドリンクなどでよく見かける
「タウリン1000mg」といった表記は
「タウリン1g」より多く感じませんか?
実際は同じ分量でも単純に数字の大きい
方を多く認識します。
このように表現の仕方が変わると
印象も大きく変わる事を
「フレーミング効果」
といいます。

ネガティブな表現が購買を促進する
私たちはポジティブな情報より
ネガティブな情報に注意を向け
記憶に留めがちです。

これは
「損失は出来るだけ回避したい」
という性質と強く結びついています。

そこで売る側は消費者の
恐怖心を煽る事で商品の
必要性をアピールしようとします。

つまり
"高い雑菌効果で雑菌を退治します"
より
"まな板には雑菌がウヨウヨ繁殖しています"
だったら後者の方を選ぶ傾向にあるわけですね。

以上のように、
私たちは合理的に生きていると思っていても
実際は時と場合によって非合理な
選択を選ばされている事もあります。

行動経済学を理解する事で
これまで知らず知らずに選ばされていた事も
一度立ち止まって考える事が
出来るようになるでしょう!

ではまた!
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