みなさんこんにちは。
本日は久々に英検ネタです。
今回は英検準1級の英作文にフォーカスを当てていきます。
1、英検準1級の英作文問題
3級から段階的に受けている方にはお馴染み英検名物の英作文。
階級によってトピックの難易度や指定文字数が変わります。
準1級のインストラクションは以下のようになっています。
● Write an essay on the given TOPIC.
● Use TWO of the POINTS below to support your answer.
● Structure: introduction, main body, and conclusion
● Suggested length: 120~150 words
TOPIC
Will societies with low birthrates face a crisis in the future?
POINTS
● Workforce
● Food shortage
● Technological innovation
● Environmental problem
インストラクションから英語になっておりますが、他級と比べても内容に大きな違いはありませんので、英検に慣れている方なら問題ないかと思います。
トピックに対して、扱うべきポイントが4つ箇条書きされているので、
ここから2つ選んで自分の意見と絡めて書いていきます。
2級では、このポイントを使うかどうかは受験者に委ねられていました。
しかし準1級では、どうやらトピックを使うのは必須条件のようです。
某Youtuberがポイントを使わずに英作文を書いたところ、
-1点の減点のみだったようです。
とはいえ、この方は英語のプロです。
普通の受験者であれは、その1点がとても重要な点数なので、
ぜひ、しっかりポイントから2つ選んで書きましょう。
2、英作文トピック
準1級ともなると、今なお社会で議論されているようなトピックを聞かれ、
Agree/Disagree まではすぐ決められるけれど、理由と言われると思いつくのに時間がかかる温度感の事を聞かれます。
私は試験勉強ので中で「再生可能エネルギー」に関するトピックが出てきて、
環境問題にうとかったので、そもそも再生可能エネルギーとは?からググりました笑
それでは実際にどんな英作文問題が出るのか、見ていきましょう
★Should cloning research be promoted, or should it be discontinued?
〈Point Food supply / Ethic / Endangered species / Risks 〉
★Agree or disagree: The use of military force is sometimes justifiable
〈Point Self-defense / Moral / Terrorism / Advanced Technology 〉
★Should rich people be required to pay higher taxes?
<Point Government funding / Equality/Competitiveness / Motivation>
いかがですか?ニュースでは聞いたことがあるけれど、
そこまで真剣に議論してきたことはないようなトピックが並んでいますね。
それに、2つ選んで使うように指示されている単語リストも、時々難易度の高い英単語が見受けられます。
3、構成と書き方
それでは最後に、私がどのくらいの時間を使ってどのように英作文を書いていったのかをまとめます。
ちなみに私の試験結果は16点中14点だったので、少しは参考になると思います。
こちらの問題を例に見ていきましょう!
TOPIC
Should people’s salaries be based on their job performance??
POINTS
●Age
●Company profits
●Motivation
●Skills
①Yes か No かを決める
ここは他級と一緒です。まずはエッセイの方向性を決めます。
私はYesに決めました。
②使うポイント2つと自分の意見・理由をまとめる(日本語で)
ここも2級同様のプロセスです。
使う単語を決めて、どういう理由と絡めていこうかを決定していきます。
日本語でパパっとメモだけしておきます。
使う単語
Company profits / Motivation
意見
理由1:
会社は利益を追い求める組織なので、利益を大きく出した人にしっかりリターンを与えるべき。
理由2:
昨今では給与が上がらないことを理由に故意にパフォーマンスを下げる人がいる。しかしパフォーマンスによる評価で給料が決定されると、努力が報われより頑張ろうとする従業員が増える。
こんな感じで書こうかな。という骨組みが出来ました。
③清書前に、このエッセイの核となる部分の英文を文字数を考えてまとめる
ここのプロセスは英検準1級で初めて行ったプロセスです。
というのも、試験勉強中に直面した文字数問題がありました。
準1級の英作文は120~150文字で書くように指示があります。
2級の英作文がMAX100語ですからそこにプラスあと2文くらい書き足すイメージですが、
プラス2文書くと150文字オーバー、でもプラス1文だけだと微妙に文字数が足りない。。。。
ある程度英文が書けるからこその弊害がありました。。。(´;ω;`)
いざ書き始めても、この文字数問題で中盤で苦戦します。
しかし、準1級の試験は他の級と違い時間もタイトなので、
悠長に書いたり消したり何度もできる時間もありません。
だからこそ、大まかにでも書こうとする英文をまとめて、
ある程度文字数にめどをつけておく必要があります。
英検を受けた事のある方ならほとんどの人が実践していると思いますが、
自分なりのひな型を準備しておきます。
そのひな型を使って冒頭の導入と結論はひな型を使って大体40~50文字稼げるので、自分で考えて書き進めるのは70~80文字程度。
メインボディを2段落構成にするとして、1段落30~40文字程度。
ここの各段落部分の内容を清書する前にある程度固めておく必要があります。
④いざ清書
いよいよ丁寧に書き進めていきます。
ある程度文字数のめどはつけているものの、まだ正確でないので、
1段落書いたタイミングで必ず文字をカウントしながら次の段落に行きます。
私はこの英作文に練習では25分、本番では30分の時間を確保しました。
確実に点数を取っていくためにも、これくらいの時間をかけることはマストかと思います。
私は。①~③の工程を10分、④の清書の部分で20分という内訳を意識しました。
文字数に気を付けることもそうですが、
準1級の英作文では、何度も同じ表現を使うと減点されていきます。
例えば、
Should people’s salaries be based on their job performance??
に対して、私流フォーマットに沿って冒頭分を書くと、
I think that people’s salaries should be based on their job performance.
になります。いわゆるコピー&ペーストです。
これが減点対象となります。
使う単語や言い回しを少し変えることが求められます。
意味をブラさずに英文を少し書き換えるとこんな感じです。
I think that employee's salaries should be determined by their job performance.
このように、トピックのコピーや、文中で同じ単語を繰り返し使うことを避け、類義語を駆使して文章にバリエーションを持たせてあげると、減点が少なくなっていくと思います。
4、試験勉強としてやること
試験勉強でやることはもちろん実際に時間を計りながら英作文を書き終える訓練をすることがまずは必須です。
時間以内に書き終わらければ元も子もないですからね。。
もうひとつ大事なことは、できるだけたくさんの過去問と予想問題に目を通すことです。
本番はどんな問題が出るか分からないですし、
準1級ともなるとやはり、瞬時には答えが浮かびにくい少し難しいトピックが扱われます。
本番では意見の整理の時間は10分くらいしか持てませんから、ゆっくり考えている時間がありません。
だからこそ、できるだけ多くのトピックに対して事前に意見の引き出しをもっておくことが大切です。
ここで、私の勉強ノートをチラ見せします!!
意見を出すことがメインで、この中から特に苦戦したものをセレクトして実際に英作文を書く練習をしました。
こんな感じで、
日頃からトピックに対して、模範解答から意見を吸収したり、
自分なりの意見を書き留めたりしながら、
どんなトピックが来ても対応できるように、自分の考えをまとめていました。
これは、その後の面接試験でも使えます!!一石二鳥です!
5、まとめ
いかがでしたか?
120字で自分の意見をまとめることは、日本語でも大変ですが、さらにそれを英語で行うことは難しいことだと思います。
ポイントを押さえながら、しっかり演習を積んで合格点を突破できるように頑張りましょう!!