Vo.4|派遣営業マンが知らないと損する、採用率のUP術

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ビジネス・マーケティング
派遣業界では、「面接」は禁じられております。

派遣先企業には派遣の人材を選ぶ権利がないのです(これは法律で決まっております)


派遣社員は、派遣会社と契約を交わしている「派遣会社」の人材になりますし、派遣先企業と派遣会社にて必要な人材のヒアリングを行い、そのヒアリング内容に近しい登録者をご紹介するというのが大前提の定義です。そのため、「顔合わせ」という名目で派遣社員の良し悪し(表現雑っ!)を判断しなければいけません。


このあたりの詳しい下りは、ググっていただけたら参考になる記事が沢山出ております。(端折って申し訳ないです。)


本日は派遣営業マンとしてお顔合わせ後、派遣先企業に紹介者(派遣社員)をどのようにアピールすることで「不採用」を最小限に抑えることができるのか?


実体験をベースに僕なりに解説します。


2021年で入社して10年目を迎える中で、入社して半年が経過し、ある程度の業務内容を把握できた!と調子に乗っていた頃、まさかの8名続けて「不採用(お見送り)」を経験しました。


我々のお仕事は、衣・食・住を支える「お仕事」を提供することです。数ある派遣会社の中から、私を信用して選んで下さった8名の方に申し訳ない気持ちと実力不足を当時痛感しました。屈辱でした。


名将野村監督の名言に(根っからの野球好きなので、野球に興味がない方ごめんなさい)、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉があります。もう少し、現代風(表現合ってるのか?)に言語化すると、「勝ちには賞味期限がある」ということ(これまた、大好きな西野亮廣さんの言葉をパクりました!)


ということは、「負ける(不採用)」には、普遍的な法則があり、分析すれば、絶対に「勝てる(採用)」確率を上げられるということだと当時、足りない頭で理解しました。


なぜ負けたのか?詰まるところ、サービス提供者(派遣元)である僕が提供する商品(人)を知ろうとしてなかったからです。

※人を商品と表現するのは大変失礼なお話ですが、記事の内容を分かりやすくしたいので、お許しください。


それに、そもそも対価って、他者に提供した価値です。誰かに提供することが価値なのに、その提供する商品を提供者(派遣元・自分)が良し悪しも分からないまま、「はい、どうぞ!」ではあまりにも無責任すぎるし、そんなものには、「1円の価値(値打ち)」もないし、取引も成立しない。


当時の心境を正直にお話すると、「昇格」したくて(上司・会社からの評価が欲しくて)躍起になってた時期で、僕は「数字」で人を見て、人を人として見ていなかったんだと思います。


だから、負け(不採用)が続いたんだとようやく気付きました。
けど、この負け方(不採用)の法則に気づいてから、僕の負ける確率がグーンと下降しました。


勝ち方は無数にあるけど、負け方には一定の法則がある。

勝ち方は、マーケット・時代の変化で激変するので、二度目は通用しない可能性が高い。

でも負け方を知れば、知った分、勝てるに近づくんだと思います。野村監督、西野さんありがとうございます。


で、話をグイッと戻し、派遣営業マンとして求職者(登録者)の採用(雇用創出)を勝ち取るためにのマインドとして、「人」を「人」として見て、

・何が長けていているのか?

・何が欠けているのか?

を常に探すことが重要です。


そもそもお顔合わせ前に工夫次第で求職者(登録者)と何度もコミュニケーションを取る(向き合う時間の確保)ことは可能です。

向き合う時間を上手く利用して、派遣先へアピールする材料を五感を研ぎ澄ませ、探す。


・この方は人の話を目を見て聞ける方やな

・あっ、緊張すると髪の毛触る癖があるな

・趣味の話をしている時は生き生きしてるな


とか、探せる限り探して、「長けてるとこ」「欠けているとこ(癖)」を探す。発掘するイメージです。


求職者(登録者)も気づいていない良さを探して上げることも大切ですが、気づいていないマイナスになるポイントを探してあげるのも大切です。


しっかりお顔合わせ前にどちらも正直に伝え、対策方法を丁寧に説明して寄り添ってあげましょう。


そして、いよいよお顔合わせ当日。

派遣営業マンの役割は沢山ありますが、僕は派遣先担当者の質問に対し、求職者(紹介した派遣社員)が回答をした後の派遣先担当者の表情をとにかく見るようにしております。

この回答をした時に「表情が強張ったな」、そうか、ここが先方の懸念ポイントなんだ!と察知する。


その後、派遣先担当者に最後のアピールをする場で、開口一番、「◯◯様(担当者)、◯◯さん(紹介スタッフ)の◯◯◯が懸念ですよね、実は私も同じように思っておりました。

なので、私が事前にその点は◯◯さんに伝えて、改善するように伝えてあります」と伝える。

そうすると、派遣先担当者からすると、あーこの営業さんと同じ価値観や!って感じる。

例え、求職者(紹介した派遣社員)はいまいちやけど、この営業さんなら、これから求職者(紹介した派遣社員)のことで困ったことがあってもわかってもらえるし、騙されたつもりで採用してみよ!って絶対なる。


求職者で採用を取るマインドで挑むよりも、営業マン(自分)で採用を勝ち取るマインドで挑む。


派遣ビジネスの面白さって、提供した商品(人)以外でも勝負ができて、価値を創出できるところだと思っております。

モノ(有形商材)であれば、それは欠陥商品になり、売れない。

でも、派遣ビジネスは、商品(人)が欠陥(これもまた刺がある表現でごめんなさい)であっても、一緒になって面倒みますので、僕っていう「人」を信用して、騙されたと思って、買ってくださいって。

逆に欠陥してるので注意してメンテナンスしますねってことが本気で伝われば、購入(採用)に繋がることがある。

採用を勝ち取ることが難しい求職者(登録者)なら、採用の意味をずらして、担当の営業マン(自分)で採用をもらうことができるってことです。


過激な表現を沢山してしまいましたが、ここを理解して挑むと結果が変わってきます。


1人でも多くの失業者・転職希望者の方を救える我々は、コロナ禍のヒーローになれると本気で信じてます。


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