古い図書室には、派手な事件は起こりません。困るのは、貼り違えたラベルと、なくした返却票と、少しだけ見栄を張った証言です。
この読み物では、町の小さな図書室を舞台にした3つの謎を、書かれた記録だけで解いていきます。犯人の心を読む必要も、専門知識もありません。「この条件なら、この可能性は消える」と、一つずつ確かめる遊びです。
【購入前に、無料の1問を最後まで試せます】
第1話「間違った三枚のラベル」は、問題・ヒント・解答まで無料です。有料部分には、第2話「四冊の返却記録」、第3話「最初に来たのは誰?」の問題、各2段階のヒント、解答と順を追った解説、書き込み用メモの書式を収録しています。全3問で完結します。続きを別売りする形式ではありません。
入門〜初級の論理パズルです。長編小説や難解な暗号、画像を使う脱出ゲームではありません。文章を読むだけで遊べますが、紙にメモすると整理しやすくなります。ファイル・アプリ・個別の謎解き対応は付属しません。価格は500円です。
【遊び方と、読み飛ばしてよい場所】
問題に書かれた条件だけで考えてください。人物の性格や、図書室の慣習から条件を足す必要はありません。時刻は同じ時計による記録です。「すぐ後」は、ほかの人を挟まない次の順番を意味します。まず自力で考え、困ったらヒント1、さらに困ったらヒント2へ進んでください。解答の直前には注意書きを置きました。スクロールしすぎると答えが見えるため、ご注意ください。
人物・図書室・出来事はすべて架空です。草稿と構成に生成AIを活用し、掲載する条件の全組合せを照合して、各問題の答えが一つに定まることを確認しています。実際の読者による所要時間や難易度の検証は行っていません。無料問題で、ご自身に合うかお確かめください。
【第1話・無料】間違った三枚のラベル
雨が降り出す前に、寄贈本を棚へ戻そうとしていた。図書室の世話係・葵が机に並べたのは、赤、青、黄の三つの箱だった。
「音楽、植物、地図。三種類に分けたのに、ラベルを全部貼り違えたみたい」
蓮がラベルを指で押さえる。赤い箱には「音楽」。青い箱には「植物」。黄色い箱には「地図」とある。
箱の中身は、音楽の本、植物の本、地図の本のいずれか。同じ箱には同じ種類の本しか入っておらず、三種類が一箱ずつに分かれている。そして、三つのラベルは、一つ残らず中身と違っていた。
澪が赤い箱から本を一冊取り出した。表紙には、鉢から伸びるシダが描かれている。植物の本だと、三人とも確認した。
「ほかの箱は開けなくても、もう分かるね」
【問題1】赤・青・黄、それぞれの箱には、どの種類の本が入っているでしょうか。
【問題1・考えるためのメモ】
赤の箱:ラベルは音楽/実際に取り出した本は植物
青の箱:ラベルは植物/中身はまだ見ていない
黄の箱:ラベルは地図/中身はまだ見ていない
条件:中身は各種類一箱ずつ。ラベルは三枚とも不正解。
【問題1・ヒント1】
赤い箱の中身は、もう確定しています。残りの二箱に入るのは「音楽」と「地図」です。
【問題1・ヒント2】
黄色い箱のラベルを見てください。「三枚とも不正解」という条件に従うと、黄色い箱に入れられない種類があります。
【ここから問題1の解答です】
赤=植物、青=地図、黄=音楽。
赤は実際に植物の本を取り出したので植物です。残りは音楽と地図ですが、黄に地図を入れると、黄色い箱だけラベルが正しくなってしまいます。よって黄は音楽。残った青が地図です。
最後に三箱とも確認します。赤のラベルは音楽なのに中身は植物。青のラベルは植物なのに中身は地図。黄のラベルは地図なのに中身は音楽。中身の重複もなく、すべての条件に合っています。
「一箱開けただけなのに、三箱分戻せた」
蓮は正しいラベルを置き直した。葵は、貼る前に一度だけ中身を見比べた。澪は、さっきのシダの本を読み始めていた。
【無料問題で確認してほしいこと】
この形式が楽しめた方には、次の二話も同じように遊べます。第2話は「人・時刻・本」を整理する問題、第3話は「正しい証言と誤った証言」を分ける問題です。無料問題だけで十分な方は、ここで読み終えて大丈夫です。
以下は有料部分です。残り2問の問題文、各2段階のヒント、解答・解説と、再利用できる整理メモを掲載します。
古い図書室には、派手な事件は起こりません。困るのは、貼り違えたラベルと、なくした返却票と、少しだけ見栄を張った証言です。
この読み物では、町の小さな図書室を舞台にした3つの謎を、書かれた記録だけで解いていきます。犯人の心を読む必要も、専門知識もありません。「この条件なら、この可能性は消える」と、一つずつ確かめる遊びです。
【購入前に、無料の1問を最後まで試せます】
第1話「間違った三枚のラベル」は、問題・ヒント・解答まで無料です。有料部分には、第2話「四冊の返却記録」、第3話「最初に来たのは誰?」の問題、各2段階のヒント、解答と順を追った解説、書き込み用メモの書式を収録しています。全3問で完結します。続きを別売りする形式ではありません。
入門〜初級の論理パズルです。長編小説や難解な暗号、画像を使う脱出ゲームではありません。文章を読むだけで遊べますが、紙にメモすると整理しやすくなります。ファイル・アプリ・個別の謎解き対応は付属しません。価格は500円です。
【遊び方と、読み飛ばしてよい場所】
問題に書かれた条件だけで考えてください。人物の性格や、図書室の慣習から条件を足す必要はありません。時刻は同じ時計による記録です。「すぐ後」は、ほかの人を挟まない次の順番を意味します。まず自力で考え、困ったらヒント1、さらに困ったらヒント2へ進んでください。解答の直前には注意書きを置きました。スクロールしすぎると答えが見えるため、ご注意ください。
人物・図書室・出来事はすべて架空です。草稿と構成に生成AIを活用し、掲載する条件の全組合せを照合して、各問題の答えが一つに定まることを確認しています。実際の読者による所要時間や難易度の検証は行っていません。無料問題で、ご自身に合うかお確かめください。
【第1話・無料】間違った三枚のラベル
雨が降り出す前に、寄贈本を棚へ戻そうとしていた。図書室の世話係・葵が机に並べたのは、赤、青、黄の三つの箱だった。
「音楽、植物、地図。三種類に分けたのに、ラベルを全部貼り違えたみたい」
蓮がラベルを指で押さえる。赤い箱には「音楽」。青い箱には「植物」。黄色い箱には「地図」とある。
箱の中身は、音楽の本、植物の本、地図の本のいずれか。同じ箱には同じ種類の本しか入っておらず、三種類が一箱ずつに分かれている。そして、三つのラベルは、一つ残らず中身と違っていた。
澪が赤い箱から本を一冊取り出した。表紙には、鉢から伸びるシダが描かれている。植物の本だと、三人とも確認した。
「ほかの箱は開けなくても、もう分かるね」
【問題1】赤・青・黄、それぞれの箱には、どの種類の本が入っているでしょうか。
【問題1・考えるためのメモ】
赤の箱:ラベルは音楽/実際に取り出した本は植物
青の箱:ラベルは植物/中身はまだ見ていない
黄の箱:ラベルは地図/中身はまだ見ていない
条件:中身は各種類一箱ずつ。ラベルは三枚とも不正解。
【問題1・ヒント1】
赤い箱の中身は、もう確定しています。残りの二箱に入るのは「音楽」と「地図」です。
【問題1・ヒント2】
黄色い箱のラベルを見てください。「三枚とも不正解」という条件に従うと、黄色い箱に入れられない種類があります。
【ここから問題1の解答です】
赤=植物、青=地図、黄=音楽。
赤は実際に植物の本を取り出したので植物です。残りは音楽と地図ですが、黄に地図を入れると、黄色い箱だけラベルが正しくなってしまいます。よって黄は音楽。残った青が地図です。
最後に三箱とも確認します。赤のラベルは音楽なのに中身は植物。青のラベルは植物なのに中身は地図。黄のラベルは地図なのに中身は音楽。中身の重複もなく、すべての条件に合っています。
「一箱開けただけなのに、三箱分戻せた」
蓮は正しいラベルを置き直した。葵は、貼る前に一度だけ中身を見比べた。澪は、さっきのシダの本を読み始めていた。
【無料問題で確認してほしいこと】
この形式が楽しめた方には、次の二話も同じように遊べます。第2話は「人・時刻・本」を整理する問題、第3話は「正しい証言と誤った証言」を分ける問題です。無料問題だけで十分な方は、ここで読み終えて大丈夫です。
以下は有料部分です。残り2問の問題文、各2段階のヒント、解答・解説と、再利用できる整理メモを掲載します。