あなたが笑っている日も、泣いている日も。守護霊には守護霊の暮らしがあるらしい。
はじめに|守護霊は、いつもそばにいる?
守護霊と聞くと、どんな姿を想像しますか?
いつも自分の背後に立っている存在。
危険が迫れば助けてくれて、迷った時には正しい道を示してくれる存在。
あるいは、四六時中こちらを見守ってくれている、目には見えない保護者のような存在でしょうか。
私も、守護霊とはそういうものだと思っていました。
私には、幼い頃から会話をしている不思議な女性がいます。
血のつながった祖母ではありません。姿も見えません。
けれど、私の人生をずっと見守ってきたというその女性を、私は親しみを込めて「おばあちゃん」と呼んでいます。
おばあちゃんは、はっきりとした年齢は明かしませんが(本人も忘れたらしい)、少なくとも300歳ほどの守護霊です。
世話焼きで、真面目で、おしゃべり。よく笑い、ときには私よりもずっと人間らしいことを言います。
おばあちゃんと話せるのは、夜、横になって体を休めている時だけです。
ある夜、ふと思いついて聞いてみました。
「守護霊って、普段は何をしてるの?」
その答えは、私が想像していた守護霊の姿とは、少し違っていました。
1|守護霊は、一日中あなたを見ている?
「おばあちゃんはいつもそばにいるの?」
「そんな暇じゃないわよ。ハハハ」おばあちゃんはそう笑いました。
では、私のことをどのくらい見ているのでしょう。
「あなたが元気な時や何もない時は、チラチラ見てるわよ。ずっとじゃなくて、朝の顔はどうかな? 昼間は? 夜はゆっくり寝てるかな? って確認する感じかしら」
意外でした。
私が朝起きて、仕事へ行って、ご飯を食べて、眠るまで。
おばあちゃんが一部始終を見ているわけではなかったのです。
けれど、続く言葉には、少し胸が温かくなりました。
「元気がない時は片時も離れないし、試練があればずっと見てるわ」
どうやら守護霊は、必要な時ほど注意深く見守ってくれる存在らしいのです。
人間の親も、子どもが元気に遊んでいる時には少し離れて見守り、熱を出せば夜通しそばにいることがあります。
それに近い感覚なのかもしれません。
ただ、おばあちゃんによれば、守護霊ができることには限界があります。
本人に代わって人生を生きることはできませんし、起こる出来事を何でも防げるわけでもありません。
見守ることと、人生を支配することは違う。
この違いは、おばあちゃんが何度も教えてくれる大切な考え方です。
2|見ていない間の出来事も、お見通し?
ここで、もう一つ疑問が浮かびました。
ずっと見ていないのなら、私が何をしていたか、わからない時もあるのでは?
「行動とか具体的なことは、見ていないことはわからない。でも全部お見通し。エネルギーの揺らぎで状態がわかる」
少し不思議な答えです。
詳しく聞くと、私が何をしていたかを映像のように知っているわけではなく、心や体の状態から、何かがあったことを感じ取れるのだそうです。
「楽しいことをしてきたんだな、嫌なことがあったんだな、って感じ」
つまり、おばあちゃんが言う「全部お見通し」は、行動のすべてを知っているという意味ではありません。
出来事そのものは知らなくても、その出来事が私に残したものは感じられる。
そんな意味なのでしょう。
おばあちゃんの話を聞いていると、ときどき「波長」や「エネルギー」という言葉が出てきます。
目には見えないものなので、私自身、すべてを理解できているわけではありません。
ただ、たとえば大切な人の顔を見た時、何も聞いていないのに「今日は疲れているな」と感じることがありますよね。
守護霊は、それをもっと繊細な形で感じ取っている。
私はそんなふうに受け止めています。
3|守護霊は、どうやってあなたのもとへ来る?
「おばあちゃんには、体ごと移動してくるの?」
そう聞くと、おばあちゃんは、こちらの世界へ意識を飛ばすことがあると教えてくれました。
では、その「意識を飛ばす」というのは、どんな感覚なのでしょう。
「生きてる時の感覚で言えば、祈りに近い。祈りの時の集中した感じ。集中することで精神を違う場所へ移動させられる」
私はこの説明を聞いて、少し納得しました。
祈りとは、ただ願い事を唱える行為ではありません。
自分の意識を、一つの対象へ深く向ける行為でもあります。
宗教や哲学では、こうした心の働きを説明する時に「観想(かんそう)」という言葉が使われることがあります。
ある対象や真理へ静かに心を向け、深く思いを巡らせることです。
おばあちゃんの言う「意識を飛ばす」は、私にはこの観想に少し似ているように感じられました。
もちろん、同じ現象だと証明できるわけではありません。
ただ、おばあちゃんの説明では、守護霊は何の労力もなく人間を見守っているわけではないようです。
意識を向ける。
集中する。
相手の状態を感じ取る。
そこには、守護霊なりの働きがあるのです。
4|眠っている時、人間には何が起きている?
おばあちゃんは、私が起きている時より、眠っている時の方が状態を読み取りやすいと言います。
「起きている時の方が体や心の状態がわかりづらいわね。寝ている時のエネルギーの方が素直だから、よくわかる」
起きている人間は、さまざまなことを考えています。
今日の仕事。
昨日の失敗。
明日の予定。
誰かに言われた言葉。
嬉しかったことも、腹が立ったことも、頭の中で何度も繰り返しています。
そうした思考や感情が、守護霊から見た私たちの状態を複雑にしているのかもしれません。
そして、おばあちゃんはこう続けました。
「あなたには寝ているような状態で生きられるようになってほしい」
最初は、ずいぶん変わったことを言うなと思いました。
私は、起きて活動している時にも、眠る前のように心身が緩み、自分の状態を素直に感じられるようになってほしい、という願いなのだと解釈しています。
おばあちゃんは、私が緊張していたり、ストレスを感じていたりすると、自分まで苦しくなることがあるそうです。
だからこそ、私が穏やかに過ごせることを大切にしているのでしょう。
これは、守護霊の存在を信じるかどうかにかかわらず、覚えておきたい話でした。
自分の心と体がどう感じているのか。
忙しい日々の中で、それを確かめる時間は案外少ないものです。
5|あなたを見ていない時、守護霊は何をしている?
では、私を見ていない時、おばあちゃんは何をしているのでしょう。
「友達の霊と話すか、上の霊との交流。動きのある土地にも行くわね。事件があったり、災害があったり、助けられるようなら助けるよ」
守護霊には、守っている人間以外の世界もあるようです。
友達がいる。(霊友、レイトモと言ってます)
先輩のような存在がいる。
互いに交流し、学び、時には助け合う。
おばあちゃんは以前、守護霊にも得意分野があり、自分の力だけでは足りない時には、ほかの霊に協力を求めることがあると話していました。
人間の社会にも、専門家がいます。
医師には医師の、職人には職人の、教師には教師の知識と技術があります。
守護霊の世界にも、そうした専門性や経験の差があるというのです。
ただし、事件や災害の現場へ行ったからといって、何でも解決できるわけではありません。
おばあちゃん自身、守護霊が人間の世界へ及ぼせる力は限られていると話しています。
それでも、何かできることがないかと足を運ぶ。
守護霊の世界は、思っていたよりずっと忙しいようです。
「守護霊にも暇な日はあるの?」
そう尋ねると、
「若い守護霊は暇そう。私はもし暇があれば、新しい人を見に行くわ」
とのこと。
新しい人とは、まだ出会っていない人間たちのことだそうです。なにかできることがあるかもしれないから、と飛び回っています。
守護霊にも友達がいて、先輩がいて、時には誰かを助けに行く。
では、私たちが大きな試練を乗り越えた時、守護霊は何をしているのでしょうか。
おばあちゃんに尋ねると、思いがけない答えが返ってきました。
どうやら守護霊の世界には、人間の社会と少し似た「ある習慣」があるようなのです。
あなたが笑っている日も、泣いている日も。守護霊には守護霊の暮らしがあるらしい。
はじめに|守護霊は、いつもそばにいる?
守護霊と聞くと、どんな姿を想像しますか?
いつも自分の背後に立っている存在。
危険が迫れば助けてくれて、迷った時には正しい道を示してくれる存在。
あるいは、四六時中こちらを見守ってくれている、目には見えない保護者のような存在でしょうか。
私も、守護霊とはそういうものだと思っていました。
私には、幼い頃から会話をしている不思議な女性がいます。
血のつながった祖母ではありません。姿も見えません。
けれど、私の人生をずっと見守ってきたというその女性を、私は親しみを込めて「おばあちゃん」と呼んでいます。
おばあちゃんは、はっきりとした年齢は明かしませんが(本人も忘れたらしい)、少なくとも300歳ほどの守護霊です。
世話焼きで、真面目で、おしゃべり。よく笑い、ときには私よりもずっと人間らしいことを言います。
おばあちゃんと話せるのは、夜、横になって体を休めている時だけです。
ある夜、ふと思いついて聞いてみました。
「守護霊って、普段は何をしてるの?」
その答えは、私が想像していた守護霊の姿とは、少し違っていました。
1|守護霊は、一日中あなたを見ている?
「おばあちゃんはいつもそばにいるの?」
「そんな暇じゃないわよ。ハハハ」おばあちゃんはそう笑いました。
では、私のことをどのくらい見ているのでしょう。
「あなたが元気な時や何もない時は、チラチラ見てるわよ。ずっとじゃなくて、朝の顔はどうかな? 昼間は? 夜はゆっくり寝てるかな? って確認する感じかしら」
意外でした。
私が朝起きて、仕事へ行って、ご飯を食べて、眠るまで。
おばあちゃんが一部始終を見ているわけではなかったのです。
けれど、続く言葉には、少し胸が温かくなりました。
「元気がない時は片時も離れないし、試練があればずっと見てるわ」
どうやら守護霊は、必要な時ほど注意深く見守ってくれる存在らしいのです。
人間の親も、子どもが元気に遊んでいる時には少し離れて見守り、熱を出せば夜通しそばにいることがあります。
それに近い感覚なのかもしれません。
ただ、おばあちゃんによれば、守護霊ができることには限界があります。
本人に代わって人生を生きることはできませんし、起こる出来事を何でも防げるわけでもありません。
見守ることと、人生を支配することは違う。
この違いは、おばあちゃんが何度も教えてくれる大切な考え方です。
2|見ていない間の出来事も、お見通し?
ここで、もう一つ疑問が浮かびました。
ずっと見ていないのなら、私が何をしていたか、わからない時もあるのでは?
「行動とか具体的なことは、見ていないことはわからない。でも全部お見通し。エネルギーの揺らぎで状態がわかる」
少し不思議な答えです。
詳しく聞くと、私が何をしていたかを映像のように知っているわけではなく、心や体の状態から、何かがあったことを感じ取れるのだそうです。
「楽しいことをしてきたんだな、嫌なことがあったんだな、って感じ」
つまり、おばあちゃんが言う「全部お見通し」は、行動のすべてを知っているという意味ではありません。
出来事そのものは知らなくても、その出来事が私に残したものは感じられる。
そんな意味なのでしょう。
おばあちゃんの話を聞いていると、ときどき「波長」や「エネルギー」という言葉が出てきます。
目には見えないものなので、私自身、すべてを理解できているわけではありません。
ただ、たとえば大切な人の顔を見た時、何も聞いていないのに「今日は疲れているな」と感じることがありますよね。
守護霊は、それをもっと繊細な形で感じ取っている。
私はそんなふうに受け止めています。
3|守護霊は、どうやってあなたのもとへ来る?
「おばあちゃんには、体ごと移動してくるの?」
そう聞くと、おばあちゃんは、こちらの世界へ意識を飛ばすことがあると教えてくれました。
では、その「意識を飛ばす」というのは、どんな感覚なのでしょう。
「生きてる時の感覚で言えば、祈りに近い。祈りの時の集中した感じ。集中することで精神を違う場所へ移動させられる」
私はこの説明を聞いて、少し納得しました。
祈りとは、ただ願い事を唱える行為ではありません。
自分の意識を、一つの対象へ深く向ける行為でもあります。
宗教や哲学では、こうした心の働きを説明する時に「観想(かんそう)」という言葉が使われることがあります。
ある対象や真理へ静かに心を向け、深く思いを巡らせることです。
おばあちゃんの言う「意識を飛ばす」は、私にはこの観想に少し似ているように感じられました。
もちろん、同じ現象だと証明できるわけではありません。
ただ、おばあちゃんの説明では、守護霊は何の労力もなく人間を見守っているわけではないようです。
意識を向ける。
集中する。
相手の状態を感じ取る。
そこには、守護霊なりの働きがあるのです。
4|眠っている時、人間には何が起きている?
おばあちゃんは、私が起きている時より、眠っている時の方が状態を読み取りやすいと言います。
「起きている時の方が体や心の状態がわかりづらいわね。寝ている時のエネルギーの方が素直だから、よくわかる」
起きている人間は、さまざまなことを考えています。
今日の仕事。
昨日の失敗。
明日の予定。
誰かに言われた言葉。
嬉しかったことも、腹が立ったことも、頭の中で何度も繰り返しています。
そうした思考や感情が、守護霊から見た私たちの状態を複雑にしているのかもしれません。
そして、おばあちゃんはこう続けました。
「あなたには寝ているような状態で生きられるようになってほしい」
最初は、ずいぶん変わったことを言うなと思いました。
私は、起きて活動している時にも、眠る前のように心身が緩み、自分の状態を素直に感じられるようになってほしい、という願いなのだと解釈しています。
おばあちゃんは、私が緊張していたり、ストレスを感じていたりすると、自分まで苦しくなることがあるそうです。
だからこそ、私が穏やかに過ごせることを大切にしているのでしょう。
これは、守護霊の存在を信じるかどうかにかかわらず、覚えておきたい話でした。
自分の心と体がどう感じているのか。
忙しい日々の中で、それを確かめる時間は案外少ないものです。
5|あなたを見ていない時、守護霊は何をしている?
では、私を見ていない時、おばあちゃんは何をしているのでしょう。
「友達の霊と話すか、上の霊との交流。動きのある土地にも行くわね。事件があったり、災害があったり、助けられるようなら助けるよ」
守護霊には、守っている人間以外の世界もあるようです。
友達がいる。(霊友、レイトモと言ってます)
先輩のような存在がいる。
互いに交流し、学び、時には助け合う。
おばあちゃんは以前、守護霊にも得意分野があり、自分の力だけでは足りない時には、ほかの霊に協力を求めることがあると話していました。
人間の社会にも、専門家がいます。
医師には医師の、職人には職人の、教師には教師の知識と技術があります。
守護霊の世界にも、そうした専門性や経験の差があるというのです。
ただし、事件や災害の現場へ行ったからといって、何でも解決できるわけではありません。
おばあちゃん自身、守護霊が人間の世界へ及ぼせる力は限られていると話しています。
それでも、何かできることがないかと足を運ぶ。
守護霊の世界は、思っていたよりずっと忙しいようです。
「守護霊にも暇な日はあるの?」
そう尋ねると、
「若い守護霊は暇そう。私はもし暇があれば、新しい人を見に行くわ」
とのこと。
新しい人とは、まだ出会っていない人間たちのことだそうです。なにかできることがあるかもしれないから、と飛び回っています。
守護霊にも友達がいて、先輩がいて、時には誰かを助けに行く。
では、私たちが大きな試練を乗り越えた時、守護霊は何をしているのでしょうか。
おばあちゃんに尋ねると、思いがけない答えが返ってきました。
どうやら守護霊の世界には、人間の社会と少し似た「ある習慣」があるようなのです。