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紫雲の月

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真面目な看護師ほど辞めたくなる夜勤。

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紫雲の月

2026年09月28日 14:49

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誰かの穴を埋め続ける不公平

夜勤は、忙しい。

でも、ただ忙しいからつらいのではない。

同じ人数、同じ病棟、同じ勤務時間でも、その日のメンバーによって夜勤の重さはまるで変わる。

「今日はこのメンバーなら大丈夫」

そう思える日もあれば、勤務が始まった時点で、

「今日は長い夜になりそうだ」

と感じる日もある。

その違いを作るものの一つが、リーダーだ。

そしてもう一つが、誰が仕事を拾い、誰が仕事を選ぶのかというチームの空気だ。

仕事を選ぶ人と、拾う人

病棟では、予定通りに進まないことの方が多い。

患者の状態が変わる。

検査が入る。

薬が追加になる。

検体を急いで提出しなければならない。

医師に連絡を取らなければならない。

そこへ通常の夜勤業務も重なる。

そんな時に差が出る。

今できる仕事なのに、気づかないふりをする。

「誰かがやるだろう」と後回しにする。

返事だけはするけれど、実際には動かない。

一つ一つは小さなことかもしれない。

でも夜勤は人数が少ない。

一人が拾わなかった仕事は消えるわけではない。

必ず、誰かが拾う。
そして拾うのは、たいてい「気づいてしまう人」だ。

放っておけない人。

患者のことを考えて動く人。

時間が押していることに気づき、自分がやった方が早いと思ってしまう人。

つまり、真面目に働く人だ。

「できる人」に仕事が集まっていく

できる人は、さらに頼られる。

「あの人ならやってくれる」

「あの人に頼めば早い」

悪意がなくても、そんな空気ができていく。

本人も責任感があるから引き受ける。

すると、自分の担当業務に加えて、誰かが残した仕事まで抱えることになる。

一度ならまだいい。

でも、それが毎回続いたらどうだろう。

仕事ができることが評価ではなく、追加の仕事を任される理由になってしまう。

本人からすれば、

「なぜ私ばかり?」

になる。

忙しさ以上に疲れるのは、この不公平感なのだと思う。



夜勤はリーダーで変わる

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