生理が止まっていたこと、ずっと誰にも言えませんでした。
恥ずかしかったとか、怖かったとか、そういうのもあったけど、一番大きかったのは「私が悪いんだ」って思ってたことだと思います。
食べるのが怖くて、体重を減らすことばかり考えていた時期があって。
そういう生活が続く中で、生理が来なくなって「そりゃそうだよね」って、どこかで納得している自分もいました。
でも、時間が経つにつれて、自分でも無視できなくなっていったんです。
心のどこかでずっとサイレン鳴っていた。
だから私は、母に言うことにしました。
※この記事には、摂食障害・生理の停止・体重・薬物療法など、身体や心の健康に関する繊細な内容が含まれています。
過去または現在、同じような経験をされている方にとって、つらさや不安を呼び起こす表現があるかもしれません。
読んでくださる方の心が少しでも穏やかであることを願いながら、私自身の体験を丁寧に綴っています。
どうか無理のないタイミングで、必要であれば途中で読むのをやめる選択も、あなた自身を大切にする方法として考えてください。
初めて話した、減っていく体重の快感
一番言いたくなかったのが「体重が減っていくことが嬉しかった」っていう話でした。
それを認めたくなかったし、誰かに話したら軽蔑されるんじゃないかって思っていたから。
でも、母は「そんな風に思わせてしまってごめんね」って言ってくれたんです。
驚かれたけど、否定はされなかった。
それがすごく大きかったです。
私、毎日体重計に乗っては、前日より減ってるかどうかばかり気にしていました。
100gでも減ってたら安心して、逆に増えてたら、その日はずっと気分が落ち込んで。
ちょっとでも食べすぎたと思うと、夜に部屋でこっそり運動してました。
そんなことを初めて話そうと決意出来たあの日。
母はすぐに「病院に行ってみようか」って言ってくれた。
私はその時、うなずくことしかできませんでしたが、「一緒に行こう」と言われたことが、何よりも心強かったです。
病院で聞いた、生理が止まる本当の理由
「死なないように止まってるんだよ」
最初に行ったのは、小さい頃から通っていた小児科でした。
風邪をひいた時や、お腹を壊した時に見てもらっていた先生。
だから少し安心していたのかもしれません。
診察室に入ってすぐ、生理が止まっていること、食べるのが怖いと感じていることを話しました。
すごく緊張していたけど、先生は穏やかに「話してくれてありがとうね」と言ってくれて、それだけで少し気持ちがほどけたのを覚えています。
その後、先生が言った言葉がすごく印象に残っています。
「生理が止まるのは、体が死なないようにしてるからなんだよ」と。
最初は意味がわかりませんでした。
でも説明を聞いていくうちに「ああ、そういうことか」と納得できた気がします。
体は命を守るために、いろんな機能をシャットダウンしてるんだって。
生き延びるために、必要なこと以外は全部止めてる。
それが生理が止まる理由だと聞いた時、なんだか胸の奥がギュッとしました。
今まで私は「止まってる=異常」くらいにしか思っていなかったが、そうじゃなかったんだなと。
私の体は、私のために必死に動いてくれてたんだと思ったら、少しだけ、自分の体が愛おしくなりました。
アドレナリンで動ける身体の異常
先生は、もう一つこんなことも言ってました。
「今のあなたはアドレナリンが出ていて、食べてなくても動けてしまう状態かもしれない」と。
アドレナリンとは、危機に陥ったときに出るホルモンで、痛みや疲れを感じにくくしたり、瞬間的に力を出せるようにするものです。
私は毎日、普通に学校に行って、部活もしていたから「自分は全然元気だ」と思ってました。
でもそれが「普通」じゃないことに、やっと気づきました。
食べてないのに動けているのは、頑張れてるんじゃなくて「体が危険信号を出してる」状態だったんです。
なのに私は、その体にさらにムチを打って、もっと痩せようとしていた。
先生の話を聞きながら、少しずつ、自分の状態を客観的に見られるようになっていきました。
わかっていても、食べる気になれなかった
説明を受けて「なるほど」「そうだったんだ」と思う部分も確かにありました。
でも、だからといって急に食べられるようになるわけじゃなかったです。
「食べなきゃいけない」「体重を戻さないと生理も戻らない」と頭ではわかってるのに、心がついてこない。
それが一番しんどかったです。
家に帰っても、ご飯を目の前にすると手が止まる。
「これを全部食べたら太るかも」と思うと、怖くて涙が出てきたりして。
先生は、うつ病の人にも使うという薬を処方してくれました。
精神を安定させたり、食欲を少し増やしたりする効果がある薬。
でも、正直なところ、それが効いているのかはよくわからなかったです。
薬を飲んでいる自分を「ちゃんと治療してるんだ」と思い込むうとしていたところもあって。
実際は、アメリカンドッグをほんの一口食べただけで「なんでこんなもの食べたんだろう」と後悔して、すぐに運動してしまって。
脂を口にしてしまった恐怖と不安で涙が出てきて、気持ちが追いつかなくなった日もありました。
今振り返っても、その頃の私は、身体を治そうとしてるのに、心がまだ拒否してたんだと思います。
でも、それでも病院に行けたこと、誰かに話せたことは、自分にとって大きな一歩だったんです。
薬を飲んでも、心は置いてきぼりだった
揚げ物を一口、涙が止まらなかった夜
病院で処方された薬を、その日から飲み始めました。
先生からは、食後の気持ちを安定させたり、少し食欲が出やすくなる作用があると説明されました。
正直、私はその言葉にあまり期待していなかったと思います。
「これを飲めば食べられるようになる」なんて、どこか他人事のように聞いていました。
飲んでいるから大丈夫、飲んでいるから前に進んでいる。
そんな風に自分に言い聞かせていただけだった気がします。
ある日の夜、家族が食べていたアメリカンドッグを、ほんの一口だけもらいました。
食べたいと思って食べたはずなのに、口に入れた瞬間、頭の中が一気にざわざわし始めました。
「揚げ物を食べてしまった」
「太るかもしれない」
そう思った瞬間、体が勝手に動いていました。
部屋に戻って、すぐに体を動かし始めて、気づいたら涙が出ていました。
止めたくても止まらなくて、不安で胸がいっぱいになって、呼吸も浅くなって。
生理が止まっていたこと、ずっと誰にも言えませんでした。
恥ずかしかったとか、怖かったとか、そういうのもあったけど、一番大きかったのは「私が悪いんだ」って思ってたことだと思います。
食べるのが怖くて、体重を減らすことばかり考えていた時期があって。
そういう生活が続く中で、生理が来なくなって「そりゃそうだよね」って、どこかで納得している自分もいました。
でも、時間が経つにつれて、自分でも無視できなくなっていったんです。
心のどこかでずっとサイレン鳴っていた。
だから私は、母に言うことにしました。
※この記事には、摂食障害・生理の停止・体重・薬物療法など、身体や心の健康に関する繊細な内容が含まれています。
過去または現在、同じような経験をされている方にとって、つらさや不安を呼び起こす表現があるかもしれません。
読んでくださる方の心が少しでも穏やかであることを願いながら、私自身の体験を丁寧に綴っています。
どうか無理のないタイミングで、必要であれば途中で読むのをやめる選択も、あなた自身を大切にする方法として考えてください。
初めて話した、減っていく体重の快感
一番言いたくなかったのが「体重が減っていくことが嬉しかった」っていう話でした。
それを認めたくなかったし、誰かに話したら軽蔑されるんじゃないかって思っていたから。
でも、母は「そんな風に思わせてしまってごめんね」って言ってくれたんです。
驚かれたけど、否定はされなかった。
それがすごく大きかったです。
私、毎日体重計に乗っては、前日より減ってるかどうかばかり気にしていました。
100gでも減ってたら安心して、逆に増えてたら、その日はずっと気分が落ち込んで。
ちょっとでも食べすぎたと思うと、夜に部屋でこっそり運動してました。
そんなことを初めて話そうと決意出来たあの日。
母はすぐに「病院に行ってみようか」って言ってくれた。
私はその時、うなずくことしかできませんでしたが、「一緒に行こう」と言われたことが、何よりも心強かったです。
病院で聞いた、生理が止まる本当の理由
「死なないように止まってるんだよ」
最初に行ったのは、小さい頃から通っていた小児科でした。
風邪をひいた時や、お腹を壊した時に見てもらっていた先生。
だから少し安心していたのかもしれません。
診察室に入ってすぐ、生理が止まっていること、食べるのが怖いと感じていることを話しました。
すごく緊張していたけど、先生は穏やかに「話してくれてありがとうね」と言ってくれて、それだけで少し気持ちがほどけたのを覚えています。
その後、先生が言った言葉がすごく印象に残っています。
「生理が止まるのは、体が死なないようにしてるからなんだよ」と。
最初は意味がわかりませんでした。
でも説明を聞いていくうちに「ああ、そういうことか」と納得できた気がします。
体は命を守るために、いろんな機能をシャットダウンしてるんだって。
生き延びるために、必要なこと以外は全部止めてる。
それが生理が止まる理由だと聞いた時、なんだか胸の奥がギュッとしました。
今まで私は「止まってる=異常」くらいにしか思っていなかったが、そうじゃなかったんだなと。
私の体は、私のために必死に動いてくれてたんだと思ったら、少しだけ、自分の体が愛おしくなりました。
アドレナリンで動ける身体の異常
先生は、もう一つこんなことも言ってました。
「今のあなたはアドレナリンが出ていて、食べてなくても動けてしまう状態かもしれない」と。
アドレナリンとは、危機に陥ったときに出るホルモンで、痛みや疲れを感じにくくしたり、瞬間的に力を出せるようにするものです。
私は毎日、普通に学校に行って、部活もしていたから「自分は全然元気だ」と思ってました。
でもそれが「普通」じゃないことに、やっと気づきました。
食べてないのに動けているのは、頑張れてるんじゃなくて「体が危険信号を出してる」状態だったんです。
なのに私は、その体にさらにムチを打って、もっと痩せようとしていた。
先生の話を聞きながら、少しずつ、自分の状態を客観的に見られるようになっていきました。
わかっていても、食べる気になれなかった
説明を受けて「なるほど」「そうだったんだ」と思う部分も確かにありました。
でも、だからといって急に食べられるようになるわけじゃなかったです。
「食べなきゃいけない」「体重を戻さないと生理も戻らない」と頭ではわかってるのに、心がついてこない。
それが一番しんどかったです。
家に帰っても、ご飯を目の前にすると手が止まる。
「これを全部食べたら太るかも」と思うと、怖くて涙が出てきたりして。
先生は、うつ病の人にも使うという薬を処方してくれました。
精神を安定させたり、食欲を少し増やしたりする効果がある薬。
でも、正直なところ、それが効いているのかはよくわからなかったです。
薬を飲んでいる自分を「ちゃんと治療してるんだ」と思い込むうとしていたところもあって。
実際は、アメリカンドッグをほんの一口食べただけで「なんでこんなもの食べたんだろう」と後悔して、すぐに運動してしまって。
脂を口にしてしまった恐怖と不安で涙が出てきて、気持ちが追いつかなくなった日もありました。
今振り返っても、その頃の私は、身体を治そうとしてるのに、心がまだ拒否してたんだと思います。
でも、それでも病院に行けたこと、誰かに話せたことは、自分にとって大きな一歩だったんです。
薬を飲んでも、心は置いてきぼりだった
揚げ物を一口、涙が止まらなかった夜
病院で処方された薬を、その日から飲み始めました。
先生からは、食後の気持ちを安定させたり、少し食欲が出やすくなる作用があると説明されました。
正直、私はその言葉にあまり期待していなかったと思います。
「これを飲めば食べられるようになる」なんて、どこか他人事のように聞いていました。
飲んでいるから大丈夫、飲んでいるから前に進んでいる。
そんな風に自分に言い聞かせていただけだった気がします。
ある日の夜、家族が食べていたアメリカンドッグを、ほんの一口だけもらいました。
食べたいと思って食べたはずなのに、口に入れた瞬間、頭の中が一気にざわざわし始めました。
「揚げ物を食べてしまった」
「太るかもしれない」
そう思った瞬間、体が勝手に動いていました。
部屋に戻って、すぐに体を動かし始めて、気づいたら涙が出ていました。
止めたくても止まらなくて、不安で胸がいっぱいになって、呼吸も浅くなって。