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なゆ 拒食症から生還しました

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拒食症で止まった生理。産婦人科で受けた治療と心の変化

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なゆ 拒食症から生還しました

2026年08月24日 21:45

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生理が止まっていたこと、ずっと誰にも言えませんでした。

恥ずかしかったとか、怖かったとか、そういうのもあったけど、一番大きかったのは「私が悪いんだ」って思ってたことだと思います。

食べるのが怖くて、体重を減らすことばかり考えていた時期があって。

そういう生活が続く中で、生理が来なくなって「そりゃそうだよね」って、どこかで納得している自分もいました。

でも、時間が経つにつれて、自分でも無視できなくなっていったんです。

心のどこかでずっとサイレン鳴っていた。

だから私は、母に言うことにしました。

※この記事には、摂食障害・生理の停止・体重・薬物療法など、身体や心の健康に関する繊細な内容が含まれています。

過去または現在、同じような経験をされている方にとって、つらさや不安を呼び起こす表現があるかもしれません。

読んでくださる方の心が少しでも穏やかであることを願いながら、私自身の体験を丁寧に綴っています。

どうか無理のないタイミングで、必要であれば途中で読むのをやめる選択も、あなた自身を大切にする方法として考えてください。

初めて話した、減っていく体重の快感

一番言いたくなかったのが「体重が減っていくことが嬉しかった」っていう話でした。

それを認めたくなかったし、誰かに話したら軽蔑されるんじゃないかって思っていたから。

でも、母は「そんな風に思わせてしまってごめんね」って言ってくれたんです。

驚かれたけど、否定はされなかった。

それがすごく大きかったです。

私、毎日体重計に乗っては、前日より減ってるかどうかばかり気にしていました。

100gでも減ってたら安心して、逆に増えてたら、その日はずっと気分が落ち込んで。

ちょっとでも食べすぎたと思うと、夜に部屋でこっそり運動してました。

そんなことを初めて話そうと決意出来たあの日。

母はすぐに「病院に行ってみようか」って言ってくれた。

私はその時、うなずくことしかできませんでしたが、「一緒に行こう」と言われたことが、何よりも心強かったです。

病院で聞いた、生理が止まる本当の理由

「死なないように止まってるんだよ」

最初に行ったのは、小さい頃から通っていた小児科でした。

風邪をひいた時や、お腹を壊した時に見てもらっていた先生。

だから少し安心していたのかもしれません。

診察室に入ってすぐ、生理が止まっていること、食べるのが怖いと感じていることを話しました。

すごく緊張していたけど、先生は穏やかに「話してくれてありがとうね」と言ってくれて、それだけで少し気持ちがほどけたのを覚えています。

その後、先生が言った言葉がすごく印象に残っています。

「生理が止まるのは、体が死なないようにしてるからなんだよ」と。

最初は意味がわかりませんでした。

でも説明を聞いていくうちに「ああ、そういうことか」と納得できた気がします。

体は命を守るために、いろんな機能をシャットダウンしてるんだって。

生き延びるために、必要なこと以外は全部止めてる。

それが生理が止まる理由だと聞いた時、なんだか胸の奥がギュッとしました。

今まで私は「止まってる=異常」くらいにしか思っていなかったが、そうじゃなかったんだなと。

私の体は、私のために必死に動いてくれてたんだと思ったら、少しだけ、自分の体が愛おしくなりました。

アドレナリンで動ける身体の異常

先生は、もう一つこんなことも言ってました。

「今のあなたはアドレナリンが出ていて、食べてなくても動けてしまう状態かもしれない」と。

アドレナリンとは、危機に陥ったときに出るホルモンで、痛みや疲れを感じにくくしたり、瞬間的に力を出せるようにするものです。

私は毎日、普通に学校に行って、部活もしていたから「自分は全然元気だ」と思ってました。

でもそれが「普通」じゃないことに、やっと気づきました。

食べてないのに動けているのは、頑張れてるんじゃなくて「体が危険信号を出してる」状態だったんです。

なのに私は、その体にさらにムチを打って、もっと痩せようとしていた。

先生の話を聞きながら、少しずつ、自分の状態を客観的に見られるようになっていきました。

わかっていても、食べる気になれなかった

説明を受けて「なるほど」「そうだったんだ」と思う部分も確かにありました。

でも、だからといって急に食べられるようになるわけじゃなかったです。

「食べなきゃいけない」「体重を戻さないと生理も戻らない」と頭ではわかってるのに、心がついてこない。

それが一番しんどかったです。

家に帰っても、ご飯を目の前にすると手が止まる。

「これを全部食べたら太るかも」と思うと、怖くて涙が出てきたりして。

先生は、うつ病の人にも使うという薬を処方してくれました。

精神を安定させたり、食欲を少し増やしたりする効果がある薬。

でも、正直なところ、それが効いているのかはよくわからなかったです。

薬を飲んでいる自分を「ちゃんと治療してるんだ」と思い込むうとしていたところもあって。

実際は、アメリカンドッグをほんの一口食べただけで「なんでこんなもの食べたんだろう」と後悔して、すぐに運動してしまって。

脂を口にしてしまった恐怖と不安で涙が出てきて、気持ちが追いつかなくなった日もありました。

今振り返っても、その頃の私は、身体を治そうとしてるのに、心がまだ拒否してたんだと思います。

でも、それでも病院に行けたこと、誰かに話せたことは、自分にとって大きな一歩だったんです。

薬を飲んでも、心は置いてきぼりだった

揚げ物を一口、涙が止まらなかった夜

病院で処方された薬を、その日から飲み始めました。

先生からは、食後の気持ちを安定させたり、少し食欲が出やすくなる作用があると説明されました。

正直、私はその言葉にあまり期待していなかったと思います。

「これを飲めば食べられるようになる」なんて、どこか他人事のように聞いていました。

飲んでいるから大丈夫、飲んでいるから前に進んでいる。

そんな風に自分に言い聞かせていただけだった気がします。

ある日の夜、家族が食べていたアメリカンドッグを、ほんの一口だけもらいました。

食べたいと思って食べたはずなのに、口に入れた瞬間、頭の中が一気にざわざわし始めました。

「揚げ物を食べてしまった」

「太るかもしれない」

そう思った瞬間、体が勝手に動いていました。

部屋に戻って、すぐに体を動かし始めて、気づいたら涙が出ていました。

止めたくても止まらなくて、不安で胸がいっぱいになって、呼吸も浅くなって。

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