夫が何を考えているのか、分からない。
夫婦のことを話したいのに、
夫からは、
「別に」
「分からない」
といった短い返事しか返ってこない。
そのため、これ以上話しても無駄だと思い、
自分が我慢することを選んでいる。
しかし、その我慢も、
そろそろ限界に近づいている。
そんな状態になっていないでしょうか。
夫と離婚したいわけではない。
できれば、
これからも夫婦として一緒に暮らし、
今よりも関係を良くしていきたい。
夫の気持ちを理解したいとは思っている。
けれど、
「どうして何も話してくれないの?」
「私ばかりが、夫婦の関係を良くしようとしている気がする」
「結局、私が諦めるしかないの?」
と考えているうちに、
夫と話し合うこと自体が嫌になってしまう。
夫婦とはいえ、
二人は別々の人間です。
長く一緒に暮らしていても、
言葉にしていない気持ちや考えまで、
相手に伝わるわけではありません。
ここで一度、分けて考えてみます。
夫が「別に」「分からない」と短く答えたこと。
夫が、妻との関係を大切にしていないということ。
この二つは、同じことでしょうか。
夫が短く答えたことは、実際に起きたことです。
一方、
「夫は、私と話し合う気がない」
「夫は、私の気持ちを大切にしていない」
というのは、夫の反応を見て妻が考えたことです。
もちろん、夫の短い返事に寂しさや不満を感じることまで、
否定する必要はありません。
ただ、自分が感じたことと、
夫が実際に考えていることは、
同じとは限りません。
この記事では、
夫婦の間で、
どのような価値観がぶつかっているのかを整理します。
そのうえで、
妻が感じていることや望んでいることを夫に伝え、
夫が感じていることや望んでいることも確かめながら、
話し合う方法をお伝えします。
「妻が我慢する」
「夫とケンカする」
この二つ以外の選択肢を、一緒に考えていきます。
■この記事の内容
(目次)
・本記事の事例について
・この記事で扱う範囲
・夫婦の衝突は、価値観の違いから起きることがある
・価値観とは、何を大切にするかを決める基準
・架空事例1 家事をした妻と、その家事をやり直す夫
※ここから先は有料部分です。
・相手の反応と、自分の解釈を分ける
・架空事例2 将来のために貯金したい妻と、
海外旅行を楽しみたい夫
・架空事例3 家族の健康を考えた食事を作りたい妻と、
好みの味を楽しみたい夫
・架空事例4 まず気持ちを聞いてほしい妻と、
自分の経験を話す夫
・夫と話し合う前に使う『夫婦の話し合い準備シート』
・架空事例1を『夫婦の話し合い準備シート』で整理した例
・まとめ
・参考資料
■本記事の事例について
本文に登場する夫婦は架空です。
Q&Aサイト「Yahoo!知恵袋」に投稿された
複数の夫婦関係の相談を参考に、
相談の中で見られた悩みや価値観の違いを
もとに、
夫婦の事例として再構成しています。
架空の事例を置いたのは、
夫と妻それぞれの受け取り方や、
大切にしていることを整理し、
夫婦で話し合う際のヒントにしてもらうためです。
参考にした相談ページは、
記事末尾の「参考資料」に記載しています。
■この記事で扱う範囲
この記事では、
夫婦が対等な立場で話し合える状態にあり、
日常的な価値観の違いから起きる、
夫婦のすれ違いや言い争いを扱います。
一方、
暴力や脅し、
威圧、
必要な生活費を一方的に渡さないなど、
夫婦のどちらかが相手を怖がらせたり、
支配したりする行為は、
「価値観の違い」として扱いません。
こうした問題は、
本記事の対象外です。
※本記事は妻に向けて書いていますが、
妻だけを正しいとしたり、
夫だけに理解や我慢を求めたりする内容ではありません。
夫の立場から夫婦の価値観を整理する記事も、
公開しています。
■夫婦の衝突は、価値観の違いから起きることがある
夫婦ゲンカが起きると、つい、
「妻と夫の、どちらが正しいのか」
「妻と夫の、どちらが悪いのか」
を決めたくなります。
しかし、日常で起きる夫婦のすれ違いの中には、
善悪ではなく、
夫婦が、
それぞれ大切にしているものの違い
から生まれているものがあります。
■価値観とは、何を大切にするかを決める基準
価値観とは、人が物事を判断するときに使う基準です。
たとえば、
家事は、自分なりのやり方も尊重してほしい
お金は、将来のために貯めたい
食事は、家族の健康を考えて作りたい
悩みを話したときは、まず気持ちを分かってほしい
といった考え方も、価値観の一つです。
価値観は、
育った家庭やこれまでの経験、
生活環境などによって異なります。
そのため、
夫婦が同じ出来事を見ても、
同じように受け取るとは限りません。
価値観が違うこと自体は、
悪いことではありません。
問題が起きやすいのは、妻と夫が、
それぞれ大切にしている基準を、
「これが普通だ」
「相手も同じように考えるはずだ」
と思い込んでしまったときです。
妻にとって当たり前のことが、
夫にとっても当たり前とは限りません。
反対に、夫にとって当たり前のことが、
妻には理解しにくい場合もあります。
どちらかが間違っているのではなく、
夫婦が別々の基準で物事を判断している可能性があります。
ここからは、具体的な事例を使って、
夫婦のすれ違いを整理します。
事例ごとに、
夫婦がそれぞれ何を大切にしているのかを確かめ、
そのうえで、
自分の気持ちや希望を
どのように伝えれば
話し合いやすくなるのかを考えていきます。
まずは、家事のやり方をめぐる事例です。
■架空事例1 家事をした妻と、その家事をやり直す夫
妻と夫は、共働きです。
ある日の夕食後、妻が食器を洗いました。
しばらくして台所へ戻ると、夫が、妻の洗った食器をもう一度洗っています。
妻は夫に聞きました。
「どうして、また洗っているの?」
夫は答えました。
「少し汚れが残っていたから、洗い直したんだ」
妻は、その言葉を聞いて、
「私の家事のやり方を信用していないの?」
「せっかく洗ったのに、やり直されたら嫌な気持ちになる」
と思いました。
一方、夫は、
妻の家事を否定したいわけではありませんでした。
食器に汚れが残っていることが気になり、
自分が納得できる状態にしたかったのです。
妻は、
自分がした家事や、
自分なりのやり方を尊重してほしい
と考えています。
夫は、
食器は、汚れが残っていない状態まで洗いたい
と考えています。
この夫婦は、
家事をすること自体で対立しているわけではありません。
家事をどの状態まで終わらせればよいと考えるか、
その基準が違っていたのです。
ここから先では、
「夫が何を考えているのか分からない」
という混乱を、
「夫婦が大切にしているものの違い」として整理していきます。
4つの夫婦の事例を使いながら、
・実際に起きたこと
・自分がどう受け取ったのか
・自分が大切にしていること
・夫に確かめたいこと
・夫へ伝えたい希望
を順番に整理します。
最後には「夫婦の話し合い準備シート」を使って、
自分の場合は、夫に何を確かめ、何を伝えたいのかを整理できるようにします。
「妻が我慢する」か「夫とケンカする」かではなく、
何を話し合えばよいのかを見つけるための方法です。
夫が何を考えているのか、分からない。
夫婦のことを話したいのに、
夫からは、
「別に」
「分からない」
といった短い返事しか返ってこない。
そのため、これ以上話しても無駄だと思い、
自分が我慢することを選んでいる。
しかし、その我慢も、
そろそろ限界に近づいている。
そんな状態になっていないでしょうか。
夫と離婚したいわけではない。
できれば、
これからも夫婦として一緒に暮らし、
今よりも関係を良くしていきたい。
夫の気持ちを理解したいとは思っている。
けれど、
「どうして何も話してくれないの?」
「私ばかりが、夫婦の関係を良くしようとしている気がする」
「結局、私が諦めるしかないの?」
と考えているうちに、
夫と話し合うこと自体が嫌になってしまう。
夫婦とはいえ、
二人は別々の人間です。
長く一緒に暮らしていても、
言葉にしていない気持ちや考えまで、
相手に伝わるわけではありません。
ここで一度、分けて考えてみます。
夫が「別に」「分からない」と短く答えたこと。
夫が、妻との関係を大切にしていないということ。
この二つは、同じことでしょうか。
夫が短く答えたことは、実際に起きたことです。
一方、
「夫は、私と話し合う気がない」
「夫は、私の気持ちを大切にしていない」
というのは、夫の反応を見て妻が考えたことです。
もちろん、夫の短い返事に寂しさや不満を感じることまで、
否定する必要はありません。
ただ、自分が感じたことと、
夫が実際に考えていることは、
同じとは限りません。
この記事では、
夫婦の間で、
どのような価値観がぶつかっているのかを整理します。
そのうえで、
妻が感じていることや望んでいることを夫に伝え、
夫が感じていることや望んでいることも確かめながら、
話し合う方法をお伝えします。
「妻が我慢する」
「夫とケンカする」
この二つ以外の選択肢を、一緒に考えていきます。
■この記事の内容
(目次)
・本記事の事例について
・この記事で扱う範囲
・夫婦の衝突は、価値観の違いから起きることがある
・価値観とは、何を大切にするかを決める基準
・架空事例1 家事をした妻と、その家事をやり直す夫
※ここから先は有料部分です。
・相手の反応と、自分の解釈を分ける
・架空事例2 将来のために貯金したい妻と、
海外旅行を楽しみたい夫
・架空事例3 家族の健康を考えた食事を作りたい妻と、
好みの味を楽しみたい夫
・架空事例4 まず気持ちを聞いてほしい妻と、
自分の経験を話す夫
・夫と話し合う前に使う『夫婦の話し合い準備シート』
・架空事例1を『夫婦の話し合い準備シート』で整理した例
・まとめ
・参考資料
■本記事の事例について
本文に登場する夫婦は架空です。
Q&Aサイト「Yahoo!知恵袋」に投稿された
複数の夫婦関係の相談を参考に、
相談の中で見られた悩みや価値観の違いを
もとに、
夫婦の事例として再構成しています。
架空の事例を置いたのは、
夫と妻それぞれの受け取り方や、
大切にしていることを整理し、
夫婦で話し合う際のヒントにしてもらうためです。
参考にした相談ページは、
記事末尾の「参考資料」に記載しています。
■この記事で扱う範囲
この記事では、
夫婦が対等な立場で話し合える状態にあり、
日常的な価値観の違いから起きる、
夫婦のすれ違いや言い争いを扱います。
一方、
暴力や脅し、
威圧、
必要な生活費を一方的に渡さないなど、
夫婦のどちらかが相手を怖がらせたり、
支配したりする行為は、
「価値観の違い」として扱いません。
こうした問題は、
本記事の対象外です。
※本記事は妻に向けて書いていますが、
妻だけを正しいとしたり、
夫だけに理解や我慢を求めたりする内容ではありません。
夫の立場から夫婦の価値観を整理する記事も、
公開しています。
■夫婦の衝突は、価値観の違いから起きることがある
夫婦ゲンカが起きると、つい、
「妻と夫の、どちらが正しいのか」
「妻と夫の、どちらが悪いのか」
を決めたくなります。
しかし、日常で起きる夫婦のすれ違いの中には、
善悪ではなく、
夫婦が、
それぞれ大切にしているものの違い
から生まれているものがあります。
■価値観とは、何を大切にするかを決める基準
価値観とは、人が物事を判断するときに使う基準です。
たとえば、
家事は、自分なりのやり方も尊重してほしい
お金は、将来のために貯めたい
食事は、家族の健康を考えて作りたい
悩みを話したときは、まず気持ちを分かってほしい
といった考え方も、価値観の一つです。
価値観は、
育った家庭やこれまでの経験、
生活環境などによって異なります。
そのため、
夫婦が同じ出来事を見ても、
同じように受け取るとは限りません。
価値観が違うこと自体は、
悪いことではありません。
問題が起きやすいのは、妻と夫が、
それぞれ大切にしている基準を、
「これが普通だ」
「相手も同じように考えるはずだ」
と思い込んでしまったときです。
妻にとって当たり前のことが、
夫にとっても当たり前とは限りません。
反対に、夫にとって当たり前のことが、
妻には理解しにくい場合もあります。
どちらかが間違っているのではなく、
夫婦が別々の基準で物事を判断している可能性があります。
ここからは、具体的な事例を使って、
夫婦のすれ違いを整理します。
事例ごとに、
夫婦がそれぞれ何を大切にしているのかを確かめ、
そのうえで、
自分の気持ちや希望を
どのように伝えれば
話し合いやすくなるのかを考えていきます。
まずは、家事のやり方をめぐる事例です。
■架空事例1 家事をした妻と、その家事をやり直す夫
妻と夫は、共働きです。
ある日の夕食後、妻が食器を洗いました。
しばらくして台所へ戻ると、夫が、妻の洗った食器をもう一度洗っています。
妻は夫に聞きました。
「どうして、また洗っているの?」
夫は答えました。
「少し汚れが残っていたから、洗い直したんだ」
妻は、その言葉を聞いて、
「私の家事のやり方を信用していないの?」
「せっかく洗ったのに、やり直されたら嫌な気持ちになる」
と思いました。
一方、夫は、
妻の家事を否定したいわけではありませんでした。
食器に汚れが残っていることが気になり、
自分が納得できる状態にしたかったのです。
妻は、
自分がした家事や、
自分なりのやり方を尊重してほしい
と考えています。
夫は、
食器は、汚れが残っていない状態まで洗いたい
と考えています。
この夫婦は、
家事をすること自体で対立しているわけではありません。
家事をどの状態まで終わらせればよいと考えるか、
その基準が違っていたのです。
ここから先では、
「夫が何を考えているのか分からない」
という混乱を、
「夫婦が大切にしているものの違い」として整理していきます。
4つの夫婦の事例を使いながら、
・実際に起きたこと
・自分がどう受け取ったのか
・自分が大切にしていること
・夫に確かめたいこと
・夫へ伝えたい希望
を順番に整理します。
最後には「夫婦の話し合い準備シート」を使って、
自分の場合は、夫に何を確かめ、何を伝えたいのかを整理できるようにします。
「妻が我慢する」か「夫とケンカする」かではなく、
何を話し合えばよいのかを見つけるための方法です。