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礼 元No1風俗嬢・精神保健福祉士

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デリヘル嬢日記。元No.1風俗嬢✖精神保健福祉士が読み解く男たちの心理

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礼 元No1風俗嬢・精神保健福祉士

2026年07月12日 14:14

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500

円 (税抜)

目次

・はじめに


・リュックいっぱいのSMグッズおじ様
・膝を抱えて泣くガチ恋おじ様
・形自慢のお客様
・私が惚れてしまったお客様
・「痛い」と言っても止めてくれなかったお客様
・まだ自分は男なのか確かめに来たおじ様

・あとがき

・著者からのお知らせ

はじめに

はじめまして。

本書を手に取っていただき、ありがとうございます。

私は精神保健福祉士として、人の心や生きづらさについて学び、相談支援の仕事に携わってきました。

その後、ご縁があり、デリヘル嬢として働くことになります。

「精神保健福祉士が、なぜ風俗で働くの?」

そう思われる方もいるかもしれません。

私自身も、まさかそんな経験をするとは思っていませんでした。

ですが、その場所で私は、教科書では学ぶことのできない「人の心」と数え切れないほど出会いました。

風俗に来る男性というと、どんなイメージがありますか。

性欲が強い人。
遊び慣れている人。
刺激を求めている人。

そんなイメージを持つ方も多いでしょう。

もちろん、そのような方もいました。

しかし、それ以上に私が出会ったのは、

ただ誰かに話を聞いてほしい人。

仕事や家庭で疲れ切っている人。

恋愛に傷ついた人。

誰にも弱音を吐けず、一人で苦しんでいる人。

そして、膝を抱えて涙を流す人でした。

一人ひとりと向き合うたびに思ったのです。

人は、見えている姿だけでは分からない。

その行動には理由があり、その奥には、その人だけの人生がある。

精神保健福祉士として学んだ知識と、デリヘル嬢として実際に見てきた経験。

この二つが重なったことで、私は以前よりも、人の心を立体的に見ることができるようになりました。

本書は、風俗業界の暴露本ではありません。

男性を批判する本でもありません。

実際に出会った印象的なお客様とのエピソードを通して、

「なぜ、その行動を取るのか。」

「その人は、本当は何を求めていたのか。」

そんな心の動きを、心理学の視点も交えながら読み解いていきます。

風俗という特別な世界の話ではありますが、そこに登場する感情は、決して特別なものではありません。

寂しさ。

孤独。

承認されたい気持ち。

愛されたいという願い。

それらは、私たち誰もが持っている感情です。

この本を読み終えたとき、「風俗」という世界だけではなく、人の心そのものを、少し違った角度から見つめられるようになっていただけたら嬉しく思います。

なお、本書に登場するエピソードは、実体験をもとにしていますが、個人が特定されないよう、プライバシーに配慮して一部内容を変更・再構成しています。

それでは、「デリヘル嬢日記」の世界へようこそ。

リュックいっぱいのSMグッズおじ様

印象に残っているお客様の一人が、リュックいっぱいにSMグッズを詰めて来る方でした。

部屋に入ると、リュックの中から次々と道具を並べ始めます。

縄だけでも何種類も。

口枷、アイマスク、手枷、足枷、首輪、蝋燭、電動マッサージャー、ローター、バイブ。

さらに、鼻を上向きに固定するノーズフックまで。

そのほかにも、ムチ、パドル、ピンホイール、乳首クリップなど、まるで専門店の展示のような品ぞろえでした。

「今日はこれを使って楽しみたい。」

そう言われました。

私は、

「オプションになりますので、追加料金をお願いします。」

とお伝えすると、

「えー、オプション代払うの?」

と少し渋い反応。

最終的には納得してくださいましたが、その後に言われた一言が、とても印象に残っています。

「いろんなデリヘル嬢に使ってるけど、みんな喜んでくれるよ。」

さらに、

「みんな『嬉しい』『楽しい』って言ってくれるし、オプション代なんてもらったことないよ。」

とも話していました。

私は、その言葉を聞いた瞬間に別のことが気になりました。

使い回しなの?

どんなに、

「ちゃんと洗ってあるよ。」

と言われても、粘膜に触れる可能性のある道具を使うことには抵抗がありました。

衛生面を考えれば、私にとっては受け入れられません。

結局、その日は粘膜に触れない蝋燭だけを使いました。

仕事だからこそ、自分の中で譲れない線引きは必要だったのです。

男性は「みんな喜んでいる」と信じたい

心理学では、人は自分の行動を正当化したい気持ちを持っています。

もし相手が本当は嫌だったとしても、

「喜んでくれた。」

「楽しんでくれた。」

と思えた方が、自分の行動に自信が持てます。

そのため、自分に都合のいい反応だけを受け取ってしまうことがあります。

風俗嬢は接客のプロです。

笑顔になったり、

「楽しかったです。」

と言ったりすることも仕事の一部です。

また、お客様にリピートしていただくために、場の雰囲気を壊さないよう振る舞うこともあります。

だから、本当に楽しんでいたのか。

それとも、お仕事として楽しい雰囲気を作っていたのか。

それは本人にしか分かりません。

お客様には、その違いが見えにくいことがあります。

「みんな喜んでくれた。」

という言葉の裏には、

「自分は相手を楽しませている人間でありたい。」

そんな気持ちが隠れていることも少なくありません。

SMで本当に大切なのは「安全・合意・衛生」

心理学では、SMやフェティシズムそのものは、特別珍しい性的嗜好ではないと考えられています。

大切なのは、嗜好があることではありません。

その楽しみ方です。

多くのSM愛好者が大切にしている考え方に、

SSC(Safe・Sane・Consensual)

というものがあります。

これは、

・安全であること

・お互いが納得していること

・相手を尊重すること

を意味しています。

さらに、

RACK(Risk-Aware Consensual Kink)

という考え方では、

リスクを理解したうえで、お互いが同意して楽しむことが重視されています。

つまり、本当に大切なのは道具ではありません。

相手が嫌だと言えば無理に勧めないこと。

衛生管理を徹底すること。

そして、お互いが安心して楽しめることです。

私が守りたかったもの

私は仕事だからこそ、自分の境界線を守りました。

「これはできる。」

「これはできない。」

その線引きをすることは、お客様を否定することではありません。

自分の身体と心を守るために必要な判断でした。

風俗嬢は、お客様の希望をできるだけ叶える仕事です。

でも、だからといって、何でも受け入れなければならないわけではありません。

長く働くためには、自分の「無理」をきちんと知っておくこと。

それもまた、プロとして大切なことなのだと、このお客様から教えてもらいました。

膝を抱えて泣くガチ恋おじ様

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