「過去問はもう何度も解いて、9割正解できるのに、模試や初見の問題になるとガクッと点数が落ちる…」 そんな不安を抱えていませんか?
今回はこのような不安を抱える人のためにキャリアコンサルタント試験のオリジナル問題集を作成しました!
ぜひこの記事をご利用ください!
この問題集の「3つポイント」
この問題集は、単に過去問を並び替えただけのものや、私の「勘」で作ったものではないです。
学科試験の出題傾向、引っ掛けパターンのクセ、重要キーワードを徹底分析し、そこから導き出したロジックに基づいて作成した「完全オリジナルの一問一答集」です。
① 「1問1答形式」だから、知識が定着しているかどうか1秒でわかる
1問ずつ正確に解説を確認していくことで、自分が本当に理解できている箇所と、丸暗記で誤魔化していた弱点がハッキリわかるようになります。
② 過去問の「テーマ」はそのまま、切り口を変えた『ひねり問題』
出題範囲や重要な法令・キャリア理論といったベースは本番の試験に忠実に合わせています。
ただし、選択肢の言い回しや問われる角度を絶妙に変えているため、過去問の暗記をリセットし、本番さながらの対応力が身につきます。
③ 最新の統計情報・法改正もしっかりカバー
受験生が最も対策に苦戦する「労働経済の分析」や「能力開発基本調査」などの統計・白書関係の問題があります。
これらも、直近のデータから「今年狙われる可能性が極めて高いポイント」を抽出して一問一答に落とし込んでいます。
スマホで完結!「タイパ最高」な使い方
こんな方におすすめです
過去問を何周もしてしまい、次にやるべき教材を探している方
消去法ではなく、自信を持って正解を判断できるようになりたい方
忙しくて机に向かう時間が取れず、スキマ時間で効率よく合格ラインを超えたい方
最新の統計問題の対策に、余計な時間をかけたくない方
サンプルとして8問掲載し、それ以降は有料記事とします。
第一弾となりまりますが計50問の問題集です。
スクロールして正解を都度確認することができます。
国家資格キャリアコンサルタント学科試験 オリジナル問題集(50問・解説付)
オリジナル問題 問1
「人的資本経営」の指針(人材版伊藤レポート等)が提唱する、企業経営における人材戦略の在り方に関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。
人的資本経営の要諦は、人材を「消費される資源」ではなく「価値を創造する資本」と捉え、その価値を最大限に引き出すための投資を行うことにある。
経営戦略と人材戦略を連動させるためには、人事部門が独自にKPIを設定するのではなく、経営陣が主導して「動的な人材ポートフォリオ」を構築する必要がある。
日本型の雇用慣行を維持し、組織への帰属意識を高めるために、全てのポジションをメンバーシップ型雇用で固定し、ジョブ型雇用の導入を避けることが推奨されている。
従業員のエンゲージメント向上は、単なる福利厚生の充実ではなく、個人の自律的なキャリア形成と企業の成長が同じ方向を向くことで実現される。
【正解】 3
【詳細な解説】
● 選択肢3(不適切): レポートでは、メンバーシップ型雇用に固執するのではなく、自社の経営戦略に合わせて「ジョブ型」の要素を取り入れるなど、雇用形態を柔軟に組み合わせることが求められています。
● 選択肢1(適切): 人的資本経営の根本的な考え方です。人材を「コスト(費用)」ではなく「資本(投資対象)」として管理します。
● 選択肢2(適切): 経営戦略と人材戦略の連動(As-Is To-Beギャップの解消)は最重要課題であり、経営陣の関与が不可欠とされています。
● 選択肢4(適切): 「個と組織の関係」の変革が重視されており、お互いが選び合う関係を築くことがエンゲージメントの本質とされています。
オリジナル問題 問2
「暮らしと意識に関する調査(2022年)」における、人々の生活実感や社会観に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
自分が「中流の暮らし」を送っていると自認している人の割合は、過去の高度経済成長期と比較して激減し、現在は全体の2割程度にとどまっている。
「中流の暮らし」を送るために必要な条件として、「自家用車を所有していること」を選択した人の割合が、全項目の中で最も高かった。
「日本では、努力さえすれば誰でも豊かになることができる」という考え方に対し、「そう思わない(計)」と答えた否定的な層の割合が、「そう思う(計)」という肯定的な層を上回っている。
将来の暮らし向きの見通しについて、「今よりも良くなる」と回答した人の比率は、「今より悪くなる」と回答した人の比率よりも高い。
【正解】 3
【詳細な解説】
● 選択肢3(適切): 調査結果では、努力が報われるという社会観に対し、「そう思わない(計)」が54.4%であり、「そう思う(計)」の44.6%を上回る結果が出ています。
● 選択肢1(不適切): 自分の生活水準を「中(中の上・中・中の下)」と捉える人は依然として多数派(約8割程度)であり、2割という数値は誤りです。
● 選択肢2(不適切): 中流の条件として最も多く選ばれたのは「世帯主が正社員として働いていること(58.1%)」です。
● 選択肢4(不適切): 将来の見通しは厳しく、「今より悪くなる(44.3%)」が最も高く、「良くなる(4.0%)」は極めて少数です。
オリジナル問題 問3
「労働経済の分析」等の公的資料に基づく、キャリアコンサルティングの効果や実施状況に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
相談経験がある労働者は、相談経験がない労働者に比べて、自主的な学び(自己啓発)に取り組む割合が低くなる傾向にある。
キャリアコンサルティングを受けたことがある人の割合を雇用形態別に見ると、正社員よりも派遣社員の方が高くなっている。
キャリアコンサルティングを受けたことによる具体的な効果として、「今の会社で定年まで働き続けたいという意欲が必ず高まる」という点については、全ての年代で100%の相関が確認されている。
自分の職業能力が「他社でも通用する」と考えるエンプロイアビリティへの自信は、相談経験の有無によって差が生じないことが示されている。
【正解】 2
【詳細な解説】
● 選択肢2(適切): 実態として、正社員(11.5%)よりも派遣社員(19.6%)や契約社員(15.9%)の方が、相談経験がある割合が高くなっています。これは派遣法によるキャリアアップ支援義務化などの影響と考えられます。
● 選択肢1(不適切): 相談経験がある労働者の方が、自己啓発に取り組む割合が高くなるという正の相関が示されています。
● 選択肢3(不適切): キャリアコンサルティングの効果は多岐にわたりますが、「定年まで働き続けたい意欲」が必ず高まるといった極端なデータや、100%の相関といった結果は示されていません。
● 選択肢4(不適切): 相談経験がある者の方が、自分の能力が他社でも通用すると考える「持ち運び可能性(エンプロイアビリティ)」を肯定的に捉える割合が高い結果が出ています。
オリジナル問題 問4
ホランド(Holland, J. L.)の理論に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
ホランドは、個人の能力を9つの適性(知的能力、言語能力、数理能力など)に分類して測定する「一般職業適性検査(GATB)」を開発した。
6つの興味タイプ(RIASEC)において、六角形上で隣り合うタイプ同士は心理的な類似性が高く、対角線上にあるタイプ同士は類似性が低いとされる。
ホランドの理論では、個人のパーソナリティ・タイプを特定することのみが重要であり、その人が身を置く職場環境のタイプを考慮する必要はないとしている。
ホランドの6領域の一つである「慣習的(Conventional)」領域は、創造的な表現や芸術的な活動を好み、自由な環境で能力を発揮する領域を指す。
【正解】 2
【詳細な解説】
● 選択肢2(適切): 六角形モデルの構造的特性として、隣接するタイプは共通点が多く(例:RとI)、対角にあるタイプは共通点が少ない(例:RとS)と定義されています。
● 選択肢1(不適切): GATB(一般職業適性検査)は「能力」を測るもので、ホランド理論(興味・パーソナリティ)に基づくものではありません。ホランド理論をベースとしたのはVPI職業興味検査などです。
● 選択肢3(不適切): ホランド理論の核心は、「個人のタイプと環境のタイプの一致(Congruence)」が職業的満足に繋がるという点にあります。環境の考慮は不可欠です。
● 選択肢4(不適切): 記述の内容は「芸術的(Artistic)」領域のものです。「慣習的(Conventional)」領域は、整理整頓、計算、記録などの秩序立った活動を好む領域を指します。
オリジナル問題 問5
多文化・社会正義の視点を用いたキャリア理論に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
ブルースティン(Blustein, D. L.)は、従来の理論が「選択の自由」がある層を前提としていることを批判し、社会階層や特権の有無がキャリアに及ぼす影響を重視した。
社会正義の視点に立つキャリア支援では、相談者の悩みはすべて本人の内面的な葛藤に起因すると考え、社会構造や環境への働きかけは専門外として切り捨てる。
サビカス(Savickas, M. L.)が提唱した概念に、キャリアガイダンスの政治性を分析した「4つのイデオロギー(保守、自由主義、進歩、急進)」がある。
カウンセラーは、自身の文化的バイアス(偏見や先入観)を自覚する必要はなく、常に客観的で中立な立場からクライエントを指導すべきである。
【正解】 1
【詳細な解説】
● 選択肢1(適切): ブルースティンは「働くことの心理学」の中で、社会的な格差や経済的制約など、「社会階層(Social Class)」がキャリア形成の決定要因になることを強調しました。
● 選択肢2(不適切): 社会正義の視点では、個人の問題の背景にある「社会構造的な障壁(格差や差別)」に目を向け、環境改善のためのアドボカシー(擁護)も支援に含めます。
選択肢3(不適切): 「4つのイデオロギー」を提唱したのは、イギリスのワッツ(Watts, A. G.)です。サビカスはナラティブ(物語)を重視するキャリア構築理論の提唱者です。
選択肢4(不適切): 多文化カウンセリングでは、カウンセラーが「自分自身の持つ文化的価値観やバイアス」を自覚することが、支援の質を保つために不可欠であるとされています。
オリジナル問題 問6
ジェラット(Gelatt, H. B.)の意思決定理論に関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。
キャリア発達における意思決定を、客観的なデータに基づく合理的なプロセスとして捉え、予測・評価・決定のサイクルを提示した。
意思決定のプロセスは、「予測システム」「価値システム」「決定システム」の3つのサブシステムから構成されると提唱した。
変化が激しく予測困難な現代においては、合理的な分析(左脳)だけでなく、直感や創造性(右脳)を統合した「積極的不確実性」の受容が重要であると説いた。
意思決定とは、一度の選択で最終的な結論を出すものであり、過去の経験や新たな情報によってその決定プロセスが繰り返されることはないと考えた。
【正解】 4
【詳細な解説】
● 選択肢4(不適切): ジェラットの理論では、意思決定は「連続的なプロセス」であるとされています。一度の決定で終わるものではなく、探索的な決定を繰り返しながら、新たな情報や経験を取り入れて次なる決定へと進む循環的なものとして定義されています。
● 選択肢1(適切): 初期ジェラットの理論は、教育現場におけるガイダンスの枠組みとして、合理的な意思決定の仕方を提示することから始まりました。
● 選択肢2(適切): ジェラットは、情報を処理して選択肢を絞り込むための枠組みとして、結果を予測する「予測システム」、望ましさを評価する「価値システム」、選択基準を設ける「決定システム」の3つを提唱しています。
● 選択肢3(適切): 後期のジェラットは、合理性だけでは対応できない変化の激しい時代に合わせ、直感や不確実性を肯定的に捉える「積極的不確実性(Positive Uncertainty)」を提唱しました。
オリジナル問題 問7
キャリア構築理論や転機の理論に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
ブリッジズ(Bridges, W.)は、転機(トランジション)を「終わり」「中間の空白(ニュートラル・ゾーン)」「始まり」という3つの段階で捉えるモデルを提唱した。
シュロスバーグ(Schlossberg, N. K.)は、個人の特性が変化の激しい環境においてどれだけ柔軟に機能するかを示す指標として「キャリア・アダプタビリティ」を定義した。
サビカス(Savickas, M. L.)は、転機を乗り越えるためのリソースを整理する枠組みとして、状況・自己・支援・戦略の「4S」モデルを提唱した。
ジェラット(Gelatt, H. B.)は、ナラティブ(物語)のアプローチを通じて、クライエントが自らの職業人生に意味を見出す「キャリア構築インタビュー」を開発した。
【正解】 1
【詳細な解説】
● 選択肢1(適切): ブリッジズは、転機を単なる出来事ではなく心理的な変化のプロセスと捉え、「何かが終わること」から始まり、「ニュートラル・ゾーン」を経て「新しい始まり」に至るという3段階モデルを提唱しました。
● 選択肢2(不適切): 「キャリア・アダプタビリティ」は、サビカスが提唱した概念です。シュロスバーグが提唱したのは、転機に対処するための「4S」などの枠組みです。
● 選択肢3(不適切): 転機の対処リソースを整理する「4S(Situation, Self, Support, Strategies)」はシュロスバーグの理論です。サビカスはキャリア構築理論の提唱者です。
● 選択肢4(不適切): 「キャリア構築インタビュー」やナラティブな視点はサビカスの理論に基づいています。ジェラットは意思決定理論の提唱者です。
オリジナル問題 問8
不安を回避するために無意識に行われる「防衛機制」に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
自分が抱いている攻撃的な感情や不快な思いを、あたかも相手が自分に対して持っているかのように思い込むことを「投影(投射)」という。
満たされない欲求を、社会的に価値のある高い目標(芸術活動や仕事など)に振り向けて解消することを「退行」という。
過去に経験した辛い出来事や、受け入れがたい衝動を、意識の中から締め出して忘却しようとすることを「合理化」という。
自分が尊敬する他者の特性や態度を自分のものとして取り入れ、自分をその人物と重ね合わせることで満足感を得ることを「反動形成」という。
【正解】 1
【詳細な解説】
● 選択肢1(適切): 投影(投射)とは、自分の内面にある容認しがたい感情や属性を、他者が持っているものとして相手に転嫁する心理メカニズムを指します。
● 選択肢2(不適切): 社会的に価値のある活動に置き換えるのは「昇華」です。「退行」は、耐え難い事態に直面した際に子供のような未熟な段階に戻ることを指します。
● 選択肢3(不適切): 意識から締め出すのは「抑圧」です。「合理化」は、自分の失敗や欠点に対して、もっともらしい理由(理屈)をつけて正当化することを指します。
● 選択肢4(不適切): 他者の特性を取り入れるのは「同一視(同一化)」です。「反動形成」は、抑圧された衝動が漏れ出さないよう、本心とは正反対の極端な態度をとることを指します。
「過去問はもう何度も解いて、9割正解できるのに、模試や初見の問題になるとガクッと点数が落ちる…」 そんな不安を抱えていませんか?
今回はこのような不安を抱える人のためにキャリアコンサルタント試験のオリジナル問題集を作成しました!
ぜひこの記事をご利用ください!
この問題集の「3つポイント」
この問題集は、単に過去問を並び替えただけのものや、私の「勘」で作ったものではないです。
学科試験の出題傾向、引っ掛けパターンのクセ、重要キーワードを徹底分析し、そこから導き出したロジックに基づいて作成した「完全オリジナルの一問一答集」です。
① 「1問1答形式」だから、知識が定着しているかどうか1秒でわかる
1問ずつ正確に解説を確認していくことで、自分が本当に理解できている箇所と、丸暗記で誤魔化していた弱点がハッキリわかるようになります。
② 過去問の「テーマ」はそのまま、切り口を変えた『ひねり問題』
出題範囲や重要な法令・キャリア理論といったベースは本番の試験に忠実に合わせています。
ただし、選択肢の言い回しや問われる角度を絶妙に変えているため、過去問の暗記をリセットし、本番さながらの対応力が身につきます。
③ 最新の統計情報・法改正もしっかりカバー
受験生が最も対策に苦戦する「労働経済の分析」や「能力開発基本調査」などの統計・白書関係の問題があります。
これらも、直近のデータから「今年狙われる可能性が極めて高いポイント」を抽出して一問一答に落とし込んでいます。
スマホで完結!「タイパ最高」な使い方
こんな方におすすめです
過去問を何周もしてしまい、次にやるべき教材を探している方
消去法ではなく、自信を持って正解を判断できるようになりたい方
忙しくて机に向かう時間が取れず、スキマ時間で効率よく合格ラインを超えたい方
最新の統計問題の対策に、余計な時間をかけたくない方
サンプルとして8問掲載し、それ以降は有料記事とします。
第一弾となりまりますが計50問の問題集です。
スクロールして正解を都度確認することができます。
国家資格キャリアコンサルタント学科試験 オリジナル問題集(50問・解説付)
オリジナル問題 問1
「人的資本経営」の指針(人材版伊藤レポート等)が提唱する、企業経営における人材戦略の在り方に関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。
人的資本経営の要諦は、人材を「消費される資源」ではなく「価値を創造する資本」と捉え、その価値を最大限に引き出すための投資を行うことにある。
経営戦略と人材戦略を連動させるためには、人事部門が独自にKPIを設定するのではなく、経営陣が主導して「動的な人材ポートフォリオ」を構築する必要がある。
日本型の雇用慣行を維持し、組織への帰属意識を高めるために、全てのポジションをメンバーシップ型雇用で固定し、ジョブ型雇用の導入を避けることが推奨されている。
従業員のエンゲージメント向上は、単なる福利厚生の充実ではなく、個人の自律的なキャリア形成と企業の成長が同じ方向を向くことで実現される。
【正解】 3
【詳細な解説】
● 選択肢3(不適切): レポートでは、メンバーシップ型雇用に固執するのではなく、自社の経営戦略に合わせて「ジョブ型」の要素を取り入れるなど、雇用形態を柔軟に組み合わせることが求められています。
● 選択肢1(適切): 人的資本経営の根本的な考え方です。人材を「コスト(費用)」ではなく「資本(投資対象)」として管理します。
● 選択肢2(適切): 経営戦略と人材戦略の連動(As-Is To-Beギャップの解消)は最重要課題であり、経営陣の関与が不可欠とされています。
● 選択肢4(適切): 「個と組織の関係」の変革が重視されており、お互いが選び合う関係を築くことがエンゲージメントの本質とされています。
オリジナル問題 問2
「暮らしと意識に関する調査(2022年)」における、人々の生活実感や社会観に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
自分が「中流の暮らし」を送っていると自認している人の割合は、過去の高度経済成長期と比較して激減し、現在は全体の2割程度にとどまっている。
「中流の暮らし」を送るために必要な条件として、「自家用車を所有していること」を選択した人の割合が、全項目の中で最も高かった。
「日本では、努力さえすれば誰でも豊かになることができる」という考え方に対し、「そう思わない(計)」と答えた否定的な層の割合が、「そう思う(計)」という肯定的な層を上回っている。
将来の暮らし向きの見通しについて、「今よりも良くなる」と回答した人の比率は、「今より悪くなる」と回答した人の比率よりも高い。
【正解】 3
【詳細な解説】
● 選択肢3(適切): 調査結果では、努力が報われるという社会観に対し、「そう思わない(計)」が54.4%であり、「そう思う(計)」の44.6%を上回る結果が出ています。
● 選択肢1(不適切): 自分の生活水準を「中(中の上・中・中の下)」と捉える人は依然として多数派(約8割程度)であり、2割という数値は誤りです。
● 選択肢2(不適切): 中流の条件として最も多く選ばれたのは「世帯主が正社員として働いていること(58.1%)」です。
● 選択肢4(不適切): 将来の見通しは厳しく、「今より悪くなる(44.3%)」が最も高く、「良くなる(4.0%)」は極めて少数です。
オリジナル問題 問3
「労働経済の分析」等の公的資料に基づく、キャリアコンサルティングの効果や実施状況に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
相談経験がある労働者は、相談経験がない労働者に比べて、自主的な学び(自己啓発)に取り組む割合が低くなる傾向にある。
キャリアコンサルティングを受けたことがある人の割合を雇用形態別に見ると、正社員よりも派遣社員の方が高くなっている。
キャリアコンサルティングを受けたことによる具体的な効果として、「今の会社で定年まで働き続けたいという意欲が必ず高まる」という点については、全ての年代で100%の相関が確認されている。
自分の職業能力が「他社でも通用する」と考えるエンプロイアビリティへの自信は、相談経験の有無によって差が生じないことが示されている。
【正解】 2
【詳細な解説】
● 選択肢2(適切): 実態として、正社員(11.5%)よりも派遣社員(19.6%)や契約社員(15.9%)の方が、相談経験がある割合が高くなっています。これは派遣法によるキャリアアップ支援義務化などの影響と考えられます。
● 選択肢1(不適切): 相談経験がある労働者の方が、自己啓発に取り組む割合が高くなるという正の相関が示されています。
● 選択肢3(不適切): キャリアコンサルティングの効果は多岐にわたりますが、「定年まで働き続けたい意欲」が必ず高まるといった極端なデータや、100%の相関といった結果は示されていません。
● 選択肢4(不適切): 相談経験がある者の方が、自分の能力が他社でも通用すると考える「持ち運び可能性(エンプロイアビリティ)」を肯定的に捉える割合が高い結果が出ています。
オリジナル問題 問4
ホランド(Holland, J. L.)の理論に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
ホランドは、個人の能力を9つの適性(知的能力、言語能力、数理能力など)に分類して測定する「一般職業適性検査(GATB)」を開発した。
6つの興味タイプ(RIASEC)において、六角形上で隣り合うタイプ同士は心理的な類似性が高く、対角線上にあるタイプ同士は類似性が低いとされる。
ホランドの理論では、個人のパーソナリティ・タイプを特定することのみが重要であり、その人が身を置く職場環境のタイプを考慮する必要はないとしている。
ホランドの6領域の一つである「慣習的(Conventional)」領域は、創造的な表現や芸術的な活動を好み、自由な環境で能力を発揮する領域を指す。
【正解】 2
【詳細な解説】
● 選択肢2(適切): 六角形モデルの構造的特性として、隣接するタイプは共通点が多く(例:RとI)、対角にあるタイプは共通点が少ない(例:RとS)と定義されています。
● 選択肢1(不適切): GATB(一般職業適性検査)は「能力」を測るもので、ホランド理論(興味・パーソナリティ)に基づくものではありません。ホランド理論をベースとしたのはVPI職業興味検査などです。
● 選択肢3(不適切): ホランド理論の核心は、「個人のタイプと環境のタイプの一致(Congruence)」が職業的満足に繋がるという点にあります。環境の考慮は不可欠です。
● 選択肢4(不適切): 記述の内容は「芸術的(Artistic)」領域のものです。「慣習的(Conventional)」領域は、整理整頓、計算、記録などの秩序立った活動を好む領域を指します。
オリジナル問題 問5
多文化・社会正義の視点を用いたキャリア理論に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
ブルースティン(Blustein, D. L.)は、従来の理論が「選択の自由」がある層を前提としていることを批判し、社会階層や特権の有無がキャリアに及ぼす影響を重視した。
社会正義の視点に立つキャリア支援では、相談者の悩みはすべて本人の内面的な葛藤に起因すると考え、社会構造や環境への働きかけは専門外として切り捨てる。
サビカス(Savickas, M. L.)が提唱した概念に、キャリアガイダンスの政治性を分析した「4つのイデオロギー(保守、自由主義、進歩、急進)」がある。
カウンセラーは、自身の文化的バイアス(偏見や先入観)を自覚する必要はなく、常に客観的で中立な立場からクライエントを指導すべきである。
【正解】 1
【詳細な解説】
● 選択肢1(適切): ブルースティンは「働くことの心理学」の中で、社会的な格差や経済的制約など、「社会階層(Social Class)」がキャリア形成の決定要因になることを強調しました。
● 選択肢2(不適切): 社会正義の視点では、個人の問題の背景にある「社会構造的な障壁(格差や差別)」に目を向け、環境改善のためのアドボカシー(擁護)も支援に含めます。
選択肢3(不適切): 「4つのイデオロギー」を提唱したのは、イギリスのワッツ(Watts, A. G.)です。サビカスはナラティブ(物語)を重視するキャリア構築理論の提唱者です。
選択肢4(不適切): 多文化カウンセリングでは、カウンセラーが「自分自身の持つ文化的価値観やバイアス」を自覚することが、支援の質を保つために不可欠であるとされています。
オリジナル問題 問6
ジェラット(Gelatt, H. B.)の意思決定理論に関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。
キャリア発達における意思決定を、客観的なデータに基づく合理的なプロセスとして捉え、予測・評価・決定のサイクルを提示した。
意思決定のプロセスは、「予測システム」「価値システム」「決定システム」の3つのサブシステムから構成されると提唱した。
変化が激しく予測困難な現代においては、合理的な分析(左脳)だけでなく、直感や創造性(右脳)を統合した「積極的不確実性」の受容が重要であると説いた。
意思決定とは、一度の選択で最終的な結論を出すものであり、過去の経験や新たな情報によってその決定プロセスが繰り返されることはないと考えた。
【正解】 4
【詳細な解説】
● 選択肢4(不適切): ジェラットの理論では、意思決定は「連続的なプロセス」であるとされています。一度の決定で終わるものではなく、探索的な決定を繰り返しながら、新たな情報や経験を取り入れて次なる決定へと進む循環的なものとして定義されています。
● 選択肢1(適切): 初期ジェラットの理論は、教育現場におけるガイダンスの枠組みとして、合理的な意思決定の仕方を提示することから始まりました。
● 選択肢2(適切): ジェラットは、情報を処理して選択肢を絞り込むための枠組みとして、結果を予測する「予測システム」、望ましさを評価する「価値システム」、選択基準を設ける「決定システム」の3つを提唱しています。
● 選択肢3(適切): 後期のジェラットは、合理性だけでは対応できない変化の激しい時代に合わせ、直感や不確実性を肯定的に捉える「積極的不確実性(Positive Uncertainty)」を提唱しました。
オリジナル問題 問7
キャリア構築理論や転機の理論に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
ブリッジズ(Bridges, W.)は、転機(トランジション)を「終わり」「中間の空白(ニュートラル・ゾーン)」「始まり」という3つの段階で捉えるモデルを提唱した。
シュロスバーグ(Schlossberg, N. K.)は、個人の特性が変化の激しい環境においてどれだけ柔軟に機能するかを示す指標として「キャリア・アダプタビリティ」を定義した。
サビカス(Savickas, M. L.)は、転機を乗り越えるためのリソースを整理する枠組みとして、状況・自己・支援・戦略の「4S」モデルを提唱した。
ジェラット(Gelatt, H. B.)は、ナラティブ(物語)のアプローチを通じて、クライエントが自らの職業人生に意味を見出す「キャリア構築インタビュー」を開発した。
【正解】 1
【詳細な解説】
● 選択肢1(適切): ブリッジズは、転機を単なる出来事ではなく心理的な変化のプロセスと捉え、「何かが終わること」から始まり、「ニュートラル・ゾーン」を経て「新しい始まり」に至るという3段階モデルを提唱しました。
● 選択肢2(不適切): 「キャリア・アダプタビリティ」は、サビカスが提唱した概念です。シュロスバーグが提唱したのは、転機に対処するための「4S」などの枠組みです。
● 選択肢3(不適切): 転機の対処リソースを整理する「4S(Situation, Self, Support, Strategies)」はシュロスバーグの理論です。サビカスはキャリア構築理論の提唱者です。
● 選択肢4(不適切): 「キャリア構築インタビュー」やナラティブな視点はサビカスの理論に基づいています。ジェラットは意思決定理論の提唱者です。
オリジナル問題 問8
不安を回避するために無意識に行われる「防衛機制」に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
自分が抱いている攻撃的な感情や不快な思いを、あたかも相手が自分に対して持っているかのように思い込むことを「投影(投射)」という。
満たされない欲求を、社会的に価値のある高い目標(芸術活動や仕事など)に振り向けて解消することを「退行」という。
過去に経験した辛い出来事や、受け入れがたい衝動を、意識の中から締め出して忘却しようとすることを「合理化」という。
自分が尊敬する他者の特性や態度を自分のものとして取り入れ、自分をその人物と重ね合わせることで満足感を得ることを「反動形成」という。
【正解】 1
【詳細な解説】
● 選択肢1(適切): 投影(投射)とは、自分の内面にある容認しがたい感情や属性を、他者が持っているものとして相手に転嫁する心理メカニズムを指します。
● 選択肢2(不適切): 社会的に価値のある活動に置き換えるのは「昇華」です。「退行」は、耐え難い事態に直面した際に子供のような未熟な段階に戻ることを指します。
● 選択肢3(不適切): 意識から締め出すのは「抑圧」です。「合理化」は、自分の失敗や欠点に対して、もっともらしい理由(理屈)をつけて正当化することを指します。
● 選択肢4(不適切): 他者の特性を取り入れるのは「同一視(同一化)」です。「反動形成」は、抑圧された衝動が漏れ出さないよう、本心とは正反対の極端な態度をとることを指します。