「漢方薬剤師になりたいんです」
これまで何人もの薬剤師さんから、こう相談を受けてきました。
その多くが、
調剤薬局で働いている
ドラッグストアで忙殺されている
「このままでいいのかな」と感じている
そして必ずこう続きます。
「何をしたらいいかわからなくて...」
私自身は、大学時代の就活でまったく同じところからスタートしました。
資格も特別なコネもなく、
「漢方が好き」「もっと人の話を聞く仕事がしたい」
それだけで、漢方の世界に足を踏み入れました。
この記事では、
実際に漢方薬剤師になるまでに私がやったこと
そして
今振り返って「これはやらなくてよかった」と思うこと
を、本音で書いています。
キラキラした成功談ではありません。
遠回りも、失敗も、迷いも含めた“現実”です。
これから漢方薬剤師を目指す方が、
少しでも無駄な時間やお金を使わずに進めるよう、
参考になれば嬉しいです。
① 漢方薬剤師って、実際どんな仕事?
漢方薬剤師というと、
「知識が豊富で、難しい理論を語れる人」
そんなイメージを持たれがちです。
しかし、現場に立ってみて感じたのは、
一番大事なのは“漢方の知識量”ではない ということでした。
実際の仕事は、
調剤業務とは、求められる力がかなり違います。
✔ 処方を正確にこなす力
よりも
✔ 話を遮らずに聞く力
✔ すぐ答えを出さない力
これが想像できないまま目指すと、
「思ってたのと違う…」となりやすいです。
② 私の経験・経歴(漢方薬剤師になるまでのリアルな道のり)
私は、社会人1年目から漢方薬局に就職しました。
いわゆる「新卒で漢方薬局に入った」ケースです。
ただし、最初から漢方相談ができていたわけではありません。
社会人としての基本もわからないまま、
オンライン研修を受け、実店舗に入り、
現場のスピードや空気感についていくのが精一杯でした。
結果として、
「この環境で続けるのは難しい」と感じ、
比較的早い段階で転職を選びました。
次に選んだのは、
漢方と調剤の両方を行っている薬局 です。
ここではまず、
調剤薬局での勤務がメイン でした。
処方箋を通して疾患を知る
医師がどんな意図で薬を出しているのかを考える
西洋薬の使い分け、副作用、限界を体感する
同時に、
社内の漢方勉強会には継続して参加し、少しずつ「漢方の考え方」に触れていきました。
③ 調剤で働いた時間が、あとから効いてきた
調剤薬局で働いていた当時は、正直なところ、
「早く漢方の相談業務をやりたい」
「遠回りしている気がする」
そう感じることもありました。
しかし、今振り返ると、この時間は無駄ではなかった と強く思います。
なぜなら、
西洋医学の診断名が自然と頭に入る
医師の処方意図を想像できる
「この症状でこの薬が出ている」という背景が読める
これは、国家試験の勉強だけでは身につかない感覚でした。
漢方相談の場面では、
こうしたことを、
お客様に無理なく説明できる ようになります。
また、漢方の勉強をする際にも、
「この症状、西洋医学ではこう考える」
「だから漢方ではこう捉える」
と、関連づけて理解できるようになり、
知識が点ではなく線でつながっていきました。
④ 漢方薬剤師を目指すなら、調剤経験は“あっていい”
よく聞かれる質問があります。
「最初から漢方薬局に入らないとダメですか?」
私の答えは、はっきりしています。
「必ずしも、そうではありません。」
むしろ、
先に調剤で働く
西洋薬・疾患・処方の考え方を身体に入れる
これは、
漢方薬剤師として働くうえで
大きな土台になる と感じています。
もちろん、
最初から漢方一本で進む道もあります。
ただ、漢方相談では
「今、どんな治療を受けているか」
「病院の治療とどう併用するか」
を避けて通れません。
そのときに、
西洋薬や身体の仕組みがわかっていることは、
お客様の安心感にも、自分自身の判断力にも直結します。
⑤ 私がこのルートを通って思うこと
結果的に私は、
調剤薬局での勤務
漢方の勉強会への参加
漢方薬局と調剤薬局の並行勤務
という段階を経て、
現在は 漢方薬局のみ で働いています。
一見、遠回りに見えるかもしれません。
しかし、
この方法は、
これから漢方薬剤師を目指す人にとって、
再現性の高い道 だと思っています。
⑥漢方薬剤師になるために“本当に必要だったもの”と”そうでないもの”
まず結論から書きます。
「漢方薬剤師になりたいんです」
これまで何人もの薬剤師さんから、こう相談を受けてきました。
その多くが、
調剤薬局で働いている
ドラッグストアで忙殺されている
「このままでいいのかな」と感じている
そして必ずこう続きます。
「何をしたらいいかわからなくて...」
私自身は、大学時代の就活でまったく同じところからスタートしました。
資格も特別なコネもなく、
「漢方が好き」「もっと人の話を聞く仕事がしたい」
それだけで、漢方の世界に足を踏み入れました。
この記事では、
実際に漢方薬剤師になるまでに私がやったこと
そして
今振り返って「これはやらなくてよかった」と思うこと
を、本音で書いています。
キラキラした成功談ではありません。
遠回りも、失敗も、迷いも含めた“現実”です。
これから漢方薬剤師を目指す方が、
少しでも無駄な時間やお金を使わずに進めるよう、
参考になれば嬉しいです。
① 漢方薬剤師って、実際どんな仕事?
漢方薬剤師というと、
「知識が豊富で、難しい理論を語れる人」
そんなイメージを持たれがちです。
しかし、現場に立ってみて感じたのは、
一番大事なのは“漢方の知識量”ではない ということでした。
実際の仕事は、
お客様の話をじっくり聞き、その方に合った相槌やトーンで話す
生活背景・性格・価値観を含めて考える
「正解」より「その人に合う」を探す
調剤業務とは、求められる力がかなり違います。
✔ 処方を正確にこなす力
よりも
✔ 話を遮らずに聞く力
✔ すぐ答えを出さない力
これが想像できないまま目指すと、
「思ってたのと違う…」となりやすいです。
② 私の経験・経歴(漢方薬剤師になるまでのリアルな道のり)
私は、社会人1年目から漢方薬局に就職しました。
いわゆる「新卒で漢方薬局に入った」ケースです。
ただし、最初から漢方相談ができていたわけではありません。
社会人としての基本もわからないまま、
オンライン研修を受け、実店舗に入り、
現場のスピードや空気感についていくのが精一杯でした。
結果として、
「この環境で続けるのは難しい」と感じ、
比較的早い段階で転職を選びました。
次に選んだのは、
漢方と調剤の両方を行っている薬局 です。
ここではまず、
調剤薬局での勤務がメイン でした。
処方箋を通して疾患を知る
医師がどんな意図で薬を出しているのかを考える
西洋薬の使い分け、副作用、限界を体感する
同時に、
社内の漢方勉強会には継続して参加し、少しずつ「漢方の考え方」に触れていきました。
③ 調剤で働いた時間が、あとから効いてきた
調剤薬局で働いていた当時は、正直なところ、
「早く漢方の相談業務をやりたい」
「遠回りしている気がする」
そう感じることもありました。
しかし、今振り返ると、この時間は無駄ではなかった と強く思います。
なぜなら、
西洋医学の診断名が自然と頭に入る
医師の処方意図を想像できる
「この症状でこの薬が出ている」という背景が読める
これは、国家試験の勉強だけでは身につかない感覚でした。
漢方相談の場面では、
すでに使っている薬
これから起こりやすい副作用
西洋薬と併用したときに、いいとこどりができる漢方の選定
こうしたことを、
お客様に無理なく説明できる ようになります。
また、漢方の勉強をする際にも、
「この症状、西洋医学ではこう考える」
「だから漢方ではこう捉える」
と、関連づけて理解できるようになり、
知識が点ではなく線でつながっていきました。
④ 漢方薬剤師を目指すなら、調剤経験は“あっていい”
よく聞かれる質問があります。
私の答えは、はっきりしています。
「必ずしも、そうではありません。」
むしろ、
先に調剤で働く
西洋薬・疾患・処方の考え方を身体に入れる
これは、
漢方薬剤師として働くうえで
大きな土台になる と感じています。
もちろん、
最初から漢方一本で進む道もあります。
ただ、漢方相談では
「今、どんな治療を受けているか」
「病院の治療とどう併用するか」
を避けて通れません。
そのときに、
西洋薬や身体の仕組みがわかっていることは、
お客様の安心感にも、自分自身の判断力にも直結します。
⑤ 私がこのルートを通って思うこと
結果的に私は、
調剤薬局での勤務
漢方の勉強会への参加
漢方薬局と調剤薬局の並行勤務
という段階を経て、
現在は 漢方薬局のみ で働いています。
一見、遠回りに見えるかもしれません。
しかし、
焦らず
無理せず
確実に積み上げる
この方法は、
これから漢方薬剤師を目指す人にとって、
再現性の高い道 だと思っています。
⑥漢方薬剤師になるために“本当に必要だったもの”と”そうでないもの”
まず結論から書きます。