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莉瑠花(りるか)

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恋の一歩はマジカル気分で

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莉瑠花(りるか)

2026年06月17日 22:03

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主人公:下北 真凛は、小さい頃に海の見える街で育った。

父親がスカイダイビングなど、海のスポーツが好きだったせいで『真凛』と名付けられたようだ。

46歳であるが何故か独身で、、と言うのは、真凛の人生設計では8年前には結婚して、男の子ふたりの子供を育てているはずだった。

計画というのは崩れるもので、真凛は、3人、、彼氏がいたが、全部1年で破局してしまい、会社にも行っていたが、体調を崩して休職。

とりあえず入ったバイト先はフードコーディネーターの会社で、なんとなくアシスタントにされて、今だに続いている。

41歳のときに近所の街の「恋活」で、今の彼氏である笹川 智哉(ささきた ともや)にアタックされた。

智哉の第一印象は、「あっ、けっこうデブだな」と直感的に思い、視線を外したのだが、

智哉は直球で責めてきて、「告白カード」で「印象が良いので、お願いします!」と書いてきたのだ。

ここで断るのも悪いなあと思い、カップル成立で、それからなんとなく付き合い始めた。

真凛の周りには、「なんとなく。。」で始まってしまったことや、縁のあった人が多い。

智哉には、5歳年下の弟がいるが、学校では秀才みたいで、弟にコンプレックスを持つ智哉は見ていて、面白い。

デートスポットで動物園に行って、きりんや猿を見てのんびり過ごすのがもっぱらのことだった。

今までの彼氏とは違って、趣味が合わなくっても一緒に買い物に行ってくれたり、歩くのが遅くても、、、ちょっと先で、ずっと待っていてくれる智哉・・。

真凛の心は、期待してなかった智哉への感情が、だんだん「会いたい人」になっていくのを感じた・・・。

下北真凛は、46歳の独身女性。まだ結婚してなかったが、別に焦ってもいなかった。

5年前に行った近所の「恋活」で、今の彼氏・・笹川 智哉(ささがわ ともや)とカップル成立!

楽しい交際を続けていたのである。

ちょっと気になっているのは、バイト先のフードコーディネーター。

上からの指示でアシスタントになったが、どうなることやら・・。

智哉とのデートは相撲観戦になることも、最近は多い。

付き合って分かったのだが、なんと智哉は相撲が小さい頃から好きで、没頭しているらしい。さすがに、智哉の体型もまさに「お相撲さん並み」である。

けっこう外食しても、牛丼とか大盛りをたいらげちゃうし、まあ食べたいだけ食べれば、、って思っている真凛である。

ここで、真凛のバイト先の人間模様について、ちょっと説明しておこう。

フードコーディネーターのオフィスであるが、、あまり繁盛してないので、やっと経営が成り立っている感じ。

経営事情はバイトに入ったときから、真凛は察していたがまあ給料も出るみたいだし、身体を張る仕事はムリなので、とりあえず、、、と決定した。

いつも内勤しているのは2人で、上司は62歳の初老で名前は田中年男(たなかとしお)というみたい。

しばらく、バイトに行き、ネーミング決定するのは、真凛の楽しみでもある。

田中上司なので、『タナちゃん』。

奥さんとも仲が良く、家ではガーデニングなど趣味とのことで、なんだか上司というより、園芸店のスタッフさんのように見えないこともない。

でも世話好きのようなので、真凛にも対応がすごくいいのが利点である。

昔のアイドル雑誌に出てきそうな、イケメンの男性である。

最初の面接でも、「やあ、もう決定だよ、ムリせず気長にね。」

と真凛の顔を見て、にまっと笑ってくれた。

もうひとり・・。ゾクッ・・・・。

お局というか、実は真凛より年齢は下だが、けっこう「問題アリ」の女性がいるのだ。

後の話だが、この人が原因で辞めた人も片手は居るらしいとのこと。

中本愛華(なかもとあいか)・・・。 

42歳で4歳も年下で、割と背が高くあまり美人ではない。

20代で、彼女がここのオフィスでバイトをしたのをきっかけに、ずっと勤務しているという噂である。

もう、ベテランのベテラン・・。お局のお局・・。

愛華さんは、こう見えてもテニスをしているらしく、20代の時にこのオフィスで催された、「テニス大会』の時の写真がデスクに飾ってあるのだ。

ちょっと拝見すると、若かりし時の愛華さんが、テニス中に転んでしまい、ちょっと泣きべそをかいているではないか。

また、付き合った彼氏は7人くらい居たが、婚約寸前で破談しちゃったり、別の彼氏が違う女性とトンズラするなど、あまり男性遍歴が良くないらしい。

まあ、これは真凛の前のバイトの、50代の子持ちのおばさんが

『彼女には、言わないでね、でも、知っておいたほうが。。』とそっと耳打ちしてくれたのだ。

まあ、そんな愛華さんに同情しないこともないが・・。

タナちゃんが交渉とかで居ないときは、お局とふたりっきりで息がつまり、じっとして仕事に集中するしかないのだ・・。

愛華さんが、ちらと真凛のことをメガネごしに見てきて、つい目が合ってしまう。

愛華「下北さん、、ちょっと、このパソコなんだけど、、」

真凛「は、はい、、さっき終わりましたよね」

愛華「ち、違ってるわよ、数字が!これじゃ、客からクレームくるじゃない?」

確かに、愛華が見せてきたデータと見本の数字は、ひと桁も違いミスっていたのだ。

真凛「ギャー、、10,000円が、、100,000円に、打ち間違いだっ、、!」

真凛はもともと数字に弱く、フードコーディネーターのバイトなら好きな料理のスキルで楽しく働けると思っていた。

だが世間は、甘くない・・・!

ほとんどが、前の50代バイトの子持ちおばちゃんが担当してた残務処理と、ひたすらパソコンでのデータ入力で、気も休まらなかった。

愛華「まったく・・!私と同じ年代よね、一体、40代で今までどんな仕事をしてきたの・・使えない人だわね」

愛華に嫌味を言われて、流しながら仕事をする。

(心の中で)『どんな職場にも、こんなタイプ、要るものね』

パソコンのキーボードを叩くフリをして、脳内では今日の夕食のレシピを考える愛華だった。

彼氏と居る時は楽しいが、何年たってもオフィスは、口うるさいお局に怒られて・・・。

『いやはや、、40代にもなって私は何をやっているのか。もう、家庭でも持って仕事を辞めちゃおうかな。」

心のつぶやきが、思わず外に出そうになった時・・・。

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