舞台は鳳凰学院、
全国でも有数の超名門。甲子園常連で、プロに行く選手も出る。
部員数は120人。実力別に1軍〜4軍に分けられている。
主人公は2年生の田島 涼介(たじま りょうすけ)4軍の捕手である。
中学では公立高校で県ベスト16の正捕手だった。
しかし鳳凰学院の中では打撃力はほぼ皆無。1年の練習試合でも結果を残せず評価されてこなかった。
ただし、 声出し・献身・配球研究 には強いこだわりがある男だった。
鳳凰学院専用グラウンドの片隅、田島 涼介の2年春から物語は始まる。
1軍が華やかなシートノックを受けるその横で、涼介は ブルペン捕手 として1球1球を必死に受け続けていた。
2年同級生の何人かはすでに2軍や1軍で活躍し始めている。
一方、自分は4軍、出番すらない状況練習後、道具室でキャッチャーマスクを磨きながら、「俺、何やってんだろうな……」と涼介は呟く。
それでも、ノートにはびっしりと投手の特徴や配球パターンを書き込んでいってる
「球速はないけど、内角に強い。」「カウント2-3からは絶対スライダー。」
雑用で終わる日々でも、涼介の中だけに積み重なっていく“観察”の財産があった。
4月中旬。春大会前で、1軍投手陣は調整の真っ只中。
正捕手は別メニュー、控え捕手も紅白戦に回っており——
舞台は鳳凰学院、
全国でも有数の超名門。甲子園常連で、プロに行く選手も出る。
部員数は120人。実力別に1軍〜4軍に分けられている。
主人公は2年生の田島 涼介(たじま りょうすけ)4軍の捕手である。
中学では公立高校で県ベスト16の正捕手だった。
しかし鳳凰学院の中では打撃力はほぼ皆無。1年の練習試合でも結果を残せず評価されてこなかった。
ただし、 声出し・献身・配球研究 には強いこだわりがある男だった。
鳳凰学院専用グラウンドの片隅、田島 涼介の2年春から物語は始まる。
1軍が華やかなシートノックを受けるその横で、涼介は ブルペン捕手 として1球1球を必死に受け続けていた。
2年同級生の何人かはすでに2軍や1軍で活躍し始めている。
一方、自分は4軍、出番すらない状況練習後、道具室でキャッチャーマスクを磨きながら、「俺、何やってんだろうな……」と涼介は呟く。
それでも、ノートにはびっしりと投手の特徴や配球パターンを書き込んでいってる
「球速はないけど、内角に強い。」「カウント2-3からは絶対スライダー。」
雑用で終わる日々でも、涼介の中だけに積み重なっていく“観察”の財産があった。
4月中旬。春大会前で、1軍投手陣は調整の真っ只中。
正捕手は別メニュー、控え捕手も紅白戦に回っており——