百獣の王になったキツネ
第一章 キツネとゾウ
1
ここはインドの森。仲良しのキツネとゾウが話し合っている。キツネはキツネにしては大きい。一メートル五十を超える。真っ白で見るからに美しい。
ゾウは年老いているのでキツネと比べると水ぼらしく感じる。大きさは三メートルほど。ゾウはゾウの中ではさほど大きくない。
キツネは思ったことをはばからず口にする。ゾウは気が優しくキツネを心配している。
「ゾウはなんで言いたいことを黙ってるんだい?」
「キツネはしゃべりすぎだよ。何でもかんでもとはいかないだろう?」
不機嫌な顔つきを隠せないキツネ。ゾウは笑い始める。キツネが反論する。ゾウは笑うのをやめない。
「何でもかんでもしゃべるのは危険だよ。ライオンやトラにも同じことをしゃべれるの?」
「見くびるなよ。ライオンだろうがトラだろうが言いたいことは言わせてもらう」
ゾウの顔つきが変わる。今度はキツネが笑い出す。ゾウは悲しげな顔をする。ゾウは泣き出す。
百獣の王になったキツネ
第一章 キツネとゾウ
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ここはインドの森。仲良しのキツネとゾウが話し合っている。キツネはキツネにしては大きい。一メートル五十を超える。真っ白で見るからに美しい。
ゾウは年老いているのでキツネと比べると水ぼらしく感じる。大きさは三メートルほど。ゾウはゾウの中ではさほど大きくない。
キツネは思ったことをはばからず口にする。ゾウは気が優しくキツネを心配している。
「ゾウはなんで言いたいことを黙ってるんだい?」
「キツネはしゃべりすぎだよ。何でもかんでもとはいかないだろう?」
不機嫌な顔つきを隠せないキツネ。ゾウは笑い始める。キツネが反論する。ゾウは笑うのをやめない。
「何でもかんでもしゃべるのは危険だよ。ライオンやトラにも同じことをしゃべれるの?」
「見くびるなよ。ライオンだろうがトラだろうが言いたいことは言わせてもらう」
ゾウの顔つきが変わる。今度はキツネが笑い出す。ゾウは悲しげな顔をする。ゾウは泣き出す。