ココナラ スキルマーケットココナラ スキルマーケットココナラ コンテンツマーケット
ココナラ スキルマーケットココナラ スキルマーケットココナラ コンテンツマーケット
UserIcon

彼方夢

販売実績6
評価4.7

※ココナラスキルマーケットにおける実績です。

プロフィール詳細へコンテンツ一覧へ
ライトノベル BLUEROSE~奇跡の花~
ココナラ限定出品

ライトノベル BLUEROSE~奇跡の花~

お気に入り0
評価

0

販売実績

0

UserIcon

彼方夢

2025年08月05日 10:08

コンテンツ一覧へ

1,000

第一章

 僕、大島錆斗は机に肘をつき、ぼんやりと虚空を眺めていた。

 暇だなあ。

 すると、友人の安室修二が僕を見かねて声を掛けてきた。

 その言葉は、僕に衝撃と感嘆をもたらした。

「ねえ、この学校にアイドルがいるらしいよ」

 安室は人差し指をある少女に向けた。

「ほら、あの銀髪の少女……」

 その少女、クラス替えの時から目立ってはいたが、まさかアイドルだとは思わなかった。

 染髪もしているし、時代遅れのヤンキーかと思ったんだがな。

 だから特段、関わろうとは思わず遠巻きに眺める、もとい目につくことが多かった。

「呼んできてやるよ」

 安室が意気揚々とその少女に話しかけに行き、何かを喋っている。するとどうしてか少女が驚いている。そして二人はこちらを向いてきて、遠目で僕のことを笑っている。

 ……嫌な予感がする。

 そして軽薄な安室に肩を叩かれた少女は、にたにた笑いを浮かべながらやって来る。

 その少女は目鼻立ちが整い、そして身体から桃の匂いが漂ってきて鼻腔をくすぐる。きっと香水だろう。

「君〜、アイドルオタクなんだって」

「は?」

「そう、安室くんから聞いたよ。あいつはメジャーなアイドルしか興味ない、ミーハーなんだよ、って」

「アムロのやつ、あの軟弱者は嘘つきか」

 するとそいつは二重の眼を細めた。

 じゃあ、ミーハーな君に新しい推し、作ってあげる。とその銀髪女子高生が自席に戻り、スクールバッグの中から何かを取り出し、それを持ってくる。

「これ、次のコンサートのチケット。興味があったら来てみてよ」

 手渡されたチケットをよく見る。それには『SWORD』というグループ名が書かれていた。どうして刀なのだろう。それを訊ねてみると彼女は、

「だってその方が格好いいじゃない。このアイドルグループ、ロックテイストも入っているし」

 僕は刀のどこがロックなのかは理解できなかったが、とりあえずこのチケットはもらっておく。

「絶対に来てね。約束だよ」

「まあ行ってみようかな」

 正直、興味が湧いてきた。SWORDというアイドルグループだけに、舞台上で刀を振り回すのかもしれない。

 笑い話だがそれだとロッカーだと思った。

 そんな僕の馬鹿にしたような思考を、もちろん察せられるわけもなく少女は自己紹介をする。

「私の名前は綾瀬光。よろしくね」

 僕は、彼女の眩しい表情に目を細めてしまった。

「ああ、よろしく」

 

残り:59776文字 / 0画像

1,000

1
1

出品者

UserIcon

彼方夢

販売実績6
評価4.7

※ココナラスキルマーケットにおける実績です。

プロフィール詳細へ

1,000