「御社の100点人材をご紹介します」。どんな特殊な採用にも対応するオンラインのアシスタントサービス『ココナラアシスト』とは?

日本最大のスキルマーケット「ココナラ」でさまざまなスキル・知識・経験を出品されている方に継続的な業務を依頼できる、オンラインのアシスタントサービス『ココナラアシスト』。一般的な事務はもちろん、経理、人事、マーケティングやデザインといった業務まで、幅広い分野に対応しているのが特徴です。 

中でも企業担当者が「こんなスキルを持った人なんて見つからない……」と悩んでしまうような採用をサポートするときに強みを発揮します。今回は「ココナラアシストは、御社にとっての100点人材をアサインするためのサービスです」と語る、ココナラアシスト事業責任者の近藤俊にインタビューしました。 

目次

事務にとどまらず、幅広い業務のサポートが可能な『ココナラアシスト

ココナラアシスト』のサービス内容について教えてください

事務・秘書、経理、人事、マーケティング、デザイン・制作業務などをフルリモートのアシスタントに月40時間、月額8万円から依頼できる業務委託サービスです。「社内に対応できる人材がいない」「一人雇うほどではない」「コストをあまりかけられない」といった企業の課題を解決するサービスとして、現在では多くの企業にご利用いただいています。 

『ココナラアシスト』を利用してノンコア業務の時間を削減させ、浮いた時間を自社のコア業務に集中していただくことで、より効果的・効率的な経営に繋げることができると考えています。

サービスを提供することになったきっかけについて教えてください

国内では労働力不足が慢性化しており、今後もその傾向が続くことは間違いありません。そのような中、中小企業やスタートアップを中心にバックオフィスに十分な人員を充てることが難しくなっており、ここにニーズがあると考えました。 

当社は10年以上知識・スキル・経験を売り買いできる「ココナラスキルマーケット」を運営しています。ここに登録いただいている人材データベースを活用すれば、必ずその企業の課題に合った方をマッチングできると考え、『ココナラアシスト』を開始しました。

いわゆる「事務代行サービス」は他社でも提供されていますが、『ココナラアシスト』の特徴はどのようなところにあるのでしょうか? 

「事務代行」と一言に言っても、各社が求める人材は全く異なります。そこで生きてくるのがココナラの人材データベースです。スキルマーケットの登録者は500万人以上、そして740種類以上あるさまざまなカテゴリにおいて実際にサービスを出品されている方が50万人以上いるため、単純な事務代行だけではなく、多様な職種・業務に対応できる人材が揃っているのが最大の特徴です。 

また、『ココナラアシスト』の登録人材は当社との面談を必ず行い、過去の経験だけでなくその方の得意分野やキャラクターなども把握するようにしています。こうして蓄積された『ココナラアシスト』オリジナルのデータベースを活用することで、さらに精度の高いマッチングを実現することができます。 

10年以上スキルシェアサービスを運営してきたココナラだからこそ言える「御社の100点人材を紹介します」 

かなり細かくデータベースを作っているのですね。そのほかの特徴はありますか?

『ココナラアシスト』ではデータベースの特徴をより生かすため、 一人の担当者が窓口となり、担当者を通じて複数の稼働者で業務のを行う「チーム制」ではなく、稼働者が企業と直接向き合う「マンツーマン制」を採用しています。稼働者の顔と名前がわかることでクライアントは安心して業務を依頼することができることに加え、継続すればするほどノウハウが蓄積され、よりクライアントともフィットしていくというメリットがあります。 

また、私たちは企業から依頼を受けた際、まず「御社にとっての100点人材を教えてください」という質問をします。ざっくりとしたオーダーで数人の候補を提示するのではなく、徹底したヒアリングを踏まえ、ピッタリの人材を1名見つける、という方針で臨んでいます。 

かなりハードルを上げているような気もするのですが・・。

もちろんヒアリングを深めれば深めるほどハードルは高まりますが、サービスを提供して以降、これまで一度も「候補者が全く見つからなかった」ということはありません。 

例えば中古車売買企業からデータ入力ができる人材を依頼された際には、「自動車が好きで、専門用語を理解できる人がほしい」、不動産仲介売買を行っている企業から書類制作の事務を依頼された際には「不動産の現地調査で役所への申請経験があり、かつ仲介業務を一定数件以上経験した方」を追加条件として挙げていただきましたが、しっかりと該当する方を提案することができました。 

ココナラアシスト』ではさまざまなスキルを持った方が登録されていますが、事務以外のニーズにも対応しているのでしょうか?

はい。稼働時間とスキルの専門性で整理した際、当初は「専門性は高くなく、稼働時間が短い」エリアにニーズがあると考え、『ココナラアシスト』のサービスを開始したのですが、このエリアには間違いなくニーズがあると分かった一方、「専門性が高く、稼働時間が短い」ところにもニーズがあることが分かりました。これまでのケースだと、「帽子専門のデザイナー」や「3カ国語が話せるカスタマーサポート」などがそれに当たります。専門性の高い人材が多くいるのもココナラの強みになるので、このエリアには大きな可能性を感じています。

なるほど!かなり特徴的なスキルで「アシスト」という範疇を超えているイメージさえありますね。 

また、中にはスキルの掛け合わせを依頼されることもあります。例えば「事業会社でのマーケティング経験も持つ人事採用担当」のようなケースがありました。その企業はWebマーケティングと人事採用を強化したいと考えていたものの、2名採用することはできないので、1名でどちらも対応できる人を探しているとのことでした。 

また、『ココナラアシスト』で積んだ経験が生きた事例もあります。ある大手メーカーで製品を作るときに使う化学薬品をデータ化してほしいという依頼があったのですが、当然化学成分の知見が必要になるわけです。その時に依頼したのが、過去に『ココナラアシスト』を通じて潤滑油メーカーの業務を担った方だったのです。

スキル×経験で、スキルもどんどん更新されていく良い事例ですね。
サービスを開始してから1年、利用状況はいかがでしょうか?

当初の見込み通り、エリアや業種を問わず中小企業やスタートアップなど、50人以下の企業にご利用いただくことが多いのが特徴的です。ただ、最近では大企業で使われるケースもかなり出てきています。 

ある大手メーカーではEC事業が急成長していて、人材の確保が急務だったのですが、全体の業績としては伸び悩んでおり、採用に対してはかなり慎重になっていました。そこで増え続けるEC事業の業務に対応するため、『ココナラアシスト』をご利用いただきました。大企業では派遣も含め社員の採用になると人事部の管轄になるところがほとんどですが、業務委託であればその部署で決済できる企業も多く、活用のしやすさを感じていただけたのだと思います。

スキルマーケットに次ぐ第二の柱に成長させ、「一人ひとりが『自分のストーリーを生きる』世の中をつくる」を実現したい

稼働者の方からは、どのような反応がありますか?

実は『ココナラアシスト』を始めたもう一つの目的として、「ココナラスキルマーケットで出品されている方の活躍の場を増やす」ということもありました。これまで会社で事務員としてさまざまな経験を積まれた方であっても、スキルマーケットで「○○を提供します」という一つのサービスとして切り分けられないケースは多くあります。また経理であれば「確定申告のサポート」のような形で出品しやすい内容がある反面、本来であればもっと経理分野でサポートできることがあるはずです。このような方々に対し、オンラインを通じて継続してスキルを発揮できる場を提供できれば、より多くの方が場所や時間、人生のステージにとらわれることなくキャリアを継続することができると考えたのです。 

実際にココナラスキルマーケットでの販売総額が過去6年間で数千円程度だったにも関わらず、『ココナラアシスト』を通じてすでに200万円以上受け取っている方もいるなど、成果は着実に現れてきており、働いている方からも「自分にぴったりの職場でスキルを提供できることがうれしい」といった声も届いています。 

ありがとうございます。今後の目標についても教えてください

私はこのサービスの強みが最も発揮されるのは、「ココナラアシストでしか採用できないようなケース」であると考えており、より多くの企業の方に「あらゆる職種に対応できるココナラアシスト」「特殊な採用が必要ならココナラアシスト」「わがままオーダーにも全て答えてもらえるのがココナラアシスト」と感じてもらえるようにしていきたいです。 

また、『ココナラアシスト』が場所や時間、結婚・出産・定年といった人生のステージに左右されることなく継続的に活躍できる場を提供できるサービスとして、ココナラスキルマーケットに次ぐ第二の柱に成長すれば、当社のビジョンである「一人ひとりが『自分のストーリー』を生きる世の中をつくる」の実現により近づけていくことができると考えています。その実現に向けて、チーム一丸となって取り組んでいきます! 

ご紹介サービス ココナラアシスト

目次