今日も、こんにちは!
ゆきち先生です。
最近のブログで投稿している『子育て講義シリーズ』ですが、おかげさまで大好評をいただいております(≧◇≦)!!
読んでくださった方々、本当にありがとうございます。
さて、今日の子育て講義は、「子どもの自己肯定感を高める3つの方法」についてです!
最近よく聞く「自己肯定感」という言葉。。。
私たちが豊かに充実した暮らしをしていくためにとても大切なんです!
今回は、子どもにフォーカスしてお話していきます(^O^)/
※本ブログのトップ画はネット素材の中からお借りしています
1. 自己肯定感ってなんだろう?
まずは、「自己肯定感」の意味について確認しておきましょう。
自己肯定感とは、読んで字のごとく「自分を肯定的に思える力」のことになります。
例えば、
・自分の存在を自分で認めているか
・自分の長所を言えるか
・他者を許すことができるか
・愚痴をこぼせる家族や友人はいるか
などなど、様々な要素から自己肯定感を図ることができます。
(次節では自己肯定感チェックリストを載せてありますのでトライしてみてください!)
この自己肯定感ですが、なぜ今メディアや子育て業界で話題になっているかといいますと、、、
自己肯定感の高さが、その人の「主体性・積極性」や「幸福度」、「人間関係」、「コミュニケーション能力」、「経済力(生涯年収や資産形成)」、「学力」に関係していると言われているからです。
そう考えると、我が子の自己肯定感を無視できない気持ちがありますよね.....(; ・`д・´)...
さらにさらに、人間の自己肯定感が育つ時期には、違いがありまして、、
基本的には、乳幼児期が育ちやすいと言われています!
もちろん、年齢が上がってからでも成人してからでも自己肯定感は育つのですが、育ちやすさに違いがあるのです。
乳幼児期の子どもは価値観や感性が定まっていません。
道徳心や倫理観も未発達です。
だからこそ、まわりの大人の関わり方ひとつで、その子の自己肯定感は高くも低くもなります。
(まっさらなキャンパスのようなものです)
一方で、大人の場合はどうでしょう。
だいたいの方が自分なりの価値観や感性を持っていますよね。
また、道徳心や倫理観もある程度定まっているでしょう。
つまり、すでにキャンパスが自分色に染まっている状態で、自己肯定感の部分だけを上塗りしようとしても、なかなか綺麗には染まらないわけです。
ということで、本ブログでは、乳幼児期の子どもの自己肯定感を高める方法について3つご紹介したいと思います!!!
次節には子どもの自己肯定感チェックリストを載せていますので、よかったらやってみてください(^o^)丿
2. 子どもの自己肯定感チェックリスト
※以下の質問には、子どもの様子を踏まえて保護者の方が代理でお答えください
※以下のチェックリストは、大人の方でもご利用いただけます
〔自己肯定感チェックリスト〕
※以下の3つのグループの質問にすべてお答えください
Aグループ
□ 自分のことが嫌い
□ 素直すぎて騙されやすい
□ 過剰に責任を感じる
□ 失敗が怖い/失敗をいつまでもひきずる
□ 他人の意見に依存する/振り回される
□ 自分の意見が言えない/自信がない
□ 感情を押さえてしまう/感情が不安定
□ 自分は尊重できないが他人を尊重する
□ 他人と比較して劣等感を持ってしまう
□ 褒め言葉が苦手/素直に受け取れない
Bグループ
□ 自分のことが好き
□ 素直
□ 責任感がある
□ 失敗を恐れない
□ 他人の意見に耳を傾けるが振り回されない
□ 自分の意見が言える
□ 感情をコントロールできる
□ 自分も他人も尊重できる
□ 他人と比較しない
□ 褒め言葉を素直に受け取れる
Cグループ
□ 自分のことが嫌いなことを認められない
□ 素直になれない
□ 無責任
□ 失敗を認めない/他人のせいにする
□ 自分に肯定的な意見は聞く
□ 自分より下だと思う相手には意見を言える
□ 感情的/感情をコントロールできない
□ 自分は尊重できるが他人は尊重できない
□ 他人と比較して相対的に自分は上であると自覚する
□ 褒められるのが当たり前だと思う
〔自己肯定感:診断結果〕
では、さっそく診断結果を確認しましょう
Aグループにチェックが多かった方 → 自己肯定感が低めです
Bグループにチェックが多かった方 → 自己肯定感は健全な状態です樹
Cグループにチェックが多かった方 → 自己肯定感が高すぎるようです
自己肯定感が高すぎる場合、それは自己肯定感の低さを潜在的にカバーしようとしているためかもしれません。
そのため、自己肯定感は高すぎても低すぎてもネックなんです...
このような結果になります。
※今回の診断は、自己肯定感カウンセラーの小泉美樹様が活用されているものを使用しています(ココナラブログでは小泉様のサイトURLを表記できないため、ぜひご検索ください)
3. 子どもの自己肯定感を高める3つの方法
では、ここからは「子どもの自己肯定感を高める方法」について考えていきましょう(^^)/
誰でも簡単に、今日から実践できる方法を3つご紹介します!!!
1)「かわいいね」と伝えよう!
1つ目の方法は、子どもに「かわいいね」と伝える、です!
特に、0歳~5歳の子どもには頻繁に「かわいいね」と言いましょう。
その時、表情や姿勢には気を付けてください。
なるべく、「あなたのことが可愛くて仕方ないんだ!」「宇宙で一番大切なんだ!」という気持ちが表現できるようにしましょう!
1日1回でもかまいません。
伝えることが大事です。
実は、子どもにとって「かわいいね」という言葉は魔法なんです。
この言葉には、子どもの存在そのものを認めてあげる力があります。
自己肯定感とは、まずは他者に認めてもらう経験が入り口になります。
なので、子どもにとって身近で信頼できる親から「かわいいね」と自分の存在を認められていると、子どもは自ずと「自分はここにいてもいいんだ」というような感覚がもてるようになります。
子どもの年齢が上がれば、今度は「かわいいね」ではなく「あなたは私の宝もの」ということを伝えてあげるとよいでしょう。
子育てのハウツー本を読むと、「子どもを褒めて育てよう」という内容を目にします。
これは、「褒める」ということ自体に意味があるのではなく、「褒めることによって子どもを認める」ということに本質があります。
(認められた子どもは自己肯定感が上がりやすくなります)
今回は、これを「かわいいね」という言葉で実践しているのです。
「褒める」だと曖昧すぎて「結局なにをしたらいいのか分からない」ということになりますが、「かわいいね」と伝えることは誰もが実践できる具体的な方法だと思います。
ぜひ試してみてください!
2)「自分で決めてごらん」と伝えよう!
これは、言葉が発達した小学生以上に有効な方法です。
子どもは、子どもなりに日々の中で悩み事や選択肢を抱えています。
子どもが悩んでいる時、何かを親へ提案してきたとき、ぜひ「あなたはどうしたいの?、自分で考えて決めてごらん」と伝えてみてください。
※ただし、悩み事が不安によるものや深刻な場合は、十分に寄り添って周りの大人が介入しましょう。子どもだけでは解決できない課題もあります。
例えば、「絵を描くときに何色を使うのか」「欲しい靴が二足あったらどっちを買うのか」「宿題はいつするのか」など、日常に散らばっている事柄でかまいません。
こうした選択を子ども自身に考えさせることが重要になります。
なぜなら、自己肯定感の要素のひとつには、「意思決定の自由」と「決定への理解・納得」が含まれているからです。
つまりは、誰かに依存しすぎていないということです!
自己肯定感とは、自分で自分を見つめて評価し、肯定的に捉える感覚です。
ですので、常に誰かに頼って、誰かに決めてもらう人生を送っていると、自分で自分を評価できなくなります。
物事への価値基準が自分以外の誰かになってしまうんです。
毎日、知らない誰かの目をきにしながら、自分がどう見られているかを気にする生活の先に高い自己肯定感は生まれませんよね。
だからこそ、子どもが幼いうちから、「子ども自身が決める経験」を重ねておくことが重要になってきます。
その際のポイントもあります。
① 子どもが決める事柄は、あとで大人がフォローできる範囲のものにする
② 3回に1回は大人が決める姿を見せる
③ 会話の中で子どもの選択した理由(なぜそのように決めたのか)を聞いてみる
時には、子どもに決めさせるには重すぎる事柄もあります。
例えば「いじめ問題」や「不登校」「体調管理」などは、子ども自身に直接大きな影響を及ぼす事柄です。
また、後になって大人がフォローしきれない(後悔を招く結果になる)場合がありますので注意しましょう。
3)子どもの没頭を止めない
これが最後のポイントです。
子どもの興味や関心は、一人ひとり異なります。
電車が好きな子どももいれば、絵を描くことが好きな子どももいます。
「子どもの集中力は続かない」と言いますが、興味のある事柄においては大人顔負けの集中力を発揮することもよくあります。
Q. あなたのお子さんは、ご家庭で何をして遊んでいることが多いですか?
Q. 頻繁に興味を示す事柄はなんですか?
親の立場であれば、夜ご飯の時間になっても遊んでいる子どもに対して「夜ご飯の時間だから片付けなさい」と伝えるのではないかと思います。
また、お仕事や家事に追われる親の立場からすれば、後々のスケジュールを考えて「早く○○をしてほしい」と思うでしょう。
私も幼稚園の先生として担任をしていた頃、お昼ごはんや帰りのバスの時間に追われて「早く○○して」と子どもに声をかけた経験がたくさんあります。
こうした大人の意見は、少なからず仕方のないことだと思います。
毎回子どもの主張を通すわけにもいきません。
なので、あなたに心と時間の余裕が比較的ある時、「今日ならまぁいいか」と思える時、子どもが没頭していることを続けさせてみてください。
意外と子どもの方から「もういいや」となるかもしれませんし、思った以上に遊びを続けるかもしれません。
子どもが没頭していることは、その子にとっては長所(得意なこと)に成り得ます。
自分の長所を磨くことや自覚することは、本人の自信につながります。
そして、自身は自己肯定感を高めます。
また、没頭できることは勝手に知識や技術が身に付くので、能力が「伸びます」。
↓伸びる子どもについては下記ブログで詳しく説明しています↓
最近では、ゲームでさえも“eスポーツ”と言って仕事になる時代です。
子どもが大きくなった頃、何が仕事になっているか分かりません。
今は仕事として普通にあることが、将来はロボットの仕事になっている可能性もあります。
ただ、ひとつ確かなことは、「“好き”は努力に勝る」ということです。
これから先、嫌なことを努力しても、それが好きで没頭している人には追い付けません。
それが日本のような競争社会であれば、当たり前ですが“活躍できる人材”になって夢や目標を叶えることは難しいでしょう。
だからこそ、子どもが没頭できることを大切に認めてあげてください。
そして、たまにでいいので没頭を続けさせてやってください。
それだけで、子どもの感性や才能は大きな花を咲かせることがあります。
“得意”は自己肯定感を高めます
4. 自己肯定感と幸福度
ここまで自己肯定感を高める方法を確認してきました。
最後に、自己肯定感が高い人は「しあわせ」を感じやすいことについてお伝えしようと思います。
幸福度とは、「どれだけしあわせか」ということです。
(ちなみに、日本人の幸福度は比較的低いと言われています)
しあわせの感じ方は人それぞれ違います。
ですが、「満たされている状態」は“しあわせ”に繋がるものです。
「満たされている」とは、自分に満足している状態であったり、自身のある状態、欲しいものが手に入っている状態ですよね。
つまりは、自己肯定感が高くなり、自分に対して自身があったり他者を認めて円滑な人間関係を築けるようになれば、自ずと「満たされている」状態へ近づきます。
その結果として、しあわせ(自分の人生や生活への満足)が待っているわけです。
我が子には「しあわせ」になってほしいじゃないですか。
なるべく苦労なく、順調な日々を送ってほしいものです。
そのためにも、子どもが幼いうちから自己肯定感を高める取り組みは「やって損はないだろう」と考えています。
5. さいごに
今回は、子どもの自己肯定感を高める方法についてお話してきました。
その中で、3つの方法もご紹介しました。
ただ、気を付けてもらいたいこともあります。
子どもの性格や生活背景、家庭環境、友人関係、能力、発達などは、当然ですが一人ひとり異なります。
ですので、子どもに対する自己肯定感の高め方についても、本来であればオーダーメイドで考える必要があります。
私(ゆきち先生)のサービスで自己肯定感を専門に扱ったものはないのですが、ご相談いただけたらご対応いたしますので、どうぞ気軽にご連絡をください。
少しずつ、子どもが笑って暮らせる世の中にしていきたいなと思っております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。