Dark core. -Archive- 『童ノ唄』

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音声・音楽
過去に公開した曲を再び紹介する『Dark core. -Archive-』。
今日紹介するのは2018年7月に公開した『童ノ唄』です。
■童ノ唄■
「童ノ唄」ジャケット.jpg

怪談三部作の二作目です。
少女の亡霊が如何にして死んだのかを描いています。

■物語■

百年の昔、ある村に絹子という少女がいた
見目麗しく賢かった彼女は人気と同時に嫉妬を持たれる事も多かった。
ある日村の子供達が珍しく彼女を遊びに誘った。
村に古くからある神社でかくれんぼをしようと言うのだ。
神社に着くと村の子供達は絹子は毬を手渡した。
「目を閉じて百まで数えてね?」
絹子は怪訝に思いながらも言われるがまま、毬を手に目を閉じて数を数え始めた。
やがて百まで数え終えて目を開く…。
そこには…誰一人いなかった。
絹子は慌てて神社中を探し始めた。
名前を呼びながら神社中を駆け回る。
けれど誰もいない…。
絹子も本当は気付いていた、自分がからかわれてしまった事に…。
けれどそれを認めてしまえば、村の子供達が自分を誘ってくれた事、全てが嘘になってしまう。
泣きながら絹子は夕刻を過ぎても探し続けた。
暗くなるまでずっと…。
その日から絹子を見た者は一人もいない。
代わりに夕刻になると神社の鳥居の下に少女の亡霊が現れるようになる。
そして、村の子供を一人、また一人と憑れて逝った。
<終>
真夏の夜に相応しく怪談をテーマにしています。
今宵…丑三つ時に耳を傾けて下さい…。
そう、痛みと憎悪と絶望を忘れられないのなら…。


■音源の聴き方■
※ココナラブログでは直リンクが貼れないので説明します。
①「Dark core.-Web site-」で検索!
②トップに出る「Music」ページ行く!
③曲名が一覧で並んでいるのでそこから聴きたい曲のタイトルをクリック!
…これで聴けます!^^

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