「英語が話せるか」と聞かれて堂々と「Yes, I do!」と答えられるようになったのはいつのことか、はっきりとは覚えていません。
海外で生活するようになったのは比較的遅くて、すでに29歳になっていたと思います。
海外、といっても最初に住んだのは中国で、それから香港に引っ越しました。だから海外生活で英語を身につけたというわけではないのです。
私の場合、海外に出る前に、日本国内で英会話レッスンを受けまくったのが英語力上達幅を最大にしたものだと考えています。
20代の頃から、英語を含めた外国語学習全般に興味があり、複数の言語に挑戦してきました。
他の言語をがんばりすぎて英語力がすたれた(?)時期もありましたが、現在はイギリス人の夫と暮らしているため、日本語の次に得意な言語は英語(特にイギリス英語)になってしまっています。
彼のおかげで英語力が伸びたことは否定しませんが、出会った時点で日常会話や簡単なディベートができる程度の英語力はあり、彼以前に英語ネイティブのパートナーがいたというような事実もないため、「外国人と付き合うと英語が上手くなる」説とは無縁であります。
要するに、あの、20代のころに受けた大量の英会話レッスンが、私の英語力の基礎になっていることは間違いないのです。
とはいえ、英語が話せるようになりたい人は絶対レッスンを受けなくちゃだめよ、みたいなことをいいたいわけではありません。
今の時代、セルフ学習の方法も多様化されているので、いくらでも選択肢があります。
たぶん、最も重要なことは、月並みな結論ですが、あきらめず継続することなのでしょう。
私も、できるだけ自らをコンフォートゾーンに閉じ込めることなく、継続学習していきたいと思っています。