明日から天候が悪くなるらしく今日桜見物をされた方もいただろう。
行きたい、と思った時に行ける環境の方はラッキーだ。
4月になると思い出すのは若い頃、職場から2時間半ほどかけて歩いて帰宅したこと。
なぜ突然歩き始めたか...
家族内でトラブルがあり、それはどうすることも出来ない事だった。
ある日突然、今日は歩いて帰ろうーと思い歩いて帰宅した。
若いって素晴らしい。歩けるのだからね。
方向音痴なので帰宅に利用の電車の線路に沿って歩いた。
今の様にスマホに地図があり「目的地迄あと何分です」とはいかない。
しかし仕事後の疲れも2時間以上歩いても当時全く問題はなかった。
歩いて帰宅を2か月半程続けた。
歩きながら何かを考えるわけではない。
ただ家まで歩く、それだけ。
何か良い事があったかというと、気持ちが落ち着いた。
解決出来ない懸案が整理でき、頭の中から消えたりはしないが
サイズは随分縮小した。どうでもよくなった。
そして季節の変化が見れて感じられた。
日記についても書いておく。
小学校5年生頃から日記を書きだした。
普通の未使用のノートに当時の素直な気持ちを書き出した。
誰にも言えない辛さや悲しさ、そして恋している気持ちも書いた。
学級委員や校内放送係をしていた為かクラスメールの持つイメージは
自分自身の本当の姿とはかけ離れていると思った。日記を書いてそんなことに気づいた。
気持ちを吐き出す為に書き始めた日記。それは何十年も続いた。
日記とは名ばかりで、好きな本、映画、音楽、スポーツ、そして大きな事故や災害など
その時思ったことを書きなぐった、という感じのもの。
最近は20分の散歩で「あぁ今日は歩いたぁ」と思う。年齢のせいかな。
日記は短くなり、漢字が少なくなっている。
それでも続けていきたいと思う。
思うまま素直に。