打撃日誌_”速球をどう打つか”

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コラム
今回も記事をご覧頂き有難うございます。

強いチームには、良いピッチャーがいます。
投手タイプで言うと、
・本格(速球)派
・技巧(コントロール)派
・軟投(変化球/緩急)派
皆さんも良いピッチャーの投球に苦しんだことはありませんか?
但し、良いピッチャーを打てないと試合には勝てません。

そこで、今回は良いピッチャーの中でも”本格(速球)派”をどう打つかについて考えていきたいと思います。

●ピッチャーのタイプ

・本格派(速球派)
 ➡強力な速球や大きく変化する/鋭く変化する変化球で奪三振を量産する
・技巧(コントロール)派
 ➡多彩な変化球や制球に優れ、奪三振は多くないが、打たせてアウトを取る
・軟投(変化球/緩急)派
 ➡変化球を主体とし、球速も変化させたりと投球術で打たせてアウトを取る

●本格派(速球)と対戦してみて … 自チームの試合事例より

先週のオープン戦、相手は市のトップリーグ優勝チーム。
ピッチャーは、長身(180cm以上)の本格派(速球派)。
持ち球は、ストレート(ドロップ系)、ライズを中心とし、ウイニングショットはライズ(高めが多い)です。
試合結果は、敗戦、三振の山。
速球に対応しきれず、なかなかバットに当たらない。
特に、2ストライクに追い込んでからのライズに三振が多い感じでした。
ライズは、高めは”目線”、低め(膝元ギリギリ)へコントロールされてました。
結論から言うと、手も足も出ないままに終わり、完全に抑え込まれました。

●速球をどう打つか

1.リラックスする
 ➡速いボールを見ると、体に力が入りやすくなり、動きも硬くなる
 ➡追い込まれると、更に肩や腕に力が入りやすい
 ➡緊張/集中しすぎは、考えや視野も狭くなり、ボールが見えなくなる
2.打つゾーンを決める
 ➡何でもかんでも手を出さない
 ➡自分の得意なコースだけを打つ
3.打つ球種を決める
 ➡何でもかんでも手を出さない
 ➡ピッチャーの投球を観察し、配球やウイニングショットを頭に入れる
4.タイミングを取る
 ➡振り遅れないように早めにタイミングを取る
 (自チームの傾向)
 ⇒ピッチャーがボールを投げる動きに対し、タイミングが取るのが遅い。
  スイングは出来るが、ボールの変化(動き)に対する反応が出来ていない。
  結果、バットをライズの軌道に合わせるのが難しくなる。
  つまり、打つ準備が間に合っていないのです。
5.コンパクトに打つ
 ➡速球を見ると、バッターは体に力が入り大振りになりやすい。
  リラックスし、何を打つかを決め、構え遅れないように早めにタイミングを取り、振り遅れないように大振りを避け、鋭くバットを振ることです。

●最後に

自チームの試合結果を振り返り言えることは、
全体的に”タイミングを取るのが遅い”感じがします。
〈なぜタイミングが遅いのか?〉
➡始動が遅い
〈タイミングが遅いとどうなるか?〉
➡構え遅れる/振り遅れる
➡ボールが速く見える
➡力む ※体にムダな力が入りやすい
➡ボールの見極めや変化への対応が遅れる
➡三振/どん詰まり
〈タイミングを合わせられると?〉
➡ボールを長く見れる/よく見えてくる
➡気持ちに余裕が生まれてくる
➡自分のスイングが出来る
➡ヒットに出来る可能性が上がる

以上の通り、”速球をどう打つか”のポイントとしては、
力で打つではなく、「タイミングで打つ」と感じます。
その為に、打つ前の準備(上記1~5)が重要となります。
やみくもに力任せにバットを振っていては、良いピッチャーを打ち崩すことは難しいでしょう。

是非、好打者のタイミングの取り方や動きに注目してみて下さい。
頭と体を使って、速球を打つ能力を向上させて下さい。
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