イソップ寓話の「ガチョウと黄金の卵」をご存じですか?
コロナ休養中に読んでいた”7つの習慣”にも出てくるのですが
人間関係を見直すのにとても重要だと感じました。
(以下引用です)
ある日農夫は飼っているガチョウが黄金の卵を産んでいるのを見つけて驚く。それからもガチョウは1日に1個ずつ黄金の卵を産み、卵を売った農夫は金持ちになった。しかし農夫は1日1個しか卵を産まないガチョウに物足りなさを感じ、きっとガチョウの腹の中には金塊が詰まっているに違いないと考えるようになる。そして欲を出した農夫はガチョウの腹を切り裂いた。ところが腹の中に金塊などなく、その上ガチョウまで死なせてしまった。
これを読んだ時、僕は「自分と合わない人、嫌いな人」のことを思い返しました。
「大嫌いな◯◯氏。自他共に◯◯氏に大きな問題があった。◯◯氏がおかしい。改めて考え直してやり直す気もさらさらない。」
と、僕は今でも思います。
ただ、今後もこの考え方を持って生きていくのは良くないな、とも考えています。
◯◯氏とは今後も関わりたくないですが、
教訓にして自分を見つめ直す必要はありそうです。
”人は環境によって変化する”
僕にとって◯◯氏は悪い環境でした。
逆に、◯◯氏にとっても僕が悪い環境だったはずです。
終わったことはもういいとして、
今後も僕が”誰かに悪い影響を与える環境”にはなりたくない。
僕自身の気持ちも肯定しながら、
今後どうありたいかを考える必要はあると思って
読書をしています。
ガチョウと黄金の卵の話に戻ります。
人間関係に合わせると、
・自分の理想の相手になってほしい
・自分の言うことを聞いてほしい
これが『黄金の卵=成果』です。
そして、
・夫婦関係を良くするための努力
・子どもに良い影響を与えられる親子関係を築く努力
・現場で働いてくれる部下のモチベーションを維持する努力
これらが『ガチョウ=成果を得るための資産、能力』です。
どちらかだけに目を向けるだけではうまくいきません。
ガチョウにばかり目を向けていると、手段が目的になってしまうこともあります。
あなたが得たい、理想の人間関係は間違ってはいません。
相手が得たい、理想の人間関係も、表面的には納得がいかなくても
必ず共通点があります。
僕たちは余裕がないと、ゆとりがないと
寄り添う努力をさぼります。
何かに向けて頑張ることはとても素敵なことですが、
人生も、命も、時間も限りがあります。
それこそ、大切だと感じている相手と過ごす時間なんて、なおのこと。
だから、頑張りすぎずに。頑張る時間を決めて。ゆとりの時間も決めて。
幸せを手に入れるための努力は、理想を目指すことじゃなく
今の生活をよく見ることかもしれません😊