座る🧎‍♂️

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日本の平均では、成人男性は1日に約7時間30分、成人女性は1日に約6時間30分座って過ごしているという統計があります。

職業別に座っている時間が多い業種ランキング

1位
オフィスワーカー(情報・通信、金融・保険、不動産、専門サービスなど)
2位
運輸・交通業(運転手、機関士、船員など)
3位
医療・福祉業(看護師、医師、介護職など)
4位
教育業(教師、研究者など)
5位
警察・消防・自衛隊などの公務員

骨格:座ることにより、腰椎が常に前屈位になり、腰椎や仙骨の可動性が低下します。また、座っている姿勢が長時間続くと、骨盤の前傾が進み、仙腸関節や膝関節の負担が増加することがあります。

臓器:座りっぱなしの状態では、筋肉が血流不足になり、酸素や栄養素の供給が十分に行われなくなります。また、長時間同じ姿勢を維持することで、筋肉の収縮力が低下し、筋力が弱くなってしまうことがあります。

精神:長時間座っていると、運動不足や姿勢の悪さなどが原因でストレスや疲労が蓄積しやすくなります。また、座っているときには眠気が襲ってくることもあり、集中力や生産性の低下につながることがあります。

長時間座りっぱなしになることで、下半身の血行不良やむくみが起こることがあります。また、長時間同じ姿勢で座り続けることで、姿勢が悪くなり、猫背や肩こりなどが起こることがあります。これらの影響は、肌の衰えやしわ、たるみなどにもつながることがあり、美容的な観点からも懸念されます。また、座りっぱなしになることで、食事の欠食や栄養不足が起こることもあり、これらは肌の健康にも影響を与える可能性があります。

「座る」の歴史

人類が椅子に座るようになったのは、比較的最近のことで、紀元前3000年頃の古代エジプトやメソポタミアで最初に椅子が現れたとされています。しかし、これらの椅子は王族や高位の人々が使用する贅沢品であり、一般庶民には座るものではありませんでした。一般庶民が座るための椅子が広く普及するのは、17世紀から18世紀にかけてのヨーロッパで、この時期になって、木製の椅子が大量生産されるようになったことが背景にあります。
椅子が誕生したことによって、人々は座って仕事をすることができるようになり、より快適な生活を送ることができるようになりました。また、椅子に座ることで、立っている場合に比べて疲れにくくなり、効率的に作業を行うことができるようになったと言えます。しかし、長時間椅子に座り続けることは、姿勢不良や腰痛、肩こり、眼精疲労などの健康上の問題を引き起こす可能性があります。また、椅子に座ることで、筋肉の運動量が減少し、代謝率が低下するため、肥満や生活習慣病のリスクが高まることも指摘されています。

『座る』の研究結果

●「Sedentary Behavior and Mortality in Older Women: The Women's Health Initiative」(研究期間:1993年から2014年、研究機関:アメリカ国立衛生研究所)
この研究では、6,000人以上の女性を対象に、長時間座ることが死亡率の増加と関連することが示されました。研究結果によれば、1日に10時間以上座っている女性は、座っている時間が5時間未満の女性に比べ、死亡リスクが40%高いことがわかりました。

●「Television Viewing Time and Mortality: The Australian Diabetes, Obesity and Lifestyle Study (AusDiab)」(研究期間:1999年から2000年、研究機関:オーストラリア・ベイカーIDI心臓・糖尿病研究所)
この研究では、オーストラリア人を対象に、長時間テレビを見ることが死亡率の増加と関連することが示されました。研究結果によれば、1日に4時間以上テレビを見ている人は、1日1時間以下しか見ていない人に比べ、死亡リスクが46%高いことがわかりました。

●「Sitting Time and All-Cause Mortality Risk in 222 497 Australian Adults」(研究期間:2006年から2010年、研究機関:オーストラリア・サックス研究所)
この研究では、22万人以上のオーストラリア人を対象に、長時間座っていることが死亡率の増加と関連することが示されました。研究結果によれば、1日に8時間以上座っている人は、座っている時間が4時間未満の人に比べ、死亡リスクが15%高いことがわかりました。

座りながら行う行動の健康に対する悪影響を及ぼします。

・食事:座りながら食事をすることで、消化が悪くなり、消化不良や胃酸逆流などの問題が引き起こされる可能性があります。また、座ったまま食べると、口の周りについた食べカスや飲み物が食道に入りやすく、窒息の原因になる可能性もあります。

スマホやテレビ:長時間座ったままスマホやテレビを見ることで、首や肩の筋・肉が緊張し、ストレスや頭痛、肩こりなどの症状を引き起こす可能性があります。また、目の疲れや視力低下の原因にもなります。

・仕事:長時間座ったまま仕事をすることで、姿勢が悪くなり、腰痛や肩こり、ストレートネックなどの問題が引き起こされる可能性があります。また、座りっぱなしであることが運動不足を引き起こし、生活習慣病のリスクを高めることもあります。

長時間座り続けることによって、特に被害が大きい身体の部位

・脊椎: 長時間同じ姿勢で座り続けると、脊椎に負担がかかります。特に、背中や首に痛みが生じることがあります。また、悪い姿勢が続くと、椎間板ヘルニアや腰痛などの問題が引き起こされる可能性があります。

・心臓:座りっぱなしで運動不足になると、心臓の働きが弱くなる可能性があります。長時間座っていると、脂肪がたまり、動脈硬化などの心臓病を引き起こすリスクが高まることがわかっています。

・脳:長時間座っていると、脳の血流が減少することがあります。これによって、認知機能の低下や集中力の欠如、ストレスや不安の増加などが生じる可能性があります。また、糖尿病や高血圧など、脳に悪影響を及ぼす病気のリスクも高まります。

糖尿病や癌、認知症などの病気のリスクを高める


糖尿病
長時間座り続けることにより、筋肉が十分に活動せず、血糖値が上昇しやすくなります。この状態が続くと、インスリンの効きが悪くなり、糖尿病のリスクが高まります。研究によると、長時間座ることが糖尿病の発症リスクを増加させることが示されています。
長時間座ることは、肥満や糖尿病のリスクを高めるだけでなく、発がんリスクも増加させることがあります。特に、大腸がん、子宮内膜がん、卵巣がんなどのリスクが高まると考えられています。
認知症
長時間座り続けることは、認知症のリスクを増加させる可能性があります。研究によると、長時間座ることは脳血流を減少させ、脳に必要な酸素や栄養素が不足するため、認知症の発症リスクが高まることが示されています。

座りながら健康を維持する

・頻繁に立ち上がって休憩をとること。長時間座り続けることは、血流が悪くなるため、30分ごとに5分間の休憩を取ることがおすすめです。

・スタンディングデスクの使用を検討すること。スタンディングデスクを使うことで、座りながらの作業を立ちながら行うことができます。

・エクササイズを定期的に行うこと。デスクワーク中にできるストレッチや筋トレを行うことで、筋肉を活性化させ、姿勢を改善することができます。

・正しい姿勢を保つこと。椅子の高さやデスクの高さを調整することで、正しい姿勢を維持することができます。

・食生活や運動習慣の改善。健康な食生活を心がけ、運動習慣を取り入れることで、全体的な健康状態を改善することができます。

呼吸法
深呼吸をすることで、お腹の底から息を吸い込むようにする。
ゆっくりと吐くことで、身体から余分な二酸化炭素を排出する。
胸式呼吸ではなく、腹式呼吸を行うことで、体全体がリラックスし、ストレス軽減にも繋がる。

肩まわりのケア
肩を上げたり下げたり、前後に動かすストレッチを行う。
肩をまわす動作を行い、肩甲骨周りの筋肉をほぐす。
マッサージやアイシングを行うことで、疲労回復や血行促進を促す。

足首のケア
足首を左右に倒すストレッチを行う。
足首を回転させる動作を行い、足首周りの筋肉をほぐす。
バスタブに水を張り、足首まで浸かることで、疲労回復や血行促進を促す。

骨盤のケア
腰を左右に倒すストレッチを行う。
膝を曲げた状態で、骨盤を前後に傾ける動作を行い、骨盤周りの筋肉をほぐす
ヨガなどのストレッチを行うことで、骨盤の歪みを改善し、姿勢を改善する。









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