慈悲と言えば、愛情、優しい、包みこまれる 色々とイメージすると思います
特に南無観世音菩薩に手を合わせた時、何だかそう思いますね
でも、慈悲というものは色んな応用があります
お釈迦様が言われる、他人に利益(くどく)を与えるは慈悲の慈
他人の不利益を取り除いてあげるのが慈悲の悲
これを使います・・・
人間関係、悩んだり、イラっと来たりあると思います
例えると
他人から指摘や注意を受けると、ちょっとイラっときたり
ましてや、口が悪い人であればなおさらです・・・
そんな時、相手が言う事を黙って聞いて
自分にとって、その話は利益かどうか、自分に役に立つかどうかを
考えると
相手は、どうあろうと、自分に利益を与えてます
その利益が、前々から悩んでた、気にしてた事であれば
その利益によって、不利益が取り除かれます
自分は「慈悲を受けた」という事です。
それでも、わかりました、ありがとうございますと受け取ったら
あなたは、相手が言いたい、注意したい、指摘したいという欲望を
成立させたのだから、利益を与えた人になります。
また、同時に、相手に満足を与えたのだから不利益を
取り除いてあげた事になります
短気は損気と言います
慈悲を色んな場面で活用すると違う世界が見えてくると思います
極力、それを意識していくと罪、穢れは薄くなり
やがて清められ、いつでも福がみずからやってきます
あの人はいつも、ニコニコして明るい、気持ちいい
そんな人は運も明るいのですね