第11話 放置時間がずっとでその後

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学び
何もすることがなく、人間ってこういう時、どうすると思いますか?
寝る
違います。
歩きます。
ひたすら歩き続けます。
そうなります。

状況がわからないから、ずっと呼んでいるのに、誰も返事がない。だから歩くのです。何時間でもです。

その後、何時間経ったかわかりません。時計ないので。
すると、ご飯が、ポストみたいにドアから出てきました!

「あっ!あの!!!す、すみません!」

ゴロゴロゴロゴロ(車輪の音)
シーン・・・

どうしたと思いますか?
「怒った!」
違います。
”無心に食った!”です。

もう全部平らげた。おかわりほしい…。
おかわりがほしい…。

多分何かしら、薬の副作用で食欲増進があるのだと思います。
少食の私が、おかわりが欲しい何か食べたいと切に思っています。
何もわからないこの状況なのに・・・。飯かよ?まじかよ?マジです。
まず、水です。トイレの。

次、訳わからない、ポストから出てきた飯です!
すっごく美味しい!
たまらない。

さて、一段落すると、どうしたと思いますか?
「体力回復したから怒った!出せやオラ!とか怒鳴った!」
違います。

正解は、また歩い始めた。です。
意味不明な行動に見えますよね。ですが、不安なのもありますし、暇過ぎるのです。だから、歩くのが一番なんです。だって、嫌でしょ?寝たきりになりましたからずっとリハビリですね!なんて医師に登場されたら。
モクモクと私は8歩進んで8歩下がる程度の場所を、寄せては返す波のように、歩き続けました。

続く。体験談なんだからしょうがないです。ありのまま。





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