備え

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みなさんこんにちは!もしくはおはようございます!はたまたこんばんは!しっしーと申します!今回も少しのお時間、私のたわ言にお付き合い下さいませ!

ということで、三月の二週目でございますが、いかがお過ごしでしょうか。わたくしの住む地域では、まだちらほらと雪が舞っており、春の訪れを感じるにはまだ早いようでございます。みなさまにおかれましては、まだまだ寒暖差が激しい日もあるかと思いますので、体調管理には十分ご留意下さいませ。

…と、お決まりの挨拶はこのぐらいにして、今回も私の気の赴くまま、ジャーナリング(書く瞑想)をやっていこうと思う。

今回は、三月の二週目ということで、これはもう、なんといっても、東日本大震災の話をするしかないだろう。

私は、何を隠そう、東北の太平洋側に住んでいる。つまり、震災をモロに経験したわけだが、幸いにも、住まいが沿岸部ではなかった為、津波は経験していない。ガラケーから映像で観た時には、それはもう、「世界の終わりが来た」と思った。ドス黒い波が街を飲み込んでいくその映像は、悪い夢か映画でも観ているのだろうと思いたくなるくらい、にわかには信じ難い映像だった。

圧倒的な自然の力の前には、人間はあまりにも無力である。

スマホの登場で、なにかと便利になってきたと思いきや、ウイルスひとつで大混乱に陥る世界に生きている。実際問題、大災害が起きた場合、スマホなど本質的にはなんの役にも立たないと思っている。なぜなら、スマホは、充電が無くなったら終わりだからだ。充電があったとしても、大概みんなやることは安否確認や情報収集のため、その中にデマが混ざろうものなら、それはもう、暗闇の中を目隠しで歩くようなもので、結局は、スマホがあろうとなかろうと、水と食料を探し求め、探り探り進むしかなくなる。

能登地震の際にも、SNSでデマ情報が飛び交っていたようで、そのデマのために救急車が出動したケースもあったという。

非常にうんざりする話だ。

我々は、情報を得ているようで、操作されている。
商品を買いたくて買ったのではなく、買いたくなるように仕向けられて買っていたりすることもあるだろう。
SNSなんてまさにそうで、自分がいいねや検索した情報をもとに、似たような投稿やアカウントがおすすめに表示される。その結果、それを見てさらに共感し、同じ価値観を持つ人同士で集まるようになり、それ以外の価値観が目に入らなくなっていく。いわゆる「エコーチェンバー」状態だ。交流を拡げようとした結果、視野が狭くなっているというのはなんとも皮肉な話だ。

話を戻すと、東日本大震災クラスの災害が起きた場合に頼れるのは、

「日頃の備え」

しかないと思っている。

水や食料の備蓄や、ご家族がいるなら災害時の行動を話し合っておくことや、非常用グッズの点検や、いざという時の体力作りなど、「スマホが使えない前提」での備えをしておくと良いだろう。非常時用の現金を別に用意しておくというのも良いと思う。キャッシュレス化が進んでいるものの、全振りはまだ危険だろう。
あとは、感情面の話になるが、災害が起きていつ大切な人と別れることになるかわからない。なら、常日頃から大切な人との時間を大切にして、「伝えたいことは伝えられるうちにする」ことである。

今年に入って地震が各地で多発している。なにやら不気味な印象さえ受けるのだが、これを機に、いざという時のシミュレーションをしておくと良いだろう。

東日本大震災では、私のいとこが亡くなった。地域に避難を呼びかけている中、津波に呑まれたそうだ。
どれほどの恐怖だったか。想像を絶する。

毎日を精一杯生きる。
残された者に出来ることと言えば、これぐらいしかないだろう。




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