作曲?編曲?音源制作を依頼するときに知っておきたい基本用語解説

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音声・音楽
こんにちは。
作編曲家、ギターリストの_HARU _です。

今日は楽曲の依頼をする時に知っておきたい「作曲」「編曲」の違いについてお話しします。

これから依頼しようかなぁと思っている方や、近いうちに頼むことになるかも!と思っている方必見です。


★「作曲」「編曲」そもそも何が違うの?

音楽を制作すると一口に言っても、実は様々な段階があり、それぞれにお仕事をなさっている方がいます。

中でも有名なのは楽曲が紹介されたときにタイトルの下に書いてある
作曲:〇〇〇〇
編曲:△△△△
という表記。

でも、この2つの違いって何でしょうか?
どっちも「曲」って入ってるんですけど・・・と思う方も少なくないと思います。

ザックリと解説すると
作曲・・・メロディを作る
編曲・・・伴奏を作る
という違いです。

ちょっと意外かもしれませんが、作曲と言った場合、基本的に「メロディラインを作ること」を指します。つまり伴奏は別なんですね。

逆に編曲、他にもアレンジ、アレンジャーという言葉もよく聞きますが、この場合は「伴奏を作ること・人」を示します。


★既にオリジナル曲のあるシンガーソングライターさんの場合

では、自分の弾き語りで曲を作ったシンガーソングライターさんの場合を考えてみましょう。

オリジナル曲は持っていますが、今まで後ろに弾き語り以外の伴奏を加えた事はありません。

そこで音源の制作をお願いする事にしました。
この場合はメロディラインが既にあるため、「編曲(アレンジ)」を依頼する事をになります。

とはいえ一口に編曲と言ってもジャンルから雰囲気まで音楽って千差万別。
事前に「こんなイメージにしたい」という音源や動画、時にはイラストなんかも準備すると良いかもしれません。

参考イメージを準備しておくとやり取りがスムーズに進みますよ。


★オリジナル曲が欲しいシンガーさんの場合

では、これからオリジナル曲が欲しいシンガーさんの場合はどうでしょうか。
この場合「作曲」から「編曲」まで0ベースでお願いする事になります。

メロディラインから考えると楽曲制作の幅はグンと広がります。
例えば「ライブで盛り上がる曲にしたい」ということであれば、ファンが合いの手を入れやすいようなメロディの余白を作るなどが考えられます。

他にも「壮大でドラマティックなバラードが欲しい」ということであれば、サビで大きな音の跳躍をつけたり、波が徐々に高くなるようなメロディラインにする事なども考えられますね。

メロディのイメージと伴奏のイメージで別々の参考曲を用意するのもおすすめです。


★詞は書いたので曲をつけて欲しい作詞家さんの場合

作詞は出来てるから曲をつけて欲しいという場合にはどうでしょうか。
この場合も「作曲」と「編曲」の2つを依頼する形になります。

ただしこの場合、注意したいのが「作詞」をしている事でメロディ制作に縛りが出来ている点です。

通常、詞が先に出来上がっていて、そこに曲をつけていく事を「詞先」と表現します。

詞先の場合、メロディの音数が詞の音数に強く縛られます
また各パートごとにある程度音数が合っていないとまとまりのある楽曲には仕上がりません。

詞先で頼む場合には、音数によく注意してお願いするようにしましょう。
また「書いたは良いけど自信がない」という場合には歌詞の添削も含めてお願いしてみるのもありだと思います。


★最後に

参考イメージと言っても上手く見つからないこともあります。
そんな時には是非直接依頼したい作家さんに相談してみて下さい

依頼する方も不安でいっぱいだと思いますが、実は作家さんたちも依頼された時、コミュニケーションが取れないで制作することはとても不安なんです。

そのため、逆に「どんなイメージだと良くなりそうですか?」と聞かれることは、制作者としても依頼主とイメージを共有することが出来る、嬉しいことなのです。

「相談しながら、一緒に良い音源を作りあげていく」
そんな気持ちで気軽にメッセージしてもらえると作家さんも嬉しいと思いますよ!
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