はじめに
経費計画は、補助金の最も重要な申請内容です。
・あまり細かく書きすぎると、採択された後に使いづらい
・予算を絞ってしまうと、採択された後に使いづらい
ぜひ、実際の採択例などを参考にしながら、お得に有効に使いやすい経費計画になるよう、上手に組んで見て頂ければと思います。
Ⅱ.経費明細表
基本的には、作成例に従って作れば問題ありません。
ただし、『内容・必要理由』のところは、書き方に一考の余地があります。
例えば、チラシを作って、新聞折込を実施するとしましょう。
その場合、以下のような記載で問題ありません。
・チラシ制作・新聞折込の実施
『必要理由』については、記載していなくても、実は交付決定されてきています。
以下は、実際に過去に交付決定された『経費明細表』です。
最近でも、このような記載で交付決定されています。
なお、『一式』『等』という記載は、今は修正対象になっているので、注意が必要です。
今後、どこまで細かく書かなければ、交付決定されないのかについては、動向を見守りたいと思います。
Ⅲ.資金調達方法
ここは、「何で書かせるんだろう?」と思うぐらい、あまり意味のない項目です。
資金調達先は、通常はメインバンクなどを書くと思います。
しかし、ここで書いた内容には拘束されません。
また、自己資金としていたとしても、後から資金調達して実施したところで、何のペナルティもありません。
とりあえず、現状イメージしている資金調達方法を書いておけばよいと思います。
さいごに
最初にも書きましたが、『経費計画』は、補助金の最も重要な申請内容です。
ここの組み方に失敗してしまうと、補助金は、非常に使いづらいものになりますし、最悪の場合、減額や不支給になってしまいます。
そうならないようにするための万全の策は、『実績報告の手引き』を読んでおくしかありません。
ただ、初めて申請するような方にとっては、『公募要領』や『ガイドブック』の理解だけでも大変だということは、よく分かっています。
ぜひ、私たちのような、補助金を使い慣れたものを頼って、上手に経費計画を組むようにしてみてください。