計画書のポイント|補助事業計画|小規模事業者持続化補助金|補助金申請ガイド

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はじめに

小規模事業者持続化補助金の計画書を作る上で、必ず参照しなければならないものが、2つあります。
・『公募要領』の審査基準部分
・公式作成例のコメント部分
いずれも、公式ホームページから確認できますから、必ず参照しながら準備しなければなりません。
本記事も、その2つは既に確認しているものと思って記述します。
その点は、ご容赦くださいませ。

1.補助事業で行う事業名

ここは、こう言ってしまうのも何ですが、極端な話、何でも良いです。

例えば、チラシを新聞折込・ポスティングして、集客したいとしましょう。
その場合、以下のような書き方があります。
・地域に向けた販促活動の実施
・チラシを新聞折込・ポスティングして集客
・チラシプロジェクト!地域のお客様をファンにしたい!
どれでもOKですし、どれにしたから落ちるということもなさそうです。

2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容

ここは、『補助金で何をしたいのか』を、まずは端的に記載します。

もちろん、単に書けばよいというものではありません。
情報をきちんと整理し、取組内容が具体的に分かるように説明しなければなりません。

そして、予算なども記載します。
ただし、予算の書き方には工夫が必要です。

例えば、『ウェブ広告』や『新聞折込』・『ポスティング』の場合には、『費用対効果』が重要です。
これは、予算と切り離して考えることができません。
『費用対効果』については、『4.補助事業の効果』の部分で書きたい内容ですので、ここで何をどこまで書いておくかは、一考の余地があるのです。

私の場合は、『2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容
』では『予算の考え方』を書いておきます。
そして、『4.補助事業の効果』の部分で、『費用対効果』と、その効果が出ると考える根拠を書くようにしております。

3.業務効率化(生産性向上)の取組内容

ここは本来、空欄でも構いません。
とはいえ、『業務効率化をしない方が良い』なんてことはありません。

過去には、ここの記載が『加点要素』であることが明記されていたこともありました。
せっかく補助金を使うんですから、補助金を活かすことで実現できる『業務効率化(生産性向上)』を考えて、書いておくようにしましょう。

4.補助事業の効果

ここで書くべきことは、以下の2点です。
・個々の施策について、どのような生産性向上の効果があるか
・補助事業全体で、どのような生産性向上の効果があるか

2点と言っても、書くべきことはたくさんあります。
気を付けなければならないことは、売上/利益や生産量・顧客数など、数値化できる要素で考えるということです。

例えば、新聞折込・ポスティングでは、1万枚配って、何人ぐらいの集客ができて、それがどの程度の売上につながるかなど。
丁寧に試算することができます。

もちろん、試算がしづらいものもありますが、『効果がない取り組み』などはないはずです。
1つ1つ、丁寧に記載するようにしましょう。

5.さいごに

ここまで書いてきたことは、『経営計画』の『4.経営方針・目標と今後のプラン』との整合性があるでしょうか。
そうでなければ、『経営計画』か『補助事業計画』のどちらかの作り方を間違えています。

いかがでしょうか。
思ったより、細かく考える必要があり、「大変そう」と思えたのではないでしょうか。

初めて自分で申請して、採択されるハードルは、かなり高いと思います。
ぜひ、私たちを上手に活用し、採択・入金まで頑張って頂ければと思いますので、いつでも気軽にご相談くださいませ。

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