はじめての小規模事業者持続化補助金|補助金申請ガイド

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はじめに

『小規模事業者持続化補助金』は、コロナ対策のために設けられた補助金ではありません。
2015年頃より募集されている、中小企業向けの、手軽な定番補助金です。
最近では、そのことが広く知られてきて、YouTuberや主婦の方など、在宅や副業などでも、本補助金を活用する方が増えてきました。
正社員5人以下の会社・個人事業主なら、だいたい補助対象になります。
ぜひ、上手に活用して、ビジネスを有利に進めたいものですね。

持続化補助金は何回でももらえる

『小規模事業者持続化補助金』は、ほぼ毎年もらえる補助金です。
採択から約1年たてば、再度申請することができます。
そのため、私も5期連続で採択されていますし、他にも、3期以上連続で採択されている方も、既にたくさんいらっしゃいます。

補助上限は通常50万円

賃金引上げ枠など、補助上限が200万円になる様々なコースがあります。
卒業枠・後継者支援枠は、かなりハードルの高い枠となっています。
創業枠は、ハードルが高いとまでは言いませんが、申請までにしておく準備が大変です。
その点、賃金引上げ枠は、現在従業員がいれば、かなり低いハードルで、補助対象になることができます。
ぜひ、チャレンジして見て頂きたいです。

補助金は経費のキャッシュバック

『補助金は、通ればもらえるお金』ではありません。
採択された後、実際に自分で経費を使って、報告を行い、それが認定されて、初めて入金されます。
そういう意味では、補助金はあくまで、『キャッシュバック』の制度なんです。
そのことは、勘違いしてはいけません。
なお、経費にも、使いやすさがありますので、以下、簡単にご紹介致します。

経費①:『機械装置費』は使いやすい

『機械装置費』は、名前だけ見ると、設備投資が対象に思えるかもしれません。
しかし、実はいろいろな”もの”を購入できるので、非常に使い勝手が良いです。
オフィスのパーティションやソファ・デスクなども補助対象です。
飲食関連の取り組みでは、例えばグリルや低温調理器、高価なお皿なども補助対象になります。
意外なところでは、過去の問い合わせでは、楽器もOKでした。
また、『MicrsoftOffice』のような、汎用性の高いオフィスソフト等は補助対象外ですが、動画編集ソフトなどは補助対象になります。
ソフトウェアを購入する場合も、ぜひ、補助金を活用したいですね。

経費②:『広報費』も使いやすい

『広報費』は、平たく言えば、チラシや看板等の制作と、その配布などです。
店舗などの場合、新聞折込・ポスティングや、チラシ・ティッシュなどの街頭・店頭配布などは、ぜひ取り組んでみてほしいです。

経費③:『ウェブサイト関連費』は原則避ける

『ウェブサイト関連費』は、以前は『広報費』の中にあり、非常に使いやすい補助対象経費でした。
しかし、2022年から、別枠に計算しなければならなくなり、しかも補助額の4分の1までしか補助されないことになりました。
非常に面倒で厄介ですので、どうしてもの場合以外、なるべく避けて計画を立てた方が良いと思います。

経費④:『資料購入費』は本が買える

あまり知られていませんが、『小規模事業者持続化補助金』では、本が買えます。
美容院などでは、カット見本などを購入することも可能です。
子供向けの書籍を購入して、集客に活かすことも可能です。
店舗などが書籍を充実させれば、オブジェ代わりにもなります。
ぜひ、上手に活用したいですね。

経費⑤:『借料』ではマンションも借りれる

なぜか、商工会議所などでも、「賃料は不可」と話されてしまうこともあるようですが。
私は実際、『小規模事業者持続化補助金』の『借料』でマンションを借り、入金されています。
もちろん、住居として借りる場合には補助対象になりませんが、新たにオフィスとして借りる場合には、補助対象になります。
新規にオフィスを借りたい場合や、オフィスの移転を考えている場合は、ぜひ、活用したいですね。

経費の解説に関する注意

上記は、あくまで過去の申請に基づく説明です。
ルール変更等で、補助対象外になっている可能性があります。
必ず公募要領を確認し、それでも不明であれば、必ず事務局に問い合わせしてください。

さいごに

このように、『小規模事業者持続化補助金』は、どんな事業でも使い勝手の良い補助金です。
上手に活用するようにしたいですね。
上手に活用したいと思ったら、ぜひご相談くださいませ。
経験に基づくご提案・サポートを差し上げます。

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