臨機応変ではいけない部分。工程を守る重要性#42

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こんにちは
今年も残りわずかになりました。
クリスマスに楽しみにしていたケーキがぐちゃぐちゃになっていた話を聞き心を痛めると同時に「目で見えるものだから」良かったよね。と思ってしまいます。見えないものほど怖いものはありませんから。
ケーキ発酵日和表紙.jpg

 普段目に見えない「菌」を扱っているのでどのような場面で「菌」が混入し、食中毒の発生が危惧され、それに対しでどのように対処するかすべて把握して行動しています。
 それを食品安全に生かそうと考えシステム化したものが「危害要因分析重点管理点HACCP」の考え方です。
 ケーキの材料には小麦、卵、牛乳、生クリーム、砂糖、フルーツ
小麦(カビ毒)卵(サルモネラ菌カンピロバクター菌
牛乳 生クリーム(黄色ブドウ球菌)、フルーツ(多種多様々な菌
などどの材料にもたくさんのが付いています。洗ってもすべて取り除くことは出来ず、食品中で増えます。これを安全に製造から口に入るまで届けるためにHACCP工程がつくられています。
 この工程を守らないと必ずではないもののどこかで食中毒危害が発生する可能性が高まってしまいます。
 更に問題が起きた時にどこで問題が起こったのかすぐにたどることができるようにHACCP工程ではトレーサビリティシステムを施しています。

「ケーキがぐちゃぐちゃになった原因がどこにあったかわかりません」
のぐちゃぐちゃが食中毒菌に置き換わったらどうでしょうか?
「どこで食中毒菌が混入したかわかりません」で片づけられるでしょうか。
口に入る食品には絶対にあってはならないことです。
食中毒菌は見えないの口に入れてしまいます。
 イチゴの入荷が遅くなり、2週間冷蔵の工程を臨機応変に1日に短縮して製造したようですが工程をかえてはいけなかったはずです。
大丈夫だろう。はダメなのです。
 まだまだHACCPの考え方が日本に広がっていないことはとても残念に思います。
年末をむかえて来年はもう少し。食品の安全にも心を寄せていきたいなと思いました。
 今年も多く「菌」についての質問、出品サービスの購入をいただきありがとうございました。
また来年も頑張りますのでよろしくお願いいたします。

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