縄跳びができるようになりたい6歳児の事例

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学び
小児専門作業療法士をしているつー先生と申します。
ここでは、事例を基にどんなことをしたのかを記載していきます。
わたしは、小児専門作業療法士となり、発達障がい、脳性麻痺児延べ2000人を超える子どもたちの療育に携わりました。
その経験を活かし、どのようにすれば落ち着いて過ごすことができるのか、手先が不器用なのをどう改善していけばいいのかのアドバイス等をしています。
ちょっとでも気になる事があれば、簡単なアドバイスであれば、メッセージからさせていただくのでお気軽にご連絡いただければと思います!

今回は、「縄跳びが飛べるようになりたい!」と施設での療育中に本人から出たので、保育園訪問時に他の園児と共に大縄跳びの練習をしました。

最初にどの程度できるのかチェックすると、両足でのジャンプはできるものの、両足での着地が苦手で『ピョーン、タタン』と着地の時にバラバラになってしまう。

そのため、最初に少し高い台から目標に向けて落ちずにピタッと止まる練習をする。
始めたときは勢い余って落ちることもしばしばあったが、数回するとピタッと止まれるようになる。

続いて台を二つ用意し、台と台を両足でジャンプする。ゆっくり1回ずつから徐々に連続して飛べるようになる。
ただ、連続して続けていると徐々にバラバラになるため、体力的な問題もある様子。

ここまでできているなら実際に大繩をしても飛べるのではと思い、先生に見本を見せてもらったのちにしてみる。

するとその場で飛ぶことができず、左右に動いてしまうため、目印として薄いマットの上でしてもらう。
やり始めは動いてしまうこともあるが、何度かすると飛べるようになる。
しかし、飛べるようになると両足がバラバラになってしまうため、バラバラになると少し休憩し、再度挑戦としていくと最終的には7回連続して飛べるようになる。

ADHDの特性として、落ち着きがないというところがあるため、それを少し落ち着かせてあげることが今回の1番のポイントとなりました。

今度は来年度小学校1年生となるため一人縄跳びができるようになりたいとのことなので、また作戦を練って挑みたいと思います!

同じように発達で気になる子がいましたら何でも気軽にメッセージしていただけたらと思います!

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