力を与えるということ

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毎日の暮らしの中で沢山の事を考えたり、悩んだりしますが、研究によれば人は1日で35,000回ぐらい判断しているそうです。
その時にどのような基準で判断しているのかを考えたことはありますか?

人が成長してく中で最初に感情が発生していくのは、生まれてから3カ月ぐらいしてから「快」か「不快」に分かれていくようです。

この3カ月たった頃から、人は自分の心に種を蒔き始めるということです。

「感情」という畑ができ、そこに「快」と「不快」という種を蒔き始めます。
すると、「快」よりも「不快」の方が断然芽を出すのも早いし、数も種類も多くなっていきます。

そして「感情畑」に生えているものが「判断基準」に繋がっていくわけです。

沢山の判断基準が生まれますが「不快」の方をより充実させた方がいいわけです。
なぜなら、自分の体を守らなければならないからです。

「怖い」が解らなかったら、危ないところに平気で行くようになります。
「痛い」が解らなかったら、怪我をしても平気で体を傷つけるようになります。
「苦しい」が解らなかったら、病気をしても体を労わることは考えないでしょう。

私達は体が健康であって初めて活動できるし、人生を送ることが出来ます。
だから「不快」な基準は必要なのです。

ただ、大人になったら、ほぼ理解してしまうことなのです。
その為に、その基準を「不快」優位から「快」優位に少しずつ切り替え、バランスを取っていくことが必要なのです。
「不快」が無くなっても困るし、「快」ばかりになっても困るのです。

そして、その基準にしたがって、人は色々なものに力を与えています。
明日の事を想像して悩んでいる人は「不快」の基準を使って「悩む」というエネルギーを明日へ送っています。
苦手な誰かと会う予定があって苦しんでいる人も「不快」の基準を使って「苦手」というエネルギーを苦手な人に送っています。

これが「現実化に力を与える」ということです。

自分の想像している風景に「不快」を基準にした感情のエネルギーを送ることで、その場面を強化してしまいます。
だから、「ほらやっぱりねぇ~!!」と自分が想像したことと一致した現実をみると更に納得してしまいます。

それは、自らエネルギーを送り、そのシーンを強化し、そうなるようにしたからです。

その様にして、「不快」の基準を強化していきます。そうやって自分を守ることを強化していきます。
その分、「快」の基準は「不快」に侵食され、小さくなっていきます。

そろそろ「不快」を育てずに、「快」を育てませんか?
そして、バランスのよい感情畑にして「快」中心のエネルギーを扱いませんか?

たまに自分の感情を観察してみると、自分の行動がよくわかって行きますよ。
今日は満月。手放すには最高の日です。
感情畑から「不快」の雑草を半分に減らしてみましょう。(^_-)-☆





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