リーダーシップとマネジメント

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おはようございます。


皆様、明けましておめでとうございます。

本当に早いもので、あっという間に1月です。今年は辰年らしいですね。

年末から年明けにかけて、ブログ更新をストップしていましたが、大学院の論文やホームページ改定など、この連休だからこそできる仕事ををしておりました。

今年は、ブレーキがかかっていた読書にも力をいれ、より多くの医療・介護・福祉事業所を支援できるように尽力していきます。

さて、2025年第一号のブログは、『リーダーシップとマネジメントについて』です。




リーダーシップもマネジメントも様々な定義がある中で、理解し使い分けることは難しいですよね。大学院でもはっきりとした回答を得られないほど、難しい内容だと思います。

今回は、そんな難しいリーダーシップとマネジメントについて、私なりの見解も含めて考えたいと思います。

以前、経営と運営の違いをお話しましたが、それと同じようにとても難しいのが「リーダーシップ」と「マネジメント」です。

実は同じように捉えられてしまいますが、しっかりと分けて定義して説明されているケースをあまり聞いたことがありません。

結論から申し上げますと・・・

「リーダーシップ」は性質であり、「マネジメント」は業務である!と定義づけるのはいかがでしょうか。

リーダーシップではなく、リーダーであれば「役割」になると思いますので、ちょっとした言葉遊びかもしれませんね。

性質とはつまり、生まれ持っているものであり、それは先天的なのです。逆に業務は担うものであり、後天的なのです。

ですから、性質と業務を比較すること自体が議論の軸として間違っている可能性あります。

マネジメントは業務なので、組織において限られた人に与えられた仕事のひとつです。マネジメント業務は全員が行う必要はありません。

逆に、リーダーシップは「性質」なので、大小あるにせよすべての人間に備わっています。大きければリーダーの素質があるといい、小さければ無いと判断されます。

ドラッカーは、リーダーは育てることができる!と言っています。

私は、最初この考えに反対だったのですが、リーダーがリーダーシップという性質の話をしているならば、確かに小さいものを大きく育てることができると思いました。

リーダーはや役割であり、リーダーシップは性質であるからこそ、「発揮」するものだと考えれば、マネジャー同様に組織から「役割」として与えることができますよね。

リーダーシップの性質を見極め、より大きい人がリーダーとして力が発揮できると理解しました。

では、リーダーとマネジャーの違いは何か?という疑問があります。どちらも与えられる「役割」ですが、あえて分けて考えるならば異なる能力を備える必要があります。

様々な●●力という能力がありますが、リーダーに最も必要なのは何か?と言われれば、意思決定能力ではないでしょうか。

単純に『意思決定できるかどうか』です。

そして、その意思決定に対して責任を背負う覚悟があるかではないでしょうか。

この意思決定と覚悟の波及効果として、他者に与える「プラスの影響力」があります。

つまり、行動と姿勢が重視されるのです。組織の方向性など、大きく、かつ未知なもに関して意思決定する際には、リーダーが必要だと考えます。

では、マネジャーはいかがでしょうか。

私の意見では、マネジャーに求めらる唯一無二の能力は「管理能力」です。管理能力は単に人がルールを無視していないかチェックすることではありません。

管理とは目的達成のための進捗管理です。

そこには、目的達成のための行動が適正に進捗しているか把握し、進める役割を担います。その過程であらゆる管理が生じるので、マネジャーの役割は管理であると位置づけられることが多いのだと思います。

もう少し、この2つの違いを単純化してみましょう。

リーダーとマネジャーに求められることをシンプルに書くとこうなります。

リーダー : 長期視点 / 成長性 / 継続性

マネジャー: 短期視点 / 生産性 / 効率性

そうすると、実は経営と運営の定義と同じなることがわかります。もちろん、現場リーダーと経営者としてのリーダーでは、求められること実際には異なっていると思いますが、それは組織がリーダーの定義付けを明確にしていないからです。

本来、リーダーとマネージャーに求められることはこんなにも大きな違いがあるのです。混同されているリーダーシップとマネジメントと同じように、分けてみると明確に違います。

さて、いかがでしょうか。

私なりに、今の頭で頑張って考えてみましたが、皆さんから異なる意見があればぜひ聞かせてください。

それでは。


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