おはようございます。
本日は『無駄な会議』はない!というテーマでお話していきます。
医療・介護・福祉業界において、概ね会議は無駄であると位置づけられていると感じるのは、私だけでしょうか。
というのも、これまで様々な医療・介護・福祉組織を支援してきましたが、会議=無駄な時間と認識している職員さんが多かったなと感じております。
一言でいえば・・・
『会議=重要であるから会議であり、無駄なことなど一ミリもないのである』
というのが本質かと思います。
しかしながら、それでも尚、会議が無駄であると認識している方たちは、おそらく現在行われている会議のほとんどが、実際に無駄なんだと思います。
結果的に無駄な時間になり果ててしまっていのかと。。
会議を考えるときに、まず会議にかかるコストを算出します。
例えば、10人の会議参加者がいるとします。
看護師5人
介護職5人 の構成となっています。
すると、、
看護師一人当たり、時給2500円×5人=12,500円
介護職一人当たり、時給1500円×5人=7,500円
合計:20,000円
会議時間が2時間であれば、4万円の費用がかかっています。
これだけでも会議が重要な理由がしっかりと理解できると思います。
2時間で4万円の会議ですよ!?
4万円を費やすという事は、4万円以上の成果を得る必要があるのです。
しかしながら、結果的に無駄になってしまっている理由として、2つの原因が考えられます。
一つは、今お伝えしたように会議を開催する上で費用換算ができていないことです。これにより、どれだけの出費が出ているかを認識していないからこそ、参加者の会議に対する姿勢が甘くなるのです。
もう一つは、構成です。
会議を行う上で重要なのは”会議構成”です。
会議構成とは、つまり時間、ファシリテーター、内容、目標設定、アジェンダの準備、参加者の選出等が挙げられます。
だらだらと2時間も3時間を行われる会議には、この構成が甘いことがほとんどです。
無駄であると感じる会議参加者は、おそらく構成の時点で人選とテーマのアンマッチが生じている可能性あります。
また、ファシリテーターがいないことで、無駄話に陥りコントロールが効かないなど、様々な要因が考えられます。
この構成をいかに準備するかにより、会議は無駄なのか?それとも有意義なのか?結果を分けるのではないでしょうか。
会議をする=重要である
これは例え、介護や看護で利用者ファーストであろうとも、それは支援という役割のなかでは確かに重要な位置づけですが、組織を機能させるという意味でいえば、会議も同様に重要なのです。
会議より利用者を優先するというのは、100%間違っています。
逆に利用者より会議を優先するのも間違っています。
これは、仕事と私、どっち取るの?と言っているようなものです。
どっちも大事です。
ですから、調整力というスキルが必要なのです。
それでは。