AIDMAの法則 MEMORY(記憶)

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コラム
おはようございます。医療・介護・福祉経営コンサルティング SUKEです。

さて、弊社も今日から仕事始めです。あっという間の冬休みでしたね。
今年、さらなる飛躍を目指して、どんどんチャレンジしていきたいと思いますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。



本日は、AIDMの法則 Memory(記憶)です。前述のDesire(欲求)の中で、人が商品やサービスを購入するときには、その人の様々な事情と、タイミングによる影響が大きいとお話しました。


例えば、今月は他の出費が多くて購入には至らなかったけども、2カ月後に購入するならば、それは、将来の売上見込みとなります。


私はかつて、大手の介護付有料老人ホームの入居相談員として、約5年半で1200人以上の高齢者とその家族を支援してきました。

有料老人ホームの入居相談員の基本的な支援は、自宅で生活することが困難な高齢者を、日常生活が送れる比較的費用の高い老人ホームへ誘致することです。


老人ホームの入居のタイミングというのは、中々難しいもので、入居対象者が認知症を患ってながらも、精神的に安定していることや、例えば入院中で病状が安定しているなど、数少ないタイミングを見計らって老人ホームの入居を進めます。


しかし、数少ないタイミングを逃すと、次のタイミングを待たなければなりません。そうなれば、次のタイミングが訪れるまでに、老人ホームの存在やサービス、職員の接客等を記憶に留めて置かなければなりません。


これがMemory(記憶)です。


またこの記憶には、「短期」「中期」「長期」の3つのタイミングがあります。この定義は、企業や人により様々ですが、有料老人ホームの場合は、3ヵ月以内、3ヵ月から6ヵ月、6ヵ月から1年以内となります。

つまり、顧客に覚えてもらいたいのであれば、継続的なフォローアップをし続けなければなりません。


相手のタイミングが来た時に、メニューテーブルにしっかりと乗るように、記憶に定着させる努力を、企業側が行う必要があります。


訪問看護でも、訪問医療マッサージも同じことが言えます。

ケアマネジャーから紹介してもらったご利用者を、リスト化すれば、例えタイミング的に契約にならなくても、継続フォローすることで、いつかは利用してもらえる可能性が増えるのです。


ちょっと面倒くさいですが、ちょっと手間がかかりますが、緊急ではない重要事項として取り組んでもらえたら幸いです。

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