LD(学習困難症)とは?

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 「LD(学習困難症)」は発達障がいの1つで、「知的な遅れ(知的障がい)はないものの、学習機能の一部に困難さを抱える」障がいです。

 「LD」は他の発達障がいと併存することもあります。HSPスペクトラム(繊細さん)との併存は今現在不明ですが、おそらくごまんといると思います。

 特性としては、「識字障がい(ディスレクシア)」、「書字障がい(ディスカリグラフィア)」、「算数障がい(ディスカリキュラー)」などが挙がります。

考えられる原因
 残念ながら他の発達障がいなどと同じく、脳みそのことなので今現在実際のところは不明です。
 しかし「仮説」としていくつかの原因が挙がっています。

・脳みその「中枢神経系」に何らかの機能障がいが生じた
・「成長過程や周りの環境(育ち)」が原因の可能性は低いが、0(ゼロ)でもない
・視覚障がいや聴覚障がい、知的障がい、情緒障がいが直接の原因ではない
遺伝(有力視されている一方で、はっきりとした結論(確証)はない)
・妊娠期、周産期の母子の様子(可能性として考えられるが、こちらもはっきりとした結論(確証)はない)

検査方法や治療
・脳みその異常なので、今現在は出生前検査ができない
・出生後も血液検査や遺伝子検査で今現在判断できない
・病院などで行われる知能検査や心理検査で初めて気づく
(本人が「何かしらの学習を始めてから気づくことが多い」)
・検査はあくまで「特性の偏りを判定すること
・(特性は人それぞれなので)専門機関(専門の病院など)で診てもらう必要がある
・似たような特性に「愛着障がい」や「認知症」などが挙がる
(年齢や生育環境などによっては)
・「これを行えば治る」という確立された治療法はない
・「治療して克服するものではない」が、人生に与える影響は計り知れない

その他
・純粋にLDのみ→療育手帳(緑の手帳)
・他の発達障がいやメンヘラ(精神系の問題)が併存→精神保健福祉手帳(青の手帳)
・その他身体的な障がいを併存→身体手帳(赤の手帳)
・今現在日本の障がい者手帳は3種類しかないため、ざっとこう分類される
(法改正や法整備、改革に期待)
・ITで生きやすくなる(欧米のような「プロアクティブ型(こちらが何もしなくても、ITで自動的に投票や手続きができる)」が理想)
・欧米ではかなり研究が進んでいるが、日本はまだ発展途上
・(「算数障がい(ディスカリキュラー)」の場合)「数のイメージ」、「量感」を認知するのに時間がかかる
・(「算数障がい(ディスカリキュラー)」の場合)「暗記(九九など)」や「工夫(インド式)」で多少は改善できる
・(「識字障がい(ディスレクシア)」、「書字障がい(ディスカリグラフィア)」の場合)「言葉のイメージ」、「文字のイメージ」を認知するのに時間がかかる

 いかがでしたでしょうか?

 私個人としては繰り返しで申し訳ないですが、「発達障がいやHSPスペクトラム(繊細さん)が人生に与える影響は計り知れない」ためせめて「発達障がいの特効薬」の実現のため、脳みそ研究、心理研究を'国家戦略'として加速化を願って止みません。

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