先日、図書館で本を探していたらセルフコンパッションについての本を見つけて読んだのでアウトプット。
有光興記さんの「自分を思いやる練習」です。
セルフコンパッションとは今現在の自分自身を受け入れ、優しい気持ちを向ける技法です。
僕たちは、ダメな自分を批判したり周囲を攻撃したりしてしまいます。
悲観的な思考に陥ったり、前向きになれず苦しんでしまいがちです。
そんな時に、自分自身や周囲に思いやりを向け、心を癒すためにセルフコンパッションを使い、癒します。
セルフコンパッションを行う際、まずはマインドフルネスな状態になります。
マインドフルネスとは、今現在の感覚や感情、思考に全ての注意をむけ
善悪などの評価をつけずに、ありのまま受け入れることです。
マインドフルネスな状態になるには瞑想でアプローチします。
静かに座っていると、思っている以上に頭は話をしています。
呼吸に意識を向けて反応しないようにします。
とはいえ、すごく反応してしまいます。
でも、そこに気づくことが瞑想の一番大切なところです。
意識がいろんなところに飛ぶのは当たり前です。
普段生活していたら、いろんなところに注意を向けていないと
生きていけないですもんね。
本を読むのだって、危険な場所では集中できないですから。
瞑想は、忙しい意識を呼吸に向けることでだんだんとできていきます。
この本の中では、いろんな技法が書いてありますが
ここでは慈悲の瞑想について取り上げます。
マインドフルネスな状態で自分自身に語りかけます。
私が安全でありますように
私が幸せでありますように
私が健康でありますように
私の悩み苦しみがなくなりますように
これは代表的なフレーズですが、言葉は自分で考えてもいいようです。
そして、対象をあなたの大切な人、よく知らない人、苦手だと感じている人にも向けていきます。そして、全ての生命にも向けていきます。
まずはいつも無意識に自分をいじめていることに気づくことから始めていきましょう。
いったん立ち止まってみることで行動が変わっていきます。