生きづらさを感じている人に

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「人の悩みの9割は人間関係」
とある心理学者はこう断言しています。

では、その人間関係の悩みには、具体的にどういうものがあるでしょうか。

私は心理カウンセラーとして、多くの方々のさまざまな悩みを聞き、その解決を手助けしてきました。
悩みは人それぞれですが、その中で代表的なものを並べると、以下のようになります。

ネガティブ思考/対人恐怖/感情が不安定/感情をため込む/自分をさらけだせない/人に頼れない・甘えるのが苦手/3人以上になると意見が言えない/パートナーからの暴言やDV/夫婦関係が悪い/仕事が続かない/挫折体験/子供への過干渉/人前だと手が震える/依存症/子供の不登校/人間不信/何をしても満たされない/白黒思考(考え方が極端)/過去のトラウマがフラッシュバックする/完璧主義/人との距離がうまくとれない


悩みはさまざまですが、これらはすべて「生きづらさ」につながっています。

「なんとなく生きづらい」きっとそう感じたことがあるでしょう。

普段は気づきづらいかもしれませんが、仕事や学校を休んだり、挫折感を味わったり、うまくいかないことがあると、ふと生きづらさを感じてしまうものです。

同時に、多くの人がここで大きな問題にぶつかります。

それは、「自分が生きづらさを感じる原因がわからない」ということです。

じつは、あなたがなんとなく生きづらいと感じるのは、気づかないうちに繰り返している「思考・行動パターン」が原因です。

ここを改善すると、それまで感じていた生きづらさがフッとなくなります。

これは私がカウンセリングを通して実際に目にしてきたことです。

人はよくも悪くも環境によって作られます。

性格や考え方、感情などは、環境から大きく影響を受けています。

大切なのは、環境によってつくられた生きづらさのルーツ(過去)を知り、「思考・行動パターン」を切り離すことで初めて、その解決の糸口が見えてくるのです。

何を変えればいいのか理解でき、小さな行動を起こし、小さな変化を実感できれば、やがてそれは大きな変化につながっていきます。

人が行動を起こす動機は大きく2つに分類できます。
1つは「今の苦しみから逃れたい」もう1つは「今よりもっと気分がよくなりたい」というものです。

精神科のカウンセリングでは、あまり効果を感じられなかったという方や、「いつまで薬を飲みつづけなければいけないのだろうか」と悩んでいる人にも あなたの悩みや性格に合わせた心理療法を行います。

「生きづらさ」
人とうまく付き合えない 人に依存してしまう 親(または配偶者)との関係に問題がある といった生きづらさを感じている人には、1つの共通点があります。

それはいつも自分を責めていること。

「私が生きづらいのは、自分が悪いせいだ」と思い込んでいます。

上司にいつもつらく当たられるのも、夫婦関係がうまくいかないのも、恋愛に依存してしまうのも、すべて私の性格のせいだ、自分の存在に問題があるんだ・・・そんなふうに自分を責めていたら、生きていて苦しいのはあたりまえです。

けれども、私たちが生きづらさを感じてしまうとき、それはその人がもともと持っている人間性や個性のせいではありません。

その原因は思考や行動にあります。

「どうして自分はダメなんだろう」
「なぜ人に好かれないのだろう」
「わたしのどこが悪いんだろう」

こんな答えの出ない(もともと答えなどない)問いであっても私たちのこころは無意識に答えを出そうとします。

自分がダメな理由や人から好かれない理由、自分の悪いところを探してしまうのです。

常に自分の欠点を探し続けるようなものですから、苦しいはずです。

しかし、自分を追い詰めるこういった問いは、自分自身で作りだした思いこみでしかありません。

「あなたは 本当はどうなりたいのですか?」

これは、人が生きていくうえでの意味や目的を問うような、人生における根本的な質問です。

本当はどうなりたいのだろう?という問いは、常にこころに留めておいて、長い時間をかけて答えを探すことに意味があります。

なぜなら、この質問を考えているときは、ダメな自分、つらい現状から意識がそれるので、苦しさがやわらぐからです。

さらに「こんなふうになりたい」「○○を手に入れたい」など、自分のなりたい理想像を言語化して記録していくと、意識はつらい現状から、明るい未来へと切り替わります。

「なりたい自分になった状態」を想像するだけでも気持ちが軽くなりますし、「自分を変えたい」「自分を変えるためにはどうすればいいだろう」と前向きな思考を生むきっかけにもなります。

それが、少しずつですが、確実に自分を変えていくのです。

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