2022.02.23
息子が、教えてもいないのに、しきりにいう言葉。
「ぼく、みんなと一緒に小学校に行くんだよね!ランドセルがほしい!緑のランドセルがほしい!」
保育園で小学校の話が出たのかな。
でも、まだ年少で、小学校に行くのは、まだ先で、3年後、日本にいるのか正直、わからなかった。
ランドセルが必要ない国にいるかもしれない、保育園のお友達と一緒に進級するのは難しい、どこの国になるかもわからない。
彼とお付き合いをする前に、天秤にかけた男性は、息子の父親になれる人か、なれない人か。
人と一緒に暮らすことは怖かったし、抵抗があった。
再婚も考えてなかったし、息子に依存しないように、息子、友達、彼氏と、分散できる場所があればよかった。
息子の父親になれなくてもいい、彼と一緒にいたい、息子には、わたしが2倍以上の愛を渡していくから、一緒にいたい。
一緒にいるための選択に「結婚」があった。
未来を信じきれなかったのは、わたしだったのかな。
彼は、わたしといる未来、信じきることできたかな。
わたしよりも、海外に残ることを選ぶ、そんな気がしたし、わたしが足かせになること、いつも考えた。
だって、日本に縛り付けていい人じゃないもん。
わたしじゃなかったら、彼の傍にいれたの?
彼の傍に居れるのは、どんな女性だった?
彼に合う女性はどんな人だった?
なりたかった、彼に釣り合う女性に、彼に合う女性になりたかった。
自由に海外を旅する彼を縛りつけずに、日本で待ってる!大丈夫!寂しくないよ!平気だよ!って言える女性になりたかった。
今のわたしじゃ無理だ、無理だけど、好きだから苦しいよ。
わがまますぎる、わがまますぎるよ、ばかだ、ばか、本当に大馬鹿もの。
声が聴きたい、顔が見たい、抱きしめてほしい。
何度思い出しても、もう足りないよ、足りない、近くにいないことが本当に苦しい。
今すぐ、そばに行きたかったよ。
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