バイトから正社員の道(ついに書類通過)

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職務経歴書と履歴書を書きあげてからは、ひたすら応募することに没頭しました。
自分を試すこと、就活に慣れることが今は大事です。
余計なことは考えずに、えり好みせず幅広い業種の企業に応募しました。

とは言っても、名前の知れている企業や業務が明確な企業、
給与が高そうな企業に目がいったのは事実です。

それから「営業職」も避けていました。
ドラマや漫画の影響からか営業はつらいというイメージがあったからです。
でも営業職を排除すると選択肢が狭まったり、
専門性の高い仕事ばかりになるので営業職にも応募することにしました。

送った書類は落とされてばかりでしたが、ついに1社から面接のお誘いが来ました。
日用品の商社で、大手ドラッグストアをお客さんとしている企業でした。
面接に進めたことは本当にありがたかったです。

面接の当日、少し早く企業のあるビルに到着しました。
それは小さな古いビルでした。
人間は贅沢なものです。
バイト経験しかない自分と面接してくれるというのに、
「もしかするとこのビルに何十年も通う人生になるのか」
と思ってしまいました。
これは傲慢だったのでしょうか、向上心だったのでしょうか。

柔和で素敵なお人柄の社長が面接してくださり、
しがない自分の経歴を興味深そうに聞いてくださいました。
教養のある方で演劇のことをスラスラ話されるので驚きました。
面接は緊張というよりも楽しい時間を社長のおかげで過ごすことができました。

初めての企業訪問、初めての面接、初めての社長さん。
自分の中でひとつスイッチが入った気がしました。
この世界には自分の書類を見て採用を検討してくれる企業があることは確かなんだ。
たった1社の事例であっても、この事実は自分にとって大きなものでした。

続きはまた書かせていただきます。
今日も読んでくださってありがとうございます。











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