離婚まで…39

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いよいよ「離婚裁判」にたどり着けそうだ。

無料相談に行った際、女性の弁護士が付いてくれるというので
その弁護士さんにお願いすることにしていた。

その女性の弁護士さんは、私の話を丁寧に、そして優しく聞いてくれた。

母親の虐待の話や、金銭の話、離婚裁判には全く関係のない話だったが、
「あなたのことをキチンと知ったうえで裁判をしたい」
といってくれた。

優しい表情から、時折厳しい表情に変わるときも私は必死になって話した。

そして、2時間くらい話した。

弁護士さんはなぜか泣いていた
そして一通り話終わると
「よく生きてこれたね…偉かったね」
と言った…。

私はこれまで「褒められたこと」など一度もない。

邪魔にはされても
褒めれれることはなかった

まして「生きてきた」ことに対してなど
誰も認めてはくれなかった。

「普通」のことが
「普通」ではない。

私は「この弁護士さんならお願いしたい!」
そう思った。
そして、絶対「息子も養育費も慰謝料も取ってやる!」

弁護士さんとそう約束した。

そして、「着手金」のお金も渡した…。

数日後には旦那のほうに手紙がいくらしい。

「裁判を起こしました」という内容のものだそうだ。

数日後、打合せのために弁護士さんのところへ行った。

前回は旦那や母親のことを中心に話してきたが
今度は子供のことや、これからのことなどを話したりした、

今後のことは私にとっても重要なポイントとなる。

けれど、今「不利な状況だ」という。

なぜなら私に「両親がいない」から…

それはなにを意味するかというと

「息子を引き取れない」
ということだった、

それには愕然とした。

息子…

言葉が出なかった…

それだけで負けた気がした。

なぜ息子が引き取れないか、それにはもう一つ
問題があった。

今いる二人の子供たちが
「施設」にいることだ。

それを知られたら全員取られてしまう可能性がある、
ということだった、

!!!!

それはなんとしても避けたい!

両方は取れない…か…。

弁護士さんは「離婚を最優先にして子供のことはあきらめてもらうしかない」
と言われた。

その方向でなら確実「勝てる」
と…。

私は長男は諦めよう…

それしかない。
そうしなければならないんだ

自分に言い聞かせた。

今の子供たちと一緒に住むために今頑張ってるんだ!
妊娠を疑ったようなところにやってどうする!

自分で…
一人で…
絶対育てる!

あんな母親のようにはなりたくない!

色んな感情が入り混じったが、
それしか方法はなかった。

もう迷わない!

長男は離したくなかったけど
全部が全部「自分の思い通り」に法律はできていないことは
弁護士さんからも何回も言われてきた

必ずしも「弱いもののためだけにあるものではない」ことも…

今自分が頑張れば二人の子供は一緒に居れる。
無理すると全員いなくなる。

天秤にかけれるわけもないが

二人だけは守れるなら守りたい。

離婚裁判はこうして進んでいく形になった。

もうそろそろ旦那側にも手紙が着いているはずだ。

1回目の裁判も近いことだろう。

弁護士さんいわく、
「手紙を放置したり、呼び出しのときに応じなければ、こちら側の意見が100%通る、こちら側の意見を全部聞きますよということになるから多分無視はできないだろうけどね」
と言っていた。

旦那も弁護士をつけてくるのか、どうなのかは全くわからなかった。

そして、1回目の裁判が行われた。
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