運も実力のうち⑥~ソムリエが語るウイスキーの話~

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コラム
さあ、最後の国となりました。

その国とは、


日本です!!


日本のウイスキーは前述の4か国のウイスキーほどの歴史はございませんが、世界に認められたウイスキーなので是非紹介させてください。

日本のウイスキーを語るには欠かせない人物が一人います。その名は竹鶴政孝です。「マッサン」という彼を題材にしたドラマがありましたね。彼なくしては今のジャパニーズウイスキーはありません。今回は主に彼の話をしていきます。

日本のウイスキーが世界で評価され始めたのは2000年以降です。「シングルカスク余市10年」がブラインドテストでスコッチやバーボンを抑え世界最高評価を受けます。このころからジャパニーズウイスキーが世界から注目を集めます。

そんな日本のウイスキーですが政孝が学生のころ、それはそれは粗悪なものでした。アルコールの香料や甘味料が含有されたものでイミテーションと呼ばれていました。学生の正孝は醸造学を学んでおり、卒業後「摂津酒造」という会社に入社します。

第一次世界大戦中は武器の火薬製造にアルコールが必要であったため摂津酒造は大儲けをしていました。その従業員ということで、政孝は兵役を免除されます。社長の阿部は政孝の兵役免除を知り、あることを提案します。

スコットランドでウイスキーの製法を学んでこないか?

阿部はイミテーションでは満足できない時代が来ると予想していました。本格ウイスキーを造りたいと考えていたところで政孝に白羽の矢が向きました。留学資金もすべて援助するというのですから、政孝も驚きです。二つ返事でOKし、スコットランドへ向かいます。

神戸港から旅立つ政孝、そこにはとある運命の人物が見送りに来ていました。


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